EL&P解散後に実現したゲイリー・ムーアとの競演は、アルバムも2枚残した中、1981年のUKツアーから10月30日ロンドン、ハマースミス・オデオン公演を、近年テーパーにより公開された当時としては良好オーディエンス・マスターから59分にわたり収録。 まずこのツアーからはKING BISCUIT FLOWER HOUR音源の『GREG LAKE IN CONCERT』がオフィシャルでもリリースされていて、それがこのロンドン公演で、当然ほぼ同様の内容ながらサウンド・クオリティーがとにかく素晴らしく、また公式盤では味わえないリアルな盛り上がりなどをしっかりと再現。その雰囲気は現場に集っている観客から「クリムゾンやEL&Pの曲はやるのか?」などの期待が感じられる想いが声援や喝采からアリアリと伝わってくるかのようで、結局フルセット11曲のうち、ソロ・アルバムから5曲、EL&Pから2曲、そして大きな話題となったクリムゾンの「21st Century Schizoid Man」と「The Court Of The Crimson King」という内訳はツアー一環でほぼ同じ。なおとにかくゲイリーが弾きまくりの大ハードロック大会でソロ・パートはゲイリーがすべてを掌握してインプロを展開しており、加えてこの後北米ツアーでは「パリの散歩道」をやっておらず、あの超ロング・チョーキングがあまりに生々しいファン必聴のコレクターズ・エディション。
Live at Hammersmith Odeon, London, UK 30th October 1981
1. Fanfare for the Common Man 2. Karn Evil 9 3. Nuclear Attack 4. The Lie 5. Retribution Drive 6. Lucky Man 7. Parisienne Walkways 8. You've Really Got a Hold on Me 9. Love You Too Much 10. 21st Century Schizoid Man 11. The Court of the Crimson King
Greg Lake - guitar, vocals / Gary Moore - guitar, vocals / Tristram Margetts – bass / Tommy Eyre - keyboards, vocals / Ted McKenna - drums