
「DEFINITIVE GET BACK」の一枚目に収録された「Get Back Mark I」はアセテート固有のノイズを緻密に取り除いてみせたことで2019年のリリース時から大きな話題を呼んだもの。あれだけ激しく鳴っていたアセテート・ノイズが奇麗さっぱりなくなったことで初心者からマニアまで楽しめるバージョンへと昇格した一方、そうした処理が施されていない生のままのアセテートを聞いてみたい…と思うのは当然。そこで大本のアセテートをノン・イコライズにて収録してみせたという、あまりにも贅沢なCDがこちら。このピュア・アセテートな状態を収録したアイテムとしては過去に「UNTOUCHED OFF ELEKTRA ACETATE」が知られていましたが、そちらがCD化の際に音圧を上げていた(そのせいで音が割れている箇所もあった)のに対し、こちらはそうした処理すら施していない、完全なアセテートありのままの状態。ありのままの状態と言えば聞こえはいいですが、当然ながら冒頭の「Get Back」から普通のビニール・アナログでは入らないような大きめのスクラッチ・ノイズがばっちばちと入ってきます。これがアセテートというもの。これだけ生じていたノイズを「DEFINITIVE GET BACK」は取り除いていたのだ…と再認識されるはず。そうは言っても一切イコライズを施していない状態ですので、ノイズが入りまくる一方、これぞアナログチックな非常にナチュラルで鮮度の高い質感がたっぷり味わえるのも事実。しかも手軽に聞けてしまうというのも便利なことこの上ない。何よりマニアならアセテートそのものを楽しみたいところかと。このようにマニア向けCDではありますが、今回の「DEFINITIVE GET BACK」の比較資料としてこれほど最適なものはない。そのナチュラルな音質に留まらず、収録状態そのものが一級品だと断言いたしましょう。 [Glyn Johns 30th January 1969 Mix] (37:59)
1. Get Back 2. Teddy Boy 3. Two Of Us 4. Dig A Pony 5. I've Got A Feeling 6. The Long And Winding Road 7. Let It Be 8. Don't Let Me Down 9. For You Blue 10. Get Back 11. The Walk