「AND THEN THERE WERE THREE Tourの頂点サウンド」と呼ばれたサウンドボード・アルバムがまさかのアップグレード。新発掘のプリFMのマスター・リールから起こされた超極上の銘品が永久保存決定です。そんな本作に刻まれているのは「1978年6月24日ネブワース公演」。その超絶級ステレオ・サウンドボード録音です。“AND THEN THERE WERE THREE Tour”と言えば、伝説の初来日も実現した記念碑となるツアー。ますは、その歩みを振り返ってショウのポジションを確かめてみましょう。・3月26日ー31日:北米#1a(4公演)《3月31日『...AND THEN THERE WERE THREE...』発売》・4月1日ー22日:北米#1b(14公演)・5月14日ー6月24日:欧州#1(26公演) ←★ココ★・7月3日ー31日:北米#2(20公演)・8月20日ー9月9日:欧州#2(10公演)・9月29日ー10月22日:北米#3(17公演)・11月27日ー12月3日:初来日(6公演)これが1978年のGENESIS。3つの北米ツアーと欧州/日本が交互にサンドされるスタイルでした。本作のネブワース公演はその前半となる「欧州#1」の最終日にあたるコンサートでした。このショウは音楽祭“A Midsummer Night's Dream”への出演であり、彼らの他にもBRAND X(フィルも飛び入り)、JEFFERSON STARSHIP、トム・ペティ&THE HEARTBREAKERS、DEVO、ATLANTA RHYTHM SECTION、ロイ・ハーパーが参加。GENESISはそのトリでの出演でした。大型フェスだった事もあってラジオで放送。当時から定番中の大定番として君臨してきました。本作も同じFMサウンドボードでありつつ、その最高峰を更新する新発掘のプレFMマスターなのです。ここで熱心なコレクター諸兄なら「プレFMなら前からあるじゃん」と思われるかも知れません。実際、当店でも『KNEBWORTH 1978: A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM』等の既発が大人気を博しましたが、今回発掘されたのは別物。なんと、名門BBCの番組”Rock Hour”の放送前マスター・リールから起こされた逸品なのです。そのサウンドは、まさに「マスター・サウンド」。とにかく1音1音が鮮やかで繊細、そして極めつけにナチュラル。従来のプレFMマスターも「完全オフィシャル級」と呼ばれてきたわけですが、本作はそれ以上なのです。この次元をお伝えするには……そうですね、公式のリマスター盤基準でお話しするしかないでしょう。従来の「Pre-FM」は言わば「盤起こし公式CD」のようなもの。CD化初期には、マスターテープが見つからないアルバムをLP起こしで公式CD化するケースがありましたが、普通「Pre-FM」と言うとこの次元。従来盤も「放送電波には乗る前」ではありつつ、それ以上ではありませんでした。それに対し、今回はマスター・リールからのデジタル化。これは通常の公式CDに相当する工程。しかも、本作は現代基準のトランスファーですから、公式レベルに喩えるなら「モービル・フィディリティ」「ニンバス・スーパーカット」のようなハイエンド・サウンドに相当するのです。このサウンドを言葉にしていくのは難しい。「鮮やかだ」「美しい」と連呼しても、従来盤との違いが伝わらない。1音の消音の刹那まで繊細なディテール、弦や皮の存在まで感じるほどのリアリティ、「こんな音も入っていたのか!」の発見……やはり、「モービル・フィディリティ」や「ニンバス・スーパーカット」のような高音質CDを引き合いに出すしかない。知り尽くした名盤でもまるで違って聴こえる、あの感動が本作にも詰まっているのです。サウンドは完全無欠の本作ですが、内容は必ずしもそうではありません。従来盤をご存知の方ならピンと来ると思いますが、この放送はフルショウではなく放送枠に沿って編集されている。本作はあくまでも放送の完全版であり、ショウの完全版ではないのです。ここで、実際のセットリストと比較して整理してみましょう。DISC 1(オープニッグのEleventh Earl of Mar/In The Cageは未収録)・Squonk(本来は8曲目)・Burning Rope/Ripples/The Fountain Of Salmacis(Deep In The Motherlode→後半へ)・One For The Vine(Squonk →オープニングへ)
DISC 2・The Lady Lies・Deep In The Motherlode(6曲目からココへ)(The Cinema Showは未収録)・Afterglow/Follow You Follow Me/Dance On A Volcano/Drum Duet/Los Endos/I Know What I Like ……と、このようになっています。「Eleventh Earl of Mar」「In The Cage」「The Cinema Show」が放送されておらず(現在に至るまで流出サウンドボードもありません)、CMタイミングを調整するためか曲順も入れ替えられている。本作は、そんな曲順を直すことなく、合間に入るCMパートも含めてマスター・リールの真実を丸ごと永久保存しています。「曲順は直しても」「CMくらいカットしても」と思われるかも知れませんし、既発にはそうして編集を施したものもあります。しかし、実際に本作を聴いてみる放送そのものの方が自然に感じる。もちろん、実際のショウそのものが究極ではあるのですが、一度CMが差し込まれた構成からCMだけ抜くとツギハギ・バラバラに感じられてしまう。それに対し、本作はCMを考慮した上での「流れ」「メリハリ」がキチンと整っており、現場そのものとは違う「放送作品」としての完成度が素晴らしいのです。歴史にコンサート放送は数あれど、まず見つかることのない「プレFMのマスター・リール」。本作は、ほとんどの放送では失われていて当然のマスター・サウンドをCD化できた奇跡の銘品なのです。名門BBCの意匠が輝く美音も編集も丸ごと保存したCD。どうぞ、いつでもいつまでも噛みしめてください。「1978年6月24日ネブワース公演」の超絶級ステレオ・サウンドボード録音。大定番FMサウンドボードのプレFMマスター・リールから起こされた奇跡の銘品。従来の「Pre-FM」盤を遙かに超える美音は完全にマスター・サウンドで、1音の消音の刹那まで繊細なディテール、弦や皮の存在まで感じるほどのリアリティ、「こんな音も入っていたのか!」の発見が詰まりに詰まっている。公式作品に喩えるなら「モービル・フィディリティ」「ニンバス・スーパーカット」のような高音質CDに相当する究極のライヴアルバムです。Knebworth Park, Stevenage, UK 24th June 1978 STEREO SBD(UPGRADE)
Disc 1 (49:13) 1. Radio Intro 2. Squonk 3. Burning Rope 4. Commercial 5. Ripples 6. The Fountain Of Salmacis 7. Commercial 8. One For The Vine 9 Radio Outro
Disc 2 (45:31) 1. Radio Intro 2. Deep In The Motherlode 3. The Lady Lies 4. Commercial 5. Afterglow 6. Follow You Follow Me 7. Dance On A Volcano 8. Drum Duet 9. Los Endos 10. Commercial 11. I Know What I Like 12. Radio Outro
Phil Collins - Vocals, Drums & Percussion Mike Rutherford - Bass & Guitar Tony Banks - Keyboards Chester Thompson - Drums & Percussion Daryl Steurmer - Guitar STEREO SOUNDBOARD RECORDING