1985年に自ら立ち上げたレーベル、キャラバン・オブ・ドリームズを契機に何度目かになる全盛期を迎えたオーネットが、87年の傑作「イン・オール・ランゲイジズ」の再現ライヴとなる、第一部でプライム・タイム、第二部でクラシック・クァルテット、最後は全員で締めくくるという、夢のような1987年ニューヨーク、タウン・ホールに於けるJVC ジャズ・フェスティバル公演を極上高音質サウンドボードにて収録した2枚組が初登場!75年のマイルスの一時引退後、取って代わるように独自の強烈なエレクトリック・ジャズ・ファンク路線を新たに提示した、76年の大名盤「ダンシング・イン・ユア・ヘッド」から生まれたプライム・タイムによる第一部は、ジャマラディーン・タクーマ、バーン・ニックス、カルヴィン、ディナードらによるエレクトリック・ダブル・クァルテット編成で、ジェリー・ガルシアとの共演で話題となったアルバムのタイトル曲「ヴァージン・ビューティー」から始まり、翌年発表のパット・メセニーとの共演作の「ソング X」など、幾難学的なエレクトリック・ハーモロディクス・サウンドを畳み掛ける圧巻の演奏が強烈の一言に尽きます!続く第二部は、オーネットが唱えた、旋律、リズム、ハーモニーが相互に作用し、メンバーが各々自由に演奏しながらも、きちんと“音楽”として成立するというハーモロディクス理論を最も早くから実践した、ドン・チェリー、チャーリー・ヘイデン、エド・ブラックウェル、そしてオーネットから成る久し振りのクラシック・クァルテットによる演奏で、このクァルテットが初めて組まれた1960年に戻ったかのフレッシュな感覚を持ちながらも、全員が自信に溢れた堂々とした演奏が圧巻の一言!しかし、アコースティックとエレクトリックと楽器も、編成も違えど、どこから聴いても違和感なくオーネット・ミュージックとして聴かせるところがオーネットのオーネットたる所以なのでしょう…そのことを証明するかのように、最後はクァルテットとプライム・タイムが合体し、1+1が2では無く、10にも100にもなる演奏で締め括る凄まじき大名演奏がここに!Live at JVC Jazz Festival Town Hall,New York,NY June.23.1987 Disc 1 1. In All Languages 2. Song X 3. Story Tellers 4. The Good Life 5. Mothers of the Veil 6. Band Intros Ornette Coleman - as,tp,vln Charles Ellerbee - elg Bern Nix - elg Al McDowell -elb Jamaaladen Tacuma - elb
Disc 2 1. Peace Warriors 2. Latin Genetics 3. Lonely Woman 4. Word for Bird 5. Africa is the Mirror of all Colors 6. Kathelin Gray 7. The Sphinx 8. Theme from a Symphony w/The Quartet & Prime Time Ornette Coleman - as,tp,vln Don Cherry - tp Charlie Haden - b Ed Blackwell - ds