海外マニアによって初めて正常なピッチに補正され更にリマスター処理も施されたマスターから収録した世界遺産的ライブ音源です。チャーリー・パーカーの出演場所は《The Finale》というクラブ、1944年にオープンしてから、度々経営者が代り、神出鬼没で、店の住所は転々とした。モグリ営業であったことは明らかですが、チャーリー・パーカーは1946年3月ころからハワード・マギー(tp)のバンドに飛び入りし、やがて20才のマイルズ・デイヴィス、ジョー・オーバニー(p)、アート・ファーマーの双子の兄弟アディソン・ファーマー(b)、チャック・トンプソン(ds)とバンドを組んで出演。おかげで《The Finale》はバップの聖地の様相を呈したそうです。『Dilal』というマイナー・レーベルを起こしたばかりのロス・ラッセルは、ここに足繁く通って録音契約を取り付け、演奏の模様はLAやパサデナのラジオ局が中継放送していました。
ライブ・アット・ファイナルクラブ、リトル・トーキョー、ロサンジェルス 1946 1.Billie's Bounce 2.Ornithology(inc) 3.All The Things You Are 4.Blue 'N' Boogie 5.Anthropology / Announcement
チャーリー・パーカー(as) マイルス・デイビス(tpt) ジョー・アルバニー(p) アディソン・ファーマー(b) チャック・トンプソン(dr)