イアン・ギランを迎えたカルト名盤『BORN AGAIN』。その真の姿とも言うべき伝説テープが最新技術と「GRAF ZEPPELIN」によるマスタリングで誕生! 完全に生まれ変わったサウンドをCDで緊急リリース決定です!!【サバス音源史の伝説である“BORN AGAINデモ”】その伝説テープとは、通称「THE MANOR TAPE」。『BORN AGAIN』が制作されたオックスフォードの“The Manor Studio”から流出したステレオ・サウンドボード録音です。その中身は『BORN AGAIN』制作中のデモ。そう、2004年に発掘された“UNMIXED DEMOS”です。このデモ発掘は、まさにサバス音源史の一大事件でした。当時は未発表曲だった「The Fallen」が初めて公になり、作曲途中のような中途半端なテイクは1つもなく、各曲のミックスも大きく異なる別バージョンぞろい。特に「Zero The Hero」は9分以上、「Stonehenge」は5分以上とアルバムを大きく上回る長尺版でしたし、「Disturbing the Priest」もアルバムにはない不穏なギターイントロが付いているなど、「もう1つのBORN AGAIN」と呼ぶに相応しい音楽作品だったのです。その衝撃は一般音楽誌にも取り上げられ、赤青反転したオリジナル・カバーをご記憶の方も多いのではないでしょうか。しかも、このデモは演奏だけでなくサウンドも話題を呼んだ。そもそもオフィシャル盤『BORN AGAIN』はトニー・アイオミやギランから「ミックス段階で勝手に変えられてしまった」「本来のサウンドではない」「自宅にあるデモは凄い音なんだ」と言われてきたアルバム。アイオミやギランが言う「俺が持ってるデモ」と同じものかは断言できませんが、このデモは仮ミックス段階であり、「本来のサウンドが聴ける!」と世界中のマニアが色めき立ったのです。その後、世界中でコピーブートが制作・流通してきたわけですが、そのすべての源泉は1本のカセット・テープ「Black Sabbath 26.6.83」と手書きされた「THE MANOR TAPE」なのです。本作は、そのオリジナル・カセット現物を2021年のハイエンド機材で再デジタル化。最近、PINK FLOYDなどのリマスター企画が大評判となっている「GRAF ZEPPELIN」による細密マスタリングで磨き上げた最高峰更新盤なのです。【“スタジオの音”が甦るリッチな最新トランファー】そんな本作の工程は精緻を極めました。数々のヴィンテージ録音実績を積んだ機材(機種名はご容赦ください)・環境でデジタル化。この精度が従来盤とはまるで違う。熱心なコレクターの方なら「ダイレクト・コピー」をウリにした既発をご記憶の方もいらっしゃるかも知れませんが、それとは次元が異なる。モコモコと遠くで鳴っていたような既発とは違ってクッキリ鮮やか。15年以上前のトランスファーではスポイルされていた微細なディテールまでキッチリと拾っているのです。さらに素晴らしいのが、無加工感。その最大の要因がノイズの少なさ。実のところ、従来トランスファーでは13khz-20khzに高周波ノイズがあり、それをリダクションで削っていました。しかし、今回のトランスファーではその高周波ノイズが元々ない。そのためノイズ・リダクションをかける必要がなく、肝心の演奏音やヴォーカルにも従来盤のようなジャリジャリとした加工感がない。機微の機微まで瑞々しく、艶やかなサウンドが実現しているのです。そして仕上げのマスタリングも、そんなナチュラル・トランスファーを最大限に活かしている。これに関しては「精度」よりも「コンセプト」の違いと言った方が良いかもしれません。当店では『THE LEGENDARY MASTERS 1983』等でリマスター・バージョンをご紹介した事もありますが、そちらが狙っていたのは「作品感」。オフィシャル作品と演奏やミックスの違いを楽しめつつ、聴き応えでは負けない「もう1つのBORN AGAIN」を目指した。そのため、音圧だけでなくエッジの鋭さや鳴りの金属感もある「ヘヴィメタル・アルバム」に仕上げられていたのです。それに対し、本作のコンセプトは「真実」。音圧稼ぎやエッジの強調、音色などには一切手を触れず、ピッチ・位相ズレの徹底補整といった「基礎・基本」に終始(それが可能なほど、今回のトランスファーが濃密という事でもあります)。テープが吸い込んでいた「音」を最大漏らさず引き出し、スタジオで鳴っていた音自体を再現することに注力している。そのため、本作のサウンドは「ギラギラ」ではなく「ファット・リッチ・ディープ」。もっと言えば「ヘヴィメタル」というよりは「ハードロック的BORN AGAIN」なのです。世界中に広がった「BORN AGAINデモ」の大元カセットが吸い込んでいたサウンドを最大漏らさす甦らせたスーパーナチュラル・アルバムです。これこそ、伝説カセットの真の姿。1983年6月23日に“The Manor Studio”で鳴っていた音がそのままスピーカーから流れ出す歴史の証拠品。(リマスター・メモ)・カセットから新たにデジタル化・過剰なEQ処理は控え、ナチュラル感重視。・前回盤ではヒスリダクションと中域を徹底的に持ち上げた影響でだいぶ「コー」、「ジャリジャリ」という加工ノイズあり。・また前回盤では高域も落としているため、ヒスはありませんがデジタルぽく浮遊した質感でした。・また前回盤では20khz、18khz、15khz、13khzにあった高周波ノイズがありましたが、今回盤は元々なし。・ヒスは多めですがノイズリダクション等は一切掛けてません。・前回盤にくらべ、よりカセットに近い、深みと密度感のあるサウンド・前回盤とは全く違う質感です。遂に聴ける「本来の音」歴史的復刻作業。カルト名盤『BORN AGAIN』のデモ・アルバム。“The Manor Studio”から流出したステレオ・サウンドボード録音で、大元カセットの現物から最新機材で再トランスファーした最高峰更新盤。そのサウンドは圧倒的で、従来トランスファーで発生していた高周波ノイズも一切なし。ノイズ・リダクションが必要ないために演奏音にも加工感がなく、ナチュラルなままで極上。当時未発表だった「The Fallen」や長尺版「Zero The Hero」「Stonehenge」など、公式盤とはまるで違う「もう1つのBORN AGAIN」をリッチでディープなサウンドで楽しめます。
"Born Again" Unmixed Demos recorded at the Manor Studio 1983 Taken from the original "The Manor" master cassette tape, "Black Sabbath 26.6.83" written on labels (50:06)
1. Hot Line 2. Keep It Warm 3. The Fallen 4. Digital Bitch 5. Stonehenge 6. Trashed 7. Zero The Hero 8. Born Again 9. Disturbing The Priest Ian Gillan - Vocals Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Bill Ward - Drums Geoff Nicholls - Keyboards