理想のメンバーを迎えて自身のジャズ観を具現化させた至高のアコースティック・セッションを収録した80年代ジャズの頂点を極めた大名盤「80/81」とは違う変則メンバーによる、其々30分に及ぶ3曲90分というインプロビゼーションを極限まで突き詰めた稀少なライヴが初登場!!アルバム「80/81」と同メンバーでのツアーは1981年になり実現するが、それ以前にメセニーにとって実験であり挑戦ともとれる興味深いメンバー、敬愛するオーネット・コールマンのカルテットやチャーリー・ヘイデンのリベレーション・ミュージック・オーケストラ、キース・ジャレットのアメリカン・カルテットなどで活躍し、ジョシュア・レッドマンの実の父でもあるデューイ・レッドマンに、オーネットと共にメセニーが最もリスペクトするメセニーと同郷の巨匠チャーリー・ヘイデンという「80/81」のレコーディングにも参加の2人に、チャーリーとは最も相性が良く、ジャズ界屈指のリズム・セクションといわれる、セロニアス・モンク、レニー・トリスターノ、ポール・プレイ、チック・コリア、キース・ジャレット、菊地雅章、そしてスコット・ラファロとの歴史的ビル・エヴァンス・トリオと、ジャズ史に燦然と輝くピアノ・トリオ長年の歴史に何十年もリアルタイムで活躍したジャズ史上最も偉大なドラマーのひとりといわれる、実はこのカルテットの肝といえるポール・モチアンという、キース・ジャレット・アメリカン・カルテットでの3人にして、オーネット所縁の2人という、当時のジャズ・シーンにおいて最も創造力を有する途轍もない3人に真っ向勝負で挑むパットという凄まじいカルテットが、予定調和など一切介せず、それぞれが持つ能力の全てを発揮する1980年後半に短期間行われた全米ツアーよりツアー2日目の10月31日デトロイト・ベイカーズ・キーボード・ラウンジでのライヴを、ステージ上のポール・モチアンに近い場所に立てられたマイクで関係者が記録用に録音したマスターに、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施した高音質ステレオ・サウンドにて1時間半に渡り完全収録した2枚組が入荷しました!!ライヴは1時間半ですが、セットリストはパット/ライル・メイズの「オフランプ」にオーネットの「ターンアラウンド」に、パットのギターが大暴れする未発表曲のたった3曲、といってもそれぞれが30分という長尺で演奏される鬼のような内容。スタジオ・アルバムでは時間の制約のため各メンバーのソロは必要最小限に抑えられているため、あくまで楽曲の完成度を高める編集が行われているが、やはりこのメンバーなら其々のインプロビゼーションを誰もがとことん堪能したいと思うはず。そのファンの溜飲を下げるのは、編集が施されない生のパフォーマンスをまんま収録したコレクターズ盤が最適なのは言うまでもない。巨匠3人に臆する事なく、いち演奏者としてギターを掻き鳴らすパット。当時はモダン・ジャズの最先端に君臨し、オーネット・コールマンと並びフリー・ジャズ革新者の一人として広く認知されているチャーリーのドスの効いたダブル・ベース、その多彩な表現力で、まるで歌っているようなドラムを叩ける稀有なドラマー、モチアンがガッチリと屋台骨を支え、特に本録音ではモチアンのドラミングの細部まで捉えられておりその筋の方は必聴っ御座います。そしてハードバップをベースにフリー・ジャズとブルーズをリンクさせる圧巻のブローを誇るデューイと、一切の妥協も許さない!これぞ本物のジャズじゃあ!殺気さえ漂う本気のセッションに酔う!!Live at Baker's Keyboard Lounge,Detroit,MI October.31.1980 Disc 1 1. Offramp Disc 2 1. Turnaround 2. Unknown Pat Metheny - Guitar Dewey Redman - Tenor Saxophone Charlie Haden - Bass Paul Motian - Drums