初期曲を甦らせた『METALMORPHOSIS』を引っさげ、マイク・フリーランドとの再来日を果たした2012年のPRAYING MANTIS。その極上オリジナル録音が登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「2012年1月13日:大阪Shangri-La」公演。その極上オーディエンス録音です。『SANCTUARY』時代の極上アルバム『OSAKA 2009』もリリースされますが、2012年もマイク・フリーランドをフロントに据え、同じように渋谷クラブクアトロ(1月12日)と大阪(本作)の2回だけのジャパンツアーでした。そんな状況だけでなく、本作は録音家も『OSAKA 2009』と同じ。当店ではお馴染みの名手“西日本最強テーパー”氏のオリジナル・マスターからダイレクトにデジタル化された銘品中の銘品です。実際、本作はサウンドも姉妹作と酷似。極太な芯には距離感どころか空間感覚さえまったくなく、くっきり繊細なディテールも見事なセパレート感も絶大。観客の熱狂さえバンドの演奏音よりも遠くに感じられ、ミックス卓直結の流出サウンドボードじゃないかと思うような異様なダイレクト感の超・名録音なのです。そんな超絶ド密着サウンドで描かれるのは、「生演奏版METALMORPHOSIS」とでも言えるフルショウ。せっかくの姉妹同時リリースでもありますので、ここで比較しながらセットを整理してみましょう。METALMORPHOSIS収録曲(10曲)
・戦慄のマンティス:Children Of The Earth/Panic in the Streets/Running for Tomorrow(★)/Flirting with Suicide(★)/Lovers to the Grave(★)・プレデター・イン・ディスガイズ:Time Slipping Away(★)/Can't See the Angels/Borderline(★)・その他:Captured City/Praying Mantis(★)その他(6曲)・ア・クライ・フォー・ザ・ニュー・ワールド:Dream On(★)/Letting Go・サンクチュアリ:Turn the Tide/Highway・その他:Turn The Tables/Don't Be Afraid Of The Dark ※注:「★」印は姉妹作『OSAKA 2009』で聴けなかった曲。……と、このようになっています。初期曲を復刻した『METALMORPHOSIS』レパートリーを大盤振る舞いしており、実に「Beads Of Ebony」以外の全曲を取り上げている。NWOBHMの伝説そのものでさえある名盤『TIME TELLS NO LIES』の名曲群が目の前サウンドで繰り出される様は圧巻。さらに深い感慨に目眩が起きるのが、テーマソング的な「Praying Mantis」。『METALMORPHOSIS』でも幻の曲が聴けると話題になりましたが、その生演奏を楽しめるのです。しかも、この曲はマンティらしい叙情と言うよりはノリの良いライヴ向きの佳曲。本来の姿であるステージ・バージョンをサウンドボードばりの超極上サウンドで味わえるわけです。そして、そんなセットを綴るパフォーマンスも素晴らしい。他人用に書かれた曲が多いせいか、マイクの歌声は2009年の方が伸びがあったようにも思えますが、アンサンブル自体は進化。新加入のゲイリー・マッケンジーもフィットしており、何よりティノ・トロイ&アンディ・バーゲスのコンビネーションが冴えているのです。アルバムデビュー30周年を祝う特別アルバムだった『METALMORPHOSIS』。本作は、そのライヴ編となる2枚組です。本来であれば公式に残して欲しかったところですが、本作のクオリティはその役を担うに十分すぎる。マイク・フリーランド時代の「オフィシャル代わり」を務める絶世の姉妹作。その後編。「2012年1月13日:大阪Shangri-La」公演の超極上オーディエンス録音。お馴染みの名手“西日本最強テーパー”氏による超絶録音で、極太の芯が美しく乱舞し、空間感覚がまるでないサウンドはミックス卓直結系のサウンドボードかのよう。ショウは「生演奏版METALMORPHOSIS」となるもので、あの再録盤の全11曲中10曲を大盤振る舞い。話題になった貴重曲「Praying Mantis」も披露されます。本来なら公式側で残すべきだった特別ショウを超絶級サウンドで味わえる「公式代わり」の1本です。Live at Shangri-La, Osaka, Japan 13th January 2012 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)
Disc:1 (55:53) 1. Intro 2. Children of the Earth 3. Panic in the Streets 4. Time Slipping Away 5. Running for Tomorrow 6. Turn the Tide 7. Highway 8. Don't Be Afraid of the Dark 9. Can't See the Angels 10. Praying Mantis
Disc:2 (53:23) 1. Flirting with Suicide 2. Dream On 3. Borderline 4. Letting Go 5. Turn the Tables 6. Lovers to the Grave 7. Captured City Mike Freeland - Vocals Tino Troy - Guitar Andy Burgess - Guitar Chris Troy - Bass Gary Mackenzie - Drums