チックの最高傑作と言われるアルバム「マッド・ハッター」リリース後もワールド・ツアーから5月10日にオーストラリア、シドニーのリージェント・シアターにおけるライブの模様を発掘された放送音源をマスターとし収録されたオフィシャル級音質のライブ2枚組となります。RTFを発展解消させリリースしたアルバム「マイ・スパニッシュ・ハート」、そして誰もが知るルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」をモチーフとしたアルバム「マッド・ハッター」はチック・コリアの作曲家としての感性が最高潮に達したアルバムとして彼の数多いアルバムの中でも名作中の名作と言われています。今回リリースされたライブは、その2枚のアルバムからピックアップされた楽曲を中心としたワールド・ツアーからの音源となります。サックスにはチックが信頼しているジョー・ファレルとなり、彼の豪快なサックスや哀愁あるフルートなどお聴き頂けます。またベースにはマハヴィシュヌ・オーケストラに参加して惜しくも今年(2021)に亡くなったリック・レアードとなります。アルバムではエディ・ゴメスが参加していましたがワールド・ツアーからリックが参加するようになりました。このライブをお聴きになればこの変更が大成功と誰もが確信できるプレイとなります。更にストリングスもライブには参加していますのでアルバムの音楽性を再現しています。またアルバム「浪漫の騎士」に収録されている「道化と暴君の決闘」は、パート1、パート2と23分を超える大作となって演奏されています。これはファン必聴間違いなしです。完全オフィシャル級クオリティでありつつ、公式作とはまるで違うカラフルなショウがたっぷり楽しめます。
ライブ・アット・リージェント・シアター、シドニー、オーストラリア 05/10/1978
Disc 1 1.Nite Sprite 2.Glebe St.Blues 3.Tweedle Dum / Dear Alice 4.Duel Of The Jester And The Tyrants Disc 2 1.Spanish Fantasy(Pt.1) 2.Spanish Fantasy(Pt.2) 3.Spanish Fantasy(Pt.3) 4.Spanish Fantasy(Pt.4) 5.Spain
Chick Corea(p) Joe Farrell(ts, ss, fl) Rick Laird(b) Ron Moss(tromb) Jim Pugh(tromb) Al Vizzutti(tpt) Bob Zottola(tpt) Tom Brechtlein(dr) Gayle Moran(voc, keyb) Paula Hochhalter(cello) Judy Geist(viola) Carol Shive(violin) Charles Veal(violin)