今回のリリースは久しぶりにスタジオ・セッションもの。名盤『セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン』のセッション集です。ネット等で出回ったものでなく、正式に譲り受けた超貴重なマスターを使用しています。ここのセッションは『セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン』に収録される『SEVEN STEPS TO HEAVEN』『SO NEAR, SO FAR』『JOSHUA』の3曲のセッションが収録されているわけですが、これらはいずれも『セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン』のハイライトとなる名曲達。LAでマイルス、ジョージ・コールマン、ヴィクター・フェルドマン、ロン・カーター、フランク・バトラーといった編成でセッションが行われたのですが、それから約1ヵ月経ってピアノをハービー・ハンコック、ドラムスをトニー・ウィリアムスに入れ替えNYで再度トライ。結果はご存知の通り後者の演奏がアルバムに収録されるに至ったわけです。当初『LAセッション』、『NYセッション』として別々にリリースされていたものですが、今回はディスク1を“LAサイド”、ディスク2を“NYサイド”としてカップリング。やや音量が不安定だったLAサイドはかなり音質面が改良されました。更にどちらのサイドも改めてトラックが重要なセッションごと細かく切り直され、チャットやサウンド・チェックなどを飛ばして“音楽的”な箇所だけ楽しむ事もできる編集になっています。更に更に“LAサイド”は曲順を入れ替え“NYサイド”と同じ『セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン』の順になり、一層聴き比べやすくなっています。これが最終決定版です。これだけ新たな改良が加われば買い替え必須です。
DISC 1 // LOS ANGELES SIDE Recorded Live at Columbia Studio, Hollywood, Los Angeles, CA, April 16 (Track 3-21) and 17 (Track 1, 2), 1963
Miles Davis - trumpet George Coleman - tenor saxophone Victor Feldman - piano Ron Carter - bass Frank Butler - drums SEVEN STEPS TO HEAVEN (Track 1, 2) SO NEAR, SO FAR (Track 3-5) JOSHUA (Track 6-21)
DISC 2 // NEW YORK SIDE Recorded Live at Columbia 30th Street Studio, New York City, NY, May 14, 1963 Miles Davis - trumpet George Coleman - tenor saxophone Herbie Hancock - piano Ron Carter - bass Tony Williams - drums SEVEN STEPS TO HEAVEN (Track 1-5)
SO NEAR, SO FAR (Track 6-14) JOSHUA (Track 15-17)Soundboard Recording // Original Remastered 2021.