2005年のSt. Paul公演を収録したTrial時代の傑作「ST. PAUL 2005」が新たにリマスターされ復活が決定しました。「ア・ビガー・バン」ツアーの初期は2005年当時、ストーンズが始動したばかりということでちょうど昨年末と同じようなリリース・ラッシュの状況となりました。ところがその初期のツアーを捉えた音源は音質の冴えないものばかり、しかもリリースが乱立するという状況でした。そんな中リリースされた「ST. PAUL 2005」も既に2006年の来日公演を控えた時期のリリースということで時間が経過しておりやむなくリリースにとどまってしまいました。ところがリリース当初から「この音質の良さは2005年ツアーでも別格」と好評を呼びました。何しろ2005年ツアーは音の遠い録音が多く、そんな中で唯一と言えるほどオンな音像で捉えられた極上の録音、さらにズッシリと響く低音など今こうして聴いてもやはり素晴らしい音質であることを痛感します。そこでストーンズのデビュー50周年と昨年からの再始動を記念し、遂にこの音源のリリースが実現となりました。しかもこの日はツアー開始から6公演めということもあり、ツアー開始直後の拙い演奏から一皮むけた素晴らしい演奏も聴きどころ。中でも「Rocks Off」は70年代を彷彿させると言っても過言でないような素晴らしい演奏が聴けました。しかも音質がまた素晴らしいので、この演奏を始めとしたこの日のステージも迫力もリアルに感じることが出来る秀逸な録音であります。その一方でこの時期のステージではミックの歌が不安定になるという、イヤー・モニターの不調から来たと思われるトラブルが頻発した時期でもありますが、案の定「Sympathy For The Devil」の前半部分でこの日もトラブルが起きてしまいます。ミックは通常と違うメロディを歌っていて、一歩間違えると外してしまいそうな手前で踏ん張っている様子がはっきりと解ります。昨年の結成50周年記念ツアーでもニューアークの初日では同様のトラブルがしかも同じ曲で起きていたのは記憶に新しいところですが、7年の歳月を経てもこのようなトラブルに苛まれてしまうイヤモニとはいかほどのものなのでしょう？と突っ込みの一つも入れたくなるようなトラブルもまたストーンズならではの場面で、ツアー序盤の緊張から解き放たれた演奏とそのようなハプニング、どちらもリアルに楽しめる優良音源（Bステージでの音質の変化もあまり気になりません）が遂にリリース決定です！Live at Xcel Energy Center, St. Paul, Minnesota, USA 6th September 2005 PERFECT/TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) UPGRADE
Disc 1(58:00) 1. Intro. 2. Start Me Up 3. You Got Me Rocking 4. She's So Cold 5. Tumbling Dice 6. Rough Justice 7. Back Of My Hand 8. Beast Of Burden 9. Rocks Off 10. Night Time Is The Right Time 11. Band Introductions 12. The Worst 13. Infamy
Disc 2(55:30) 1. Miss You 2. Oh No, Not You Again 3. Satisfaction 4. Honky Tonk Women 5. Sympathy For The Devil 6. Jumping Jack Flash 7. Brown Sugar 8. You Can't Always Get What You Want 9. It's Only Rock 'n Roll
Mick Jagger - Vocal, Guitar, Harmonica Keith Richards - Guitar, Vocal Ronnie Wood - Guitar Charlie Watts - Drums
Darryl Jones - Bass, Backing Vocal Bobby Keys - Tenor Saxophone Chuck Leavell - Keyboards, Backing Vocal Lisa Fischer - Backing Vocal, Percussion Bernard Fowler - Backing Vocal, Percussion Blondie Chaplin - Backing Vocal, Guitar, Percussion
Tim Ries - Saxophone, Keyboards Michael Davis - Trombone Kent Smith - Trumpet
