24枚目となる新作も完成させ、いよいよ本格復帰に向けて動き出したヘヴィメタル界の英雄SAXON。その最新ステージを伝える極上ライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「2021年8月15日BLOODSTOCK OPEN AIR公演」。英国を代表するメタルフェスの最終日に出演した際の極上オーディエンス録音です。カバーアルバム『INSPIRATIONS』も記憶に新しいSAXONですが、オリジナル新作も完成させており、タイトルは非公表ながら発売日も発表済み。まずは、そんな活動再開の近況を俯瞰してみましょう。2021年 《3月19日『INSPIRATIONS』発売》・8月15日:BLOODSTOCK OPEN AIR出演 ←★ココ★・11月13日:METAL HAMMER PARADISE出演・12月3日+4日:RUHRPOTT METAL MEETING出演 2022年・1月28日:グラスゴウ公演《2月24日:新作リリース予定》これが現在までに公表されている2021年/2022年のスケジュール。2019年に大々的にデビュー40周年を祝うはずでしたが、新型コロナ・パンデミックによって頓挫。ビフ・バイフォードのソロ作『SCHOOL OF HARD KNOCKS』やカバーアルバム『INSPIRATIONS』で繋いできました。そして、2021年にいよいよ復活の狼煙を上げた。現在もツアーではなく散発的なフェッス出演しか公表されていないものの、“BLOODSTOCK OPEN AIR”出演はその第一弾なのです。そんなショウで記録された本作は、「超」付きの極上録音。カンの鋭い方ならもうピンと来ていると思いますが、本作を記録したのは同時リリースのJUDAS PRIEST篇『BLOODSTOCK OPEN AIR 2021(Shades 1391)』と同じ録音家で、野外録音の旨みを最大限に活かした超極太サウンド。ステージから離れたPA塔に向けたマイクから録音したと思われ(推測)、出音がゼロ距離ド密着で捉えられつつ、現場の熱狂は遙か彼方。現場の風の影響か、ヘッドフォンで耳を澄ますと微妙に音色に揺らぎも感じますが、ほぼほぼ「ミックス卓の直結サウンドボード!?」と思うほどの極上サウンドなのです。その超ダイレクト&パワフル・サウンドで描かれるのは、40年の栄光をギュギュッと濃縮しつつ、公式作『THE EAGLE HAS LANDED 40 LIVE』とも異なる名曲選。ここで比較しながら整理してみましょう。80年代クラシックス(10曲)・STRONG ARM OF THE LAW:Strong Arm Of The Law(★)・WHEELS OF STEEL:Motorcycle Man(★)/Wheels Of Steel(★)/747 (Strangers in the Night)・DENIM AND LEATHER:Denim And Leather/Never Surrender(★)/And The Bands Played On(★)/Princess Of The Night・POWER & THE GLORY:The Eagle Has Landed/Power And The Glory 90年代以降(5曲)
・SOLID BALL OF ROCK:Solid Ball of Rock(★)・DOGS OF WAR:Dogs of War(★)・BATTERING RAM:Battering Ram・THUNDERBOLT:They Played Rock and Roll/Thunderbolt ※注:「★」印は公式作『THE EAGLE HAS LANDED 40 LIVE』では聴けない曲。……と、このようになっています。JUDAS PRIESTのような超激レア曲でびっくりされることもなく、往年の代表曲をしっかりと押さえた正道グレイテスト・ヒッツ。『THE EAGLE HAS LANDED 40 LIVE』がヒネリの利いた特別セットだったこともあってか被っている曲は約半分で意外なほど少なく、残り半分も80年代・90年代の代表曲。本作単体でも聴き応え満点のライヴアルバムですし、『40 LIVE』の補足編としても美味しいのです。注目された新曲の披露はなかったものの、その堂々たるステージングで王者の風格を見せつけたSAXON。その最新ステージを超極上サウンドで体験できる新名盤です。話題沸騰のJUDAS PRIEST篇の姉妹作でも美味しい1本。「2021年8月15日BLOODSTOCK公演」の極上オーディエンス録音。同時リリースのJUDAS PRIEST篇『Shades 1391』と同じ録音家コレクションで、野外録音の旨みを最大限に活かした超極太サウンド。ステージから離れたPA塔に向けたマイクから録音したと思われ、出音がゼロ距離/ド密着で捉えられつつ、現場の熱狂は遙か彼方。ほぼ「ミックス卓の直結サウンドボード!?」と思うほどの極上サウンドです。セットの半分は公式作『THE EAGLE HAS LANDED 40 LIVE』とも被らず、往年の名曲もたっぷり。王者の風格を見せつけた英雄SAXONの最新ステージをフル体験できる新名盤です。
Ronnie James Dio Stage, Catton Park, Walton-upon-Trent, UK 15th August 2021 ULTIMATE SOUND
Disc 1(37:13) 1. Intro 1 Brian Blessed 2. Intro 2 3. Motorcycle Man 4. Battering Ram 5. Wheels Of Steel 6. They Played Rock and Roll 7. Strong Arm Of The Law 8. Denim And Leather
Disc 2(44:27) 1. MC 2. Thunderbolt 3. Never Surrender 4. The Eagle Has Landed 5. Dogs Of War 6. Solid Ball Of Rock 7. And The Bands Played On 8. Power And The Glory 9. 747 (Strangers in the Night) 10. Princess Of The Night
Biff Byford - vocals Paul Quinn - guitar Doug Scarratt - guitar Nibbs Carter - bass Nigel Glockler - drums