【偉大なるGENESISの最終公演】遂に完遂されてしまったGENESIS最後のツアー“The Last Domino?”。英国ロックの重鎮が眠りに就いた最終夜を完全体験できる最新ライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれたのは「2022年3月26日」。ロンドン最大の屋内会場“O2アリーナ”で記録された極上オーディエンス録音です。いつもならツアー概要をご紹介するところですが、本作に関してはそれも必要ないでしょう。2021年秋から行われていた再結成ツアー“The Last Domino?”の最終日。フィル・コリンズ自身が「ツアーの延長や再開のつもりはない」と語ったことからラスト・ツアーと言われ、実際、当日MCでも「今夜はGENESIS最後のステージだ」と宣言されたショウ。その一部始終を極上サウンドでフル体験できるライヴアルバムなのです。【世界中のコレクターが注目する名録音の最高峰盤】実際、本作のサウンドは極上。この録音は今、世界中のコレクターから熱い注目を浴びている話題の名録音。最大の理由はあまりにも歴史的なショウだからですが、もう1つの理由は「リマスターに適した録音」だという事。当店のお客様であれば、デジタル・リマスターも決して魔法ではなく、原音の個性に左右されることをご存知だと思います。パッと聴いた感じでは地味で凡庸でもリマスター作業によって末で別物に大化けする事もあれば、何をどうイジっても向上しない録音もある。今回の場合、前者の好例だった。そのため、各国からマスタリングの腕に覚えのあるマニアがこぞってマスタリング。「我こそはベスト・サウンド!」と競うかのように独自バージョンを発表し合い、さながらコンテストの様相を呈しているのです 本作もまた、そんな世界標準の名録音を磨き込んだもの。ただし、海外マニアによるものではなく、当店の独マスタリングです。そのポイントは「出音の再現」。前述した海外マニア・マスタリングは玉石混淆でもあり、中には単に「自分好みの音」へ強引に加工しているものもあるそうですが、本作は違う。これまであらゆる時代のGENESISサウンドを扱ってきたノウハウを活かし、現場の出音を推定。そのサウンドを目指して徴しているので、加工感がなくナチュラルに高音質化されているのです。実際、原音ではやや低音に寄ったバランスはヌケが今イチで、輪郭も少々ピンボケ。その結果、ヴォーカルまで引っ込み気味に感じられていました。本作では、そうした鳴りの特性を細かく調整。芯も力強い原音の良さを最大限に活かし、その上でヌケよくメリハリのあるサウンドを実現しているのです。【MCの一言一言まで聴き逃せない“最後の夜”】そして、そんなアップグレード・サウンドで描かれているショウこそが本作最大の生命。ロック史に巨大な足跡を残した偉大なるGENESIS、その最後のフルショウなのですから。セットはこれまでもお伝えしてきた“The Last Domino?”の定型ではありますが、あまりにも重要作ですので改めて整理しておきましょう。クラシックス・ガブリエル時代:The Cinema Show/The Lamb Lies Down On Broadway(★)/Firth Of Fifth/I Know What I Like (In Your Wardrobe)/The Carpet Crawlers (with Dancing With the Moonlit Knight)・静寂の嵐:Afterglow 3人時代・そして3人が残った:Follow You Follow Me(★)・デューク:Behind The Lines/Duke's End/Turn It On Again/Duchess・ジェネシス:Mama/Home By The Sea/Second Home By The Sea/That's All(★)・インヴィジブル・タッチ:Land Of Confusion/Domino/Throwing It All Away/Tonight, Tonight, Tonight/Invisible Touch・ウィ・キャント・ダンス:Fading Lights/No Son Of Mine/I Can't Dance ※注:「★」印はアコースティック・セットで演奏された曲。これがGENESIS最後のフルセット。長い栄光の歴史に幕を引いたグレイテスト・ヒッツです。単に名曲週と言うだけでなく、1曲1曲に「最後の生演奏」という歴史に重みが刻まれているのです。そして、実は曲間のMCからもその重量感が滲んでくるのです。「今夜はすごく特別な夜だ」「ツアーの終着駅なだけでなく、GENESISにとっても最後のショーなんだ」「まだ私たちを見に来てくれるなんて信じられないよ。そうだ。今夜のショウが終わったら、私たちはマトモな職を探さなきゃならない」とジョークを交えながらも、一言一言から噛みしめるような感慨が滲んで溢れてこぼれ出している。また、この日の客席にはピーター・ガブリエルの姿もあった。フィルはステージからエールを送り、終演後には一緒に歴史的な夜を噛みしめたそうです。この歴史的な夜が終わった後、フィルの愛娘リリー・コリンズは自身のSNSに投稿。「今夜、ひとつの時代が終わりました。最後のショーに立ち会えたことは、私にとって一生の思い出。永遠に忘れられない出来事となりました」とコメントしました。本作は、そんな「一生の想い出」を分けてくれる音の宝箱なのです。たった一度しかない重要すぎるフルショウに極上サウンドで立ち会えるライヴアルバム。The Last Domino?の千秋楽「2022年3月26日O2アリーナ公演」の極上オーディエンス録音。世界中のコレクターから注目されている名録音を独自マスタリングで磨き込んだ最高峰盤。低音に寄ってボケ気味だった原音のバランスを正し、輪郭もキリッと改善。ヴォーカルも抜けの良い極上サウンドを実現しました。最後の夜を告げるMCも染みるフルショウを極上体験できる絶対のライヴアルバムです。
02 Arena, London, UK 26th March 2022 TRULY PERFECT SOUND(REMASTERED & UPGRADE)
Disc 1 (74:29) 1. Intro Tap. 2. Duke's Intro 3. Turn It On Again 4. Mama 5. MC 6. Land Of Confusion 7. Genesis Party Trick 1 8. Home By The Sea 9. Fading Lights 10. The Cinema Show 11. Afterglow 12. Intro Acoustic Setup 13. That's All 14. The Lamb Lies Down On Broadway
15. Follow You Follow Me 16. Duchess
Disc 2 (78:44) 1. Band Introductions and Thanks 2. No Son Of Mine 3. Firth Of Fifth 4. I Know What I Like (In Your Wardrobe) 5. MC 6. Domino 7. Throwing It All Away 8. Tonight, Tonight, Tonight 9. Invisible Touch 10. I Can't Dance 11. Dancing With The Moonlit Knight / The Carpet Crawlers