歴史的な大名盤『BLIZZARD OF OZZ』『DIARY OF A MADMAN』を創り上げた伝説の「オリジナルBLIZZARD」。その貴重なライヴアルバムでも最高傑作を更新する極めつけの1枚が誕生。【デイズリー&カースレイクが揃ったオリジナル時代】そんな本作に刻まれているのは「1980年10月22日チェルムスフォード公演」。その極上オーディエンス録音です。ランディ時代のライヴと言えば、リズム隊はルディ・サード/トミー・アルドリッジが定番ですが、「オリジナルBLIZZARD」とはそれ以前。スタジオ2作品でも要となった「ボブ・デイズリー&リー・カースレイク」が揃った4人のことです。オリジナル4人でのライヴは極初期だけであり、その記録は特別なランディ時代でもさらに特別。1本1本でマニアの眼の色が変わる奇跡の日々とされています。もちろん、当店でも可能な限りのベスト・マスターでコレクション化しており、昨年も大傑作『DEFINITIVE LONDON 1980』が大きな話題となりました。では、他にどんな記録があるのか。良い機会ですので、当時の日程でコレクションを整理しておきましょう。1980年《4月19日『BLIZZARD OF OZZ』完成》・9月3日+5日:ウォームアップ・ギグ(2公演)・9月12日ー18日(5公演)《9月20日『BLIZZARD OF OZZ』発売》・9月20日『DEFINITIVE LONDON 1980』・9月21日:ロンドン公演
・9月23日『NIGHTS OF BLIZZARD(マンチェスター)』・9月24日ー10月1日(5公演)・10月2日:サウスハンプトン公演 ←※公式SBD・10月3日ー10月9日(5公演)・10月10日:トーントン公演・10月11日ー20日(6公演)・10月22日:チェルムスフォード公演 ←★本作★・10月23日+24日(2公演)・10月26日『NIGHTS OF BLIZZARD(ロンドン)』・10月28日ー11月1日(4公演)1981年《2月ー3月『DIARY OF A MADMAN』制作》《3月:ボブ・デイズリー/リー・カースレイク離脱》【最高傑作の座を奪還した伝説の名録音】これが「オリジナルBLIZZARD」の活動概要。この時期の基本は、まず公式サウンドボード。サウスハンプトン公演の「Goodbye To Romance」「No Bone Movies」が『TRIBUTE』に、「Mr. Crowley」「You Said It All」「Suicide Solution」がライヴEP『MR. CROWLEY』に採用されています。ただし、サウンドボードは公式/非公式を問わず、この数曲のみ。他はオーディエンス録音であり(本作を含めて)4公演が知られています。本作は、そんなオーディエンス録音でもベスト。この日のベストではなく、「オリジナルBLIZZARD」最高のフル・ライヴアルバムなのです。そもそも、このショウは従来から「オリジナルBLIZZARD」を代表する名録音が残された事でも有名でした。本作は、そのベスト・マスターなのです。まず何よりも長い。もともと長尺で有名な録音でしたが、本作はさらに開演前や終演後も長く収録しています。実のところ、ランニングライムでは本作より長いバージョンもあるのですが、それはピッチが遅かったり、一時停止の無音がそのまま残されているのが原因。実際の録音パートを正常ピッチに直すと本作が最長なのです。そして、それ以上に重要なのが全編を貫くサウンド。オンで骨太な芯が距離感もなくグイグイ間近に迫り、それに伴ってディテールもクッキリとしている。そのダイレクト感は従来既発でも味わえましたが、本作はさらにナチュラルでもある。別公演の『DEFINITIVE LONDON 1980』が発掘されたときは目も醒めるクリアな空気感をもって「最高傑作」と呼んだのですが、本作はゼロ距離感覚の上に歪みのないナチュラルさで王座を奪い返しているのです。そんなダイレクト・サウンドで描かれるのは、「生演奏版・現場体験版のBLIZZARD OF OZZ」。セットは『DEFINITIVE LONDON 1980』の曲順違いだったりもしますが、決定盤だけにここでも整理し直しておきましょう。ブリザード・オブ・オズ(8曲)・I Don't Know(★)/Crazy Train(★)/Goodbye To Romance/No Bone Movies/Mr. Crowley/Suicide Solution/Revelation (Mother Earth)(★)/Steal Away (The Night)(★)その他(4曲)
・シングル曲:You Looking At Me Looking At You(★)・サバス:Iron Man(★)/Children Of The Grave(★)/Paranoid(★)※注:「★」印はオリジナル編成での公式サウンドボードが発表されていない曲。……と、このようになっています。まだ『DIARY OF A MADMAN』の新曲はなく、『BLIZZARD OF OZZ』から「Dee」以外の全曲を披露。そこにレア曲「You Looking At Me Looking At You」を差し込んでいるわけです。ベスト・マスターによるアップグレードで「オリジナルBLIZZARDの王」の座を奪い返した伝説の名録音。ある意味で『TRIBUTE』さえも凌駕し、『BLIZZARD OF OZZ』そのものにも迫るライヴアルバムの最高傑作です。ランディ時代の……いえ、オジー・オズボーンの全キャリアでも最重要となる絶対作。「1980年10月22日チェルムスフォード公演」の極上オーディエンス録音。オリジナルのリズム隊「ボブ・デイズリー&リー・カースレイク」が揃った時代の最高傑作ライヴアルバムです。従来から知られる名録音のベスト・マスターで最長・最高音質。オンで骨太な芯が距離感もなくグイグイ間近に迫り、それに伴ってディテールもクッキリとしている。他の録音より圧倒的にダイレクト感で、同録音の既発よりもナチュラル。まさに最高傑作と呼ぶに相応しいランディ時代最重要の絶対作です。ツアー・ベストの高音質!!Odeon Theatre, Chelmsford, UK 22nd October 1980 TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE) (65:46)
1. Carl Orff: Carmina Burana 2. I Don't Know 3. You Lookin' at Me Lookin' at You 4. Crazy Train 5. Goodbye to Romance 6. No Bone Movies 7. Mr. Crowley 8. Revelation (Mother Earth) 9. Suicide Solution 10. Guitar Solo/Suicide Solution(Reprise) 11. Drum Solo 12. Iron Man
13. Children of the Grave 14. Steal Away (The Night) 15. Paranoid Ozzy Osbourne - Vocal Randy Rhoads - Guitar Bob Daisley - Bass Lee Kerslake - Drums Lindsey Bridgewater - Keyboards