2021年の日程を終えた再結成GENESISの“THE LAST DOMINO? Tour”。その最新レポートが2作同時リリース決定です。本作はその第二弾となる2公演セット。2日連続となった「2021年11月5日+6日マディソン・スクエア・ガーデン(以後、MSG)公演」の極上オーディエンス録音です。全米ツアーのレポート第一弾となる『RALEIGH 2021』が同時リリースとなる他、『PHILADELPHIA 2021 1ST NIGHT: THE VIDEO』も登場。一気に最新レポートのリリース・ラッシュとなりました。ツアー全体の概要は『RALEIGH 2021』の解説に譲るとして、ここでは全米ツアーの詳細スケジュールから各作品のポジションを確かめておきましょう。・11月15日ー18日(3公演)*11月19日『RALEIGH 2021』・11月20日ー30日(8公演)*12月2日『PHILADELPHIA 2021 1ST NIGHT』・12月3日:フィラデルフィア公演*12月5日:ニューヨーク公演 ←★本作DISC 1-2★*12月6日:ニューヨーク公演 ←★本作DISC 3-4★・12月8日ー16日(5公演)※注:「*」印がリリースとなるコンサート。当代きっての名手による2公演丸ごと録音 これがGENESIS最後となる全米ツアーの全21公演。同時リリースの『RALEIGH 2021』は序盤の4公演目でしたが、本作のMSG公演はグッと進んだ15公演目・16公演目のコンサートでした。そんなショウで記録された本作は、まさに極上のオーディエンス録音。本作の2公演は単に同会場というだけでなく同録音家コレクションでもあるのですが、その録音家こそがただ者ではない。現代の名手として知られる「Tapehead2」氏なのです。この人物はプログレ系を専門としており、様々なアーティストの最新ショウを伝えてくれる音のレポーター。ロジャー・ウォーターズの名盤『LOUISVILLE 2017 MATRIX』やスティーヴ・ハケットの『CRUISE TO THE EDGE 2018』、ジョン・アンダーソンの『PASADENA 2019』やYES&ASIAの『BETHLEHEM 2019』等々、そのコレクションは枚挙に暇がない。フィル・コリンズの復活ソロツアーも『PHILADELPHIA 2018』でレポートしてくれました。本作は、そんな達人サウンドで2公演を丸ごと体験できる超極上セット。実際、本作のサウンドは「まるでサウンドボード」と呼ぶに相応しい。同時リリースの『RALEIGH 2021』はわずかではあってもホール鳴りを吸い込んでいましたが、本作は輪郭キリッと際立った芯がゼロ距離感覚で耳元に飛び込んでくる。曲間になるとリアルな喝采が沸き起こりますし、フィルのMC声にも空間感覚が宿る。しかし、実演中は「これのどこがオーディエンス!?」と耳を疑う超ビビッド感が強烈なのです。わずかなポジション差もビビッドに感じる超繊細サウンド しかも、2公演とも超極上で酷似している。その要因はもちろん録音ポジション。MSG初日(DISC 1-2)は「セクション115の11列目」で、2日目(DISC 3-4)は「セクション116の9列目」。MSGの場合、セクション115と116に距離的な違いはほとんどなく、ほとんど同じ環境なのです。ただし、酷似していても同じではない。ヘッドフォンで同じ曲を聴き比べてみると、2日目(DISC 3-4)の方が輪郭鮮やかで更にダイレクト感が強い。恐らくは「11列目」と「9列目」という極わずかな違いがサウンドにも影響したのでしょう。本作は、そんな微差までもが克明に感じられるほどの超ビビッド&超繊細でもあるのです。北米ツアー終了と共に飛び出した、最高傑作の候補となる超極上録音。現代プログレ界の名手「Tapehead2」氏の超極上マスターを2公演セットした大傑作です。鳴りの美感を備えた『RALEIGH 2021』か、超ダイレクト感&2公演ボリュームの本作か。もしどうしても1本だけ選ばなければならないなら、万人がびっくりするサウンドの本作か……いや、やはり2作併せて楽しんで頂きたい同時リリース。「2021年11月5日+6日マディソン・スクエア・ガーデン公演」の極上オーディエンス録音セット。2公演とも現代の名手として知られる「Tapehead2」氏の作品で、そのサウンドは「まるでサウンドボード」を地で行く凄まじさ。極太で輪郭までキリッと際立った芯がゼロ距離感覚で耳元に飛び込んでくる。曲間になるとリアルな喝采が沸き起こりますが、実演中は「これのどこがオーディエンス!?」と耳を疑う超ビビッド感が強烈です。最後の全米ツアーのハイライトとなる連続2公演を丸ごと体験できる超娯楽大作です。
Madison Square Garden, New York, NY, USA 5th & 6th December 2021 ULTIMATE SOUND Disc 1(72:48) 1. Intro 2. Behind The Lines / Duke's End 3. Turn It On Again 4. Mama 5. Land Of Confusion 6. Home By The Sea 7. Second Home By The Sea 8. Fading Lights 9. The Cinema Show
10. Afterglow 11. That's All 12. The Lamb Lies Down on Broadway 13. Follow You Follow Me 14. Duchess
Disc 2(72:01) 1. Band Introductions 2. No Son Of Mine 3. Firth Of Fifth 4. I Know What I Like (In Your Wardrobe) 5. Domino 6. Throwing It All Away 7. Tonight, Tonight, Tonight 8. Invisible Touch 9. I Can't Dance 10. Dancing With The Moonlit Knight / The Carpet Crawlers
Madison Square Garden, New York, NY, USA 6th December 2021 Disc 3(72:29) 1. Intro 2. Behind The Lines / Duke's End 3. Turn It On Again 4. Mama 5. Land Of Confusion 6. Home By The Sea 7. Second Home By The Sea 8. Fading Lights 9. The Cinema Show 10. Afterglow 11. That's All
12. The Lamb Lies Down on Broadway 13. Follow You Follow Me 14. Duchess
Disc 4(69:53) 1. Band Introductions 2. No Son Of Mine 3. Firth Of Fifth 4. I Know What I Like (In Your Wardrobe) 5. Domino 6. Throwing It All Away 7. Tonight, Tonight, Tonight 8. Invisible Touch 9. I Can't Dance 10. Dancing With The Moonlit Knight / The Carpet Crawlers
Phil Collins - lead vocals, tambourine Tony Banks - keyboards Mike Rutherford - guitar, bass guitar, bass pedals Nic Collins - drums, percussion Daryl Stuermer - guitar, bass guitar Daniel Pearce - backing vocals, percussion Patrick Smyth - backing vocals, tambourine