1973年伝説の初来日公演より、東京公演3日目、3月10日神田共立講堂公演が高音質収録で初登場です。音質的には、初日「Heart Of Sunrise」2日目「Close To The East」に肩を並べる高音質で収録されており、ファンは間違いなく必聴のテイクです。残念ながら、マスターの段階で、Siberian Khatruの頭が欠けてしまっており、さらにテープチェンジによる「危機」の5:36でカット、さらにアンコールのStarship Trooperのエンドパートがテープ切れで未収、という欠点もありますが、伝説のイエス初来日の、新たな貴重な高音質テイク、これは熱心なファンは聴かないわけにはいかないでしょう。音のパンチも鮮度も十分で、固唾を飲んで見入る聴衆の感じているであろう空気感までも伝わってくるような実に優れた音源です。(無音のパートでヒスノイズが目立つところもありますが、ありのままの音を収録するのが目的なので、過度な処理は控えました。)「燃える朝焼け」の前半や「危機」の中間部など、初日、2日目同様に、「どうなってしまうんだろう」と思われるミス&トラブルも何箇所かありますが、当時、これだけ複雑な曲構成と、色彩感溢れるサウンド構成を、圧巻のクオリティをもって再現できていたグループは世界にそういなかっただけに、観客の興奮・衝撃も相当なものだったと推測されます。「古い日本のフォーク・ソングをトライします。」とたどたどしい日本語メロディで歌うジョンの歌もしっかりした一つの聴き所になっています。日本語の歌はこの日から始めており、これにハウのアコースティックソロが続きます。「燃える朝焼け」はこの日は、「同志」の前に配置されています。とにかく、演奏内容・音質・歴史的価値、全てが素晴らしく、熱心なイエス・ファンにはとても嬉しいタイトルになることでしょう。Live at Kanda Kyoritsu Koudou, Tokyo, Japan 10th March 1973 PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1 1. Siberian Khatru (intro cut) 2. I've Seen All Good People 3. Sakura Sakura 4. Mood For A Day 5. Clap 6. Heart Of The Sunrise 7. And You And I
Disc 2 1. Close To The Edge 2. Rick Wakeman Solo 3. Roundabout 4. Yours Is No Disgrace 5. Starship Trooper Jon Anderson - Vocals Steve Howe - Guitar & Vocal Chris Squire - Bass & Vocal Rick Wakeman - Keyboards Alan White - Drums