「ア・ビガー・バン」ツアー二年目となる2006年UKツアーからシェフィールド公演を完璧なオーディエンス録音で完全収録した名盤がリマスターされた上で遂にリリースが実現。その音質たるや「オンな」どころか「クローズアップ」な迫力の音像が素晴らしく、名録音でありました。しかもこの前のショウだった8月25日のグラスゴー公演が当時BBCラジオで放送されて定番音源となった時期でしたが、それをも圧倒するような高音質、しかもグラスゴーの放送用音源のようなカットのない完全収録となれば、ようやく実現したアップグレード・リリースも当然と言えるでしょう。しかも「ア・ビガー・バン」のツアー開始から一年が経過し、この日のストーンズの演奏は非の打ちどころのない素晴らしい演奏の連発となります。「Let's Spend The Night Together」からこのツアーの目玉だった「Sway」辺りまでのスピード感あふれる演奏はただただ素晴らしいの一言。まさに乗りに乗った演奏の勢いを最高の音質で味わってみてください。キースだけはオープンGチューニングのギターのジレンマか「Start Me Up」のイントロを弾こうとして「Brown Sugar」のイントロを弾いてしまう(本人が慌てて止めてます)という大ボケをかましてくれますが、バンド全体がそれくらいのハプニングを前にしてもまったくブレない演奏を続けています。ツアー開始から一年経った成熟ということ加え、やはりイギリス本国での演奏はストーンズの気合も一味違うということでしょうか。この録音はBステージに移っても極端な音質の変化がなく、相変わらず迫力の音圧で聴けるというのも大きな魅力。今改めてこの録音を聴き直してみてもその圧倒的なアドバンテージはまったく揺らいでいないことに驚かれるかもしれません。そしてオフィシャルでも2005年シークレット・ギグの音源がリリースされるなど、「ア・ビガー・バン」ツアーの再評価も高まる中、ストーンズの再始動とデビュー50周年を記念して遂に実現リリースは世界中のファン待望と言えるでしょう!
Live at Don Valley Stadium, Sheffield, UK 27th August 2006 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) UPGRADE
Disc 1(60:13) 1. Opening 2. Jumping Jack Flash 3. Start Me Up 4. She's So Cold 5. Let's Spend The Night Together 6. Sway 7. Streets Of Love 8. Bitch 9. It's Only Rock 'n Roll 10. Tumbling Dice 11. Band Introductions 12. Slipping Away 13. Before They Make Me Run
Disc 2(50:53) 1. Miss You 2. Rough Justice 3. Get Off Of My Cloud 4. Honky Tonk Women 5. Sympathy For The Devil 6. Brown Sugar 7. You Can't Always Get What You Want 8. Satisfaction
Mick Jagger - Vocal, Guitar, Harmonica Keith Richards - Guitar, Vocal Ronnie Wood - Guitar Charlie Watts - Drums
Darryl Jones - Bass, Backing Vocal Bobby Keys - Tenor Saxophone Chuck Leavell - Keyboards, Backing Vocal Lisa Fischer - Backing Vocal, Percussion Bernard Fowler - Backing Vocal, Percussion Blondie Chaplin - Backing Vocal, Guitar, Percussion
Tim Ries - Saxophone, Keyboards Michael Davis - Trombone Kent Smith - Trumpet