日本洋楽史の一大事件であったKISS伝説の初来日。その現場を超リアル体験できるオリジナル録音が登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「1977年４月２日：日本武道館（夜の部）」公演。かの『ALIVE II』にも採用されたショウの一部始終を体験できる絶品オーディエンス録音です。彼らの初来日と言えば、日本の洋楽シーンにとって伝説中の伝説。当店では、その象徴でもあるTV放送の他、名盤『OSAKA 1977 1ST NIGHT』など、多彩なアイテムでアーカイヴしてきました。まずは、当時の日程でコレクションを整理しつつ、本作のポジションも確認しておきましょう。・３月24日『OSAKA 1977 1ST NIGHT』・３月25日：大阪厚生年金会館・３月26日：京都会館・３月28日：愛知県体育館・３月29日：大阪フェスティバルホール・３月30日：福岡市九電記念体育館・４月１日『FIRST BUDOKAN NIGHT』・４月２日『ALIVE AT BUDOKAN（昼公演）』・４月２日：日本武道館（夜公演）←★本作★・４月４日：日本武道館 ※注：各日とも代表的オーディエンス録音のみ。以上、全10公演。初来日にしてキャリア最多の公演数で列島を蹂躙。まさに事件と呼ぶに相応しい衝撃のジャパン・ツアーでした。特に日本武道館では４公演も実現。特に「４月２日」には１日２公演が行われ、２公演から編集された映像が“ヤング・ミュージック・ショー”で放送されました。本作も同じ「４月２日ですが、その夜の部で記録されたオーディエンス録音ですなのです。そんなショウを真空パックした本作は、まさに絶品のオーディエンス。録音家本人から譲られたオリジナル・マスターなのですが、その人物こそビリー・ジョエル初来日の名盤『TOKYO 1978』を手掛けたテーパーなのです。ビリーも見事なサウンドでしたが、本作も負けずに素晴らしい。決してサウンドボード間違えるような密着サウンドではなく、むしろ極めてオーディエンスらしいヴィンテージ・サウンド。しかし、その空気感が透き通っており、手応えたっぷりの芯が真っ直ぐ手元まで届くのです。そして最大の旨味はマスター鮮度。出自からダビング痕がないのも当然なわけですが、それにしても瑞々しい。ヨレもゴワつきもなく、隅々まで昨日録音したように鮮明。まるで45年間もの時間が存在しなかったかのようにリアルな熱気がスピーカーから吹き出してくるのです。その瑞々しさをより一層感じるのが、現場の熱狂。当時の人気は一種アイドル的でもあり、野太い野郎声だけでなく黄色い嬌声も飛び交いまくる。もちろん、力強い演奏音に蹂躙されはするものの、演奏中でさえ「キャー」という声が薄膜のように広がっている。「Firehouse」では鳴り響くサイレンの中でジーンの火噴きが行われているわけですが、その爆発するような悲鳴の凄い事……。そんな現場のノリは「ロック・コンサートの楽しみ方かくあるべし」が確立する前だった時代の薫りたっぷりでして「まさに洋楽」「これぞ70年代」を肌感覚で味わわせてくれるのです。そんな時代感にコーディングされたショウも1977年の薫り満点。前述のように初来日の武道館と言えばTVプロショットが有名なわけですが、本作は放送されなかったレパートリーもたっぷり。最後に、その内容も整理しておきましょう ・KISS（４曲）：Firehouse／Cold Gin／Nothin' To Lose／Black Diamond・HOTTER THAN HELL（１曲）：Let Me Go, Rock And Roll・DRESSED TO KILL（１曲）：Rock And Roll All Nite・DESTROYER（５曲）：Detroit Rock City／Do You Love Me?（★）／God Of Thunder／Shout It Out Loud（★）／Beth（★＊）・ROCK AND ROLL OVER（４曲）：Take Me（★）／Ladies Room（★）／Makin' Love／I Want You（★＊）※注：「★」印は日本武道館のTV放送プロショットでは聴けない曲。「＊」印は公式『ALIVE II』に採用された曲。TV放送が初来日の象徴として愛され、『ALIVE II』の一部として世界中からも愛された「４月２日の武道館」。そのフルショウを超リアル体験できる新発掘ライヴアルバムです。若々しい生演奏だけでなく、燃え上がっていた「1977年の日本」の熱気がスピーカーから吹き出す１枚。「1977年４月２日：日本武道館（夜の部）」公演の絶品オーディエンス録音。録音家本人から譲られたオリジナル・マスターで、空気感が透き通り、手応えたっぷりの芯が真っ直ぐ手元まで届く。さらに素晴らしいのが現場のリアリティ。野太い野郎声だけでなく黄色い嬌声も飛び交いまくる。「Firehouse」では鳴り響くサイレンの中でジーンの火噴きが行われているわけですが、その爆発するような悲鳴の凄い事……。「70年代洋楽の熱量」を肌感覚で味わわせてくれる灼熱のライヴアルバムです。Live at Budokan, Tokyo, Japan 2nd April 1977 (Evening Show) TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(from Original Masters)*New Source!!! (75:22)
1. Intro. 2. Detroit Rock City 3. Take Me 4. Let Me Go, Rock 'n' Roll 5. Ladies Room 6. Firehouse 7. Makin' Love 8. I Want You 9. Cold Gin 10. Guitar Solo 11. Do You Love Me 12. Nothin' to Lose 13. Bass Solo 14. God of Thunder 15. Drum Solo 16. God Of Thunder (Reprise)
17. Rock and Roll All Nite 18. Shout It Out Loud 19. Beth 20. Black Diamond Paul Stanley - Guitar, Vocal Gene Simmons - Bass, Vocal Ace Frehley - Guitar Peter Criss - Drums, Vocal
