JETHRO TULLの音源史上、もっとも有名な大定番……いや、最定番アルバム『FLUTE CAKE』。その最高峰クオリティ盤が復刻です。『FLUTE CAKE』……それは、かつてJETHRO TULLライヴの代名詞でもあった大名盤。公式作『BURSTING OUT』が生まれるより遙か以前から「生のJETHRO TULL」を世界中に伝え、本当に凄かった時代の彼らの音を後世にも語り継いできた伝説のライヴアルバムでした。その正体は「1970年10月19日アナハイム公演」の超絶級オーディエンス録音(古くは「18日イングルウッド公演」として知られてきましたが、現在では翌日と訂正されています)。いや、もうこの次元になるとオーディエンス/サウンドボードの違いも意味がない。それほどまでにハイクオリティであり、それほどまでに歴史的な重みの宿った記録なのです。また、1970年と言えば、2つのツアー“STAND UP Tour”/“BENEFIT Tour”が交錯する時期でもあり、現在では『LIVE AT THE ISLE OF WIGHT 1970』や『LIVE AT CARNEGIE HALL 1970』といった作品も残されている。その辺の事情を理解する意味でも、ここで当時のスケジュールを振り返っておきましょう。・1月16日ー2月21日:欧州#1(8公演)《ジョン・エヴァン加入》・4月5日ー10日:欧州#2(5公演)・4月17日ー30日:北米#1a(9公演)《5月1日『BENEFIT』発売》
・5月1日ー6月6日:北米#1b(23公演)・7月3日ー8月17日:北米#2(28公演)・8月30日:ワイト島フェスティバル出演・9月23日ー10月13日:欧州#3(14公演)・10月16日ー11月15日:北米#3(27公演)←★ココ★ これが1970年のJETHRO TULL。春にジョン・エヴァンを迎えて5人編成となった彼らは『BENEFIT』をリリースしつつ、精力的なツアーを実施。本作のアナハイム公演は、その終盤「北米#3」の4公演目。ワイト島フェスティバル(8月30日)とカーネギーホール(11月4日)の中間にあたるコンサートでした。そして、そんなショウは極上サウンドのオーディエンス録音が残され、伝説LP『FLUTE CAKE』として知られるようになった。本作は、そのオリジナル盤であるブルー・ヴィニール『TMOQ 71044』から精緻にデジタル化された最高峰盤なのです。実際、そのサウンドは超極上。これまでも幾多のLP起こしCDが登場してきたわけですが、本作はソースとなるLPにもデジタル化の工程にもこだわった銘品で、針パチ1つ見当たらない艶やかさが絶大。そして何より、ディテールの再現度が強烈なのです。1音1音が綺麗にセパレートしつつ、立ち上がりも鋭く、無音の闇に消えてゆく刹那まで鮮明。デジタル・マスタリングで加工しているわけでもないのに、微細部の鮮やかさだけで極太感や密着感まで向上して聞こえるのです。伝統的に「まるでサウンドボード」の代名詞のような録音でしたが、当のオフィシャル伝統作『BURSTING OUT』さえ凌駕しかねない超絶サウンドで復刻されているのです。オリジナルLP『TMOQ 71044』が登場したのは1972年と言われ、今年は奇しくも50周年を迎えました。本作は、そんなで節目の年に誕生した最高峰盤です。音源史そのものと言っても過言ではない歴史的な大名盤。「1970年10月19日アナハイム公演」の超絶級オーディエンス録音。JETHRO TULL音源史でもっとも高名なLP『FLUTE CAKE(TMOQ 71044)』から精緻にデジタル化された1枚。ソースのコンディションにも工程にもこだわった銘品で、針パチ1つ見当たらない艶やかさが絶大。ディテールの再現度も強烈で1音1音が綺麗にセパレートしつつ、立ち上がりも鋭く、無音の闇に消えてゆく刹那まで鮮明。伝統的に「まるでサウンドボード」の代名詞のような録音でしたが、当のオフィシャル伝統作『BURSTING OUT』さえ凌駕しかねない超絶サウンドで復刻された伝説のライヴアルバムです。Live at Anaheim Convention Center, Anaheim, CA, USA 19th October 1970 ULTIMATE SOUND Taken from the original LP (Trade Mark Of Quality, 71044) (46:08)
1. Introduction 2. Nothing Is Easy 3. MC 4. My God 5. We Used To Know 6. MC 7. With You There To Help Me / By Kind Permission Of... 8. A Song For Jeffrey 9. Sossity, You're A Woman / Reasons For Waiting
Ian Anderson - Vocal, Flute & Guitars Martin Barre - Guitars Clive Bunker - Drums & Percussion Glenn Cornick - Bass John Evan - Keyboards