ツアー後半に入り、益々過熱している2021年版“NO FILTER Tour”。ツアーをリアルタイム・レポートする最新ライヴアルバムが2種登場です。本作はその第二弾。ツアー11公演目となる「2021年11月11日アトランタ公演」の傑作オーディエンス録音です。今回の更新が行われている頃には12公演目のデトロイトが終了して間もないタイミングですので、まさに最新の音レポートとなるわけです。そして、そのサウンドも特筆モノ。タイトル通りスマホ録音ですので「極上・超絶」と喧伝するわけにはいきませんが、決して侮れない。やや空気感も吸い込みつつ、そのド真ん中を貫く芯はしっかりと密度が高く、ミックのヴォーカルも歌詞の一語一語が聴き取れるほどにクリア。それにしても演奏を邪魔するほどではありませんし、ホール鳴りが輝きや現場スペクタクルに転化されるタイプの佳作録音です。そのブリリアントなサウンドで描かれるのは、レア曲も美味しいフルショウ。ここでセットも整理しておきましょう。固定曲
Tumbling Dice/You Can't Always Get What You Want/Living In A Ghost Town/Start Me Up/Honky Tonk Women/Miss You/Midnight Rambler/Paint It Black/Sympathy For The Devil/Jumping Jack Flash/Gimme Shelter/(I Can't Get No) Satisfaction 日替わり曲・キース・コーナー:Connection/Slipping Away・その他:Street Fighting Man/Let's Spend the Night Together/19th Nervous Breakdown/Shattered(★)/She's A Rainbow(★)※注:上記はアトランタ公演(11/11)までのセット情報から構成。「★」印は2021年の初登場曲。……と、このようになっています。なんとも堂々としたセット。「日替わり」というか「準・固定」と呼んだ方がしっくりくる「Street Fighting Man」「Let's Spend the Night Together」「19th Nervous Breakdown」が並び、キース・コーナーも今回ツアーの定番「Connection」「Slipping Away」ががっちり脇を固めている。その強固な土台に割って入るのがいよいよツアー初登場となった「Shattered」と「She's A Rainbow」! リクエストの「She's A Rainbow」はアトランタが地元のチャック・リーヴェルの見せ場もあるレア曲ですし、「Shattered」はスティーヴ・ジョーダンのビートで見事に生まれ変わっています。実のところ、ツアー後半に入ってからは雨に祟られたダラスや本調子に戻りきれないラスヴェガスなど、今ひとつなショウが続いてもいました。しかし、しっかりと休養したアトランタでは久々の快演となりました。その現場を絶品のサウンドでいち早くフル体験できる音のレポートです。2021年をひた走る“NO FILTER Tour”の最先端、ツアー11公演目を最新レポートするライヴアルバムがリリース。スマホ録音とは思えないほどのクリア・サウンドで、ツアー初登場となる「Shattered」「She's A Rainbow」も楽しめるライヴアルバムです。Mercedes-Benz Stadium, Atlanta, GA, USA 11th November 2021
Disc 1 (67:10) 1. Intro 2. Street Fighting Man 3. Lets Spend The Night Together 4. 19th Nervous Breakdown 5. Words For Charlie 6. Tumbling Dice 7. Shattered★ 8. She's A Rainbow★ 9. You Can't Always Get What You Want 10. Living in a Ghost Town 11. Start Me Up 12. Honky Tonk Women
13. Band Introductions 14. Connection 15. Slipping Away
Disc 2 (60:52) 1. Miss You 2. Midnight Rambler 3. Paint It Black 4. Sympathy for the Devil 5. Jumping Jack Flash 6. Gimme Shelter 7. Satisfaction