『SPORTS』の超ビッグ・ヒットで一気に時代の寵児となった1983年のヒューイ・ルイス&THE NEWS。そのステージをたっぷり楽しめる極上サウンドボード・アルバムが登場です。そんな本作に記録されているのは「1983年11月9日シカゴ公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。『SPORTS』時代と言えば、サンフランシスコ公演の『THE HEART OF ROCK 'N' ROLL』や『LIVE AT ROCKPALAST』といった公式映像作も有名ですし、伝説的な初来日も思い出深いところ。その辺の状況を整理するためにも、まずは当時のスケジュールから振り返ってみましょう。1983年・2月4日ー8月30日:北米#1(13公演)《9月15日『SPORTS』発売》・10月26日ー12月31日:北米#2a(14公演)←★ココ★ 1984年・1月14日ー9月14日:北米#2b(93公演)・10月3日ー28日:欧州#1(7公演)←※公式ROCKPALAST・12月14日ー31日:北米#3a(8公演)1985年・1月11日ー4月12日:北米#3b(16公演)←※公式サンフランシスコ・5月11日ー6月1日:欧州#2(5公演)・6月16日ー11月25日:北米#4(35公演)・12月3日ー11日:日本(8公演)これが『SPORTS』にまつわる活動概要。『LIVE AT ROCKPALAST』は1984年、『THE HEART OF ROCK 'N' ROLL』は1985年だったのに対し、本作のシカゴ公演は序盤の1983年。「北米#2a」の3公演目にあたるコンサートでした。そんな現場を記録した本作は、まさに極上のステレオ・サウンドボード。再生すると異様に生々しい喝采に一瞬「オーディエンス?」と思うのですが、いざ演奏が始まると喧騒がサッとなくなり、極太の演奏音と歌声だけが耳元に流し込まれてくる。しかも、その演奏音が超美麗。1stジェネのアナログ・マスターからデジタル化されていまして、ダビング痕もほとんどない瑞々しさが絶大。ミックスも完璧ですし、それこそ実際に公式化された『LIVE AT ROCKPALAST』さえ凌駕するくらいなのです。それほどまでの極上サウンドで描かれるのは、一大全盛の扉を開くようなフレッシュなショウ。上記のスケジュールをご覧の通り、有名所ですと『LIVE AT ROCKPALAST』が時期も内容も一番近いので、比較しながらセットを整理してみましょう。ベイエリアの風(6曲)・Change Of Heart/The Only One(★)/Hope You Love Me Like You Say You Do(★)/Do You Believe In Love/Workin' For A Livin'/Buzz Buzz Buzz スポーツ(6曲)・The Heart Of Rock & Roll/Heart And Soul/Walking On A Thin Line/Finally Found A Home(★)/I Want A New Drug/Bad Is Bad その他(2曲)・It's All Right/Some Of My Lies Are True (Sooner or Later)(★)※注:「★」印は公式映像『LIVE AT ROCKPALAST』で聴けなかった曲。……と、このようになっています。デビュー作からは1曲だけに留め、『PICTURE THIS』『SPORTS』の2枚を濃縮還元。「Change of Heart」「The Only One」といった80年代ならではの名曲群も美味しい。その「The Only One」に加え、「Finally Found A Home」「Some Of My Lies Are True (Sooner or Later)」といった辺りは公式映像『THE HEART OF ROCK 'N' ROLL』でも聴けないレパートリーでした。ホール&オーツと並んで80年代洋楽シーンの象徴に君臨していたヒューイ・ルイス&THE NEWS。彼らが最も眩しく輝いていた刹那をオフィシャル級クオリティで味わえるステレオサウンドボード・アルバムです。まさに文化遺産級の1枚。「1983年11月9日シカゴ公演」のステレオ・サウンドボード録音。ダビング痕も見当たらないマスター鮮度が絶品で、公式化された『LIVE AT ROCKPALAST』よりも美しいミックスも完璧。『PICTURE THIS』『SPORTS』の2枚を濃縮還元したセットも素晴らしく、80年代ならではの「Change of Heart」「The Only One」も美味しい。一大全盛期に突入したばかりの溌剌としたショウを楽しめるオフィシャル代わりの1枚です。Park West, Chicago, IL, USA 9th November 1983 STEREO SBD (78:00)
01. The Heart Of Rock & Roll 02. Change Of Heart 03. The Only One 04. Hope You Love Me Like You Say You Do 05. Heart And Soul 06. Walking On A Thin Line 07. It's All Right 08. Do You Believe In Love 09. Finally Found A Home 10. Some Of My Lies Are True (Sooner or Later)
11. Workin' For A Living 12. Buzz Buzz Buzz 13. I Want A New Drug 14. Bad Is Bad STEREO SOUNDBOARD RECORDING Huey Lewis - Lead Vocals, Harmonica Chris Hayes - Lead Guitar, Vocals Johnny Colla - Guitar, Saxophone Sean Hopper - Keyboards, Backing Vocals
Mario Cipollina - Bass Bill Gibson - Drums