2014年ヨーロッパ・ツアーよりツアー9公演目となる6月19日のドイツ・デュッセルドルフ公演を良好オーディエンス録音で完全収録。ネットにアップされた音源をリマスター収録していますが、音質はビミョーと言った感じのサウンド。と言っても初日オスロよりは遥かに良く、音が遠目なだけで、全体的には、はやりの「ナチュラル&ウォーミー」(笑)な音でしっかりと録音されています。安定感も十分で、これが無料ギフトで貰えて、今後、この日のアッパー版が現れなかったら、ファンは必携!のタイトルとなること間違いありません。まぁそういった音質の音源です。この音源の最大の失点であるLet's Spend The Night Togetherの頭欠け(曲間を合わせると18秒も欠落)は同日のyoutube音源から丁寧に補填。普通に聴いていてらまずわからないように仕上げました。It's Only Rock'n Rollの3:41の一瞬の音落ちも修正済。この日はノリの良い演奏に加え、とにかくセットが魅力的で、2公演目のチューリッヒ以降、何故か演奏してくれなかったLet's Spend The Night Togetherが2曲目のナイスな位置で復活。このJJF, LSTNT, IORRのオープニングの流れはカッコいいです。Tumbling Diceを挟んでは、これもチューリッヒ以来のWorried About You。さらにソングヴォートでは嬉しいツアー初登場のStreet Fighting Manが!リクエストなんちゃらと曲名周辺以外は何言ってるわからないドイツ語MCの後に豪快に演奏されるこの日のSFMを聴くだけでも本テイクを入手する価値はあります。(同曲の5:00付近のマスターに起因するノイズは軽減済み)勿論、今はyoutube等で手軽に気軽にこの日の好きなトラックをリアルさ満点の映像で観れますので、一般のファンにはそれだけで十分な気もしますが、オーディエンス録音の良さは最初から最後までライヴの流れを一気通貫の音像で疑似体験・疑似体感するところにあるわけで、携帯スマホ映像全盛の時代になっても、今後もこういった生録完全版の魅力が薄れていくと言ったことはないでしょう。この音源は前述の通り、録音席が遠いようで、ダイレクト感には乏しいのですが、優秀なマイクを使用して録音されていることは間違いなく、どの個所でも聴き応え満点の音像で、本当にじっくりと楽しむことが出来ます。Out Of Controlなんて見事なものです。ディスク2後半も前半同様に若干こじんまりとしたサウンドながら、安定した音像でラストまでしっかりと楽しめます。これはこれで、ファンはコレクションに加える価値は十分にあるナイス・レコーディング。分離感もまずまずですが、音に濁りが無いので気持ちよく聴けますし、何度も何度も再生して楽しめる品質は保証します。大推薦の2枚組です。Live at Esprit Arena, Dusseldorf, Germany 19th June 2014 TRULY AMAZING SOUND
Disc 1 (76:53) 1. Intro 2. Jumping Jack Flash 3. Let's Spend The Night Together 4. It's Only Rock'n Roll 5. Tumbling Dice 6. Worried About You 7. Doom And Gloom 8. Street Fighting Man 9. Out Of Control 10. Honky- Tonk Women 11. Band Introductions 12. You Got The Silver 13. Can't Be Seen
14. Midnight Rambler (with Mick Taylor)
Disc 2 (53:03) 1. Miss You 2. Gimme Shelter 3. Start Me Up 4. Sympathy For The Devil 5. Brown Sugar 6. You Can't Always Get What You Want (with Hochschulchor Pop-Up) 7. Satisfaction (with Mick Taylor)