本作はリリースされることのなかった2ndアルバムのデモ・セッションを収録したスタジオ・アルバムです。既発も超有名なで、ペイジ&プラントの2人が初めて西新宿に来たときに探し回った(笑)ことでも知られる定番中の大定番。本作はその最高峰となるものなのです。さすがに大元マスターは同じですので「奇跡の新マスター発掘!」と喧伝するわけにはいかないのですが、現在ベストとして知られるマスターを細心マスタリングで磨き込んだものです。従来から素晴らしいステレオ・サウンドボード録音だったわけですが、完璧ではなかった。音圧もステレオ・バランスもバラバラで、曲によってはピッチも大幅に狂っていた。もちろん、あくまでもデモ段階の録音ですから崩れていて当然ではあるものの、「もしかしたらリリースされたかも知れない2ndアルバム」として聴く私たちにとっては、可能な限り完璧な作品感が必要なのです。そこで、そうした視点で磨き込んだのが本作。ステレオ感もピッチもあるべきバランスに整え、音圧も均一化。特に半音の60%もズレていた「Satisfied」はまったく違って聞こえます。そのクオリティで甦った「幻の2ndアルバム」は本当に素晴らしい。デビュー作でも聴けたハードなロック・サウンドは堅持しつつ、グッと幅が広くなった音楽性は実に多彩。ライヴの「Morning Dew」で挿入されていたパートから生まれた「Jizz Whizz(『BECKOLOGY』で公式化されたテイクとは別バージョンです)」、カーマインのヴォーカルが活きるバラード「Laughing Lady」、ジェフのファンキーなカッティングが冴える「Satisfied」等々など。まだまだ完成形には至っていないものの、トリオのテンションはデビュー作を上回るほどで、クロスオーバー/フュージョンへ踏み出しそうなジェフのフレーズも輝いている。そんな演奏の数々がより自然で統一感まで感じるサウンドで楽しめるのです。大必聴有名音源のベスト・ヴァージョンです。左右のバランスが適正化され、なおかつピッチも正確に補正されたのは初!!(リマスター・メモ)7TRKのみ半音の60%程度低いピッチを修正。(解放弦で判断) 左右バランス及び全体の音圧を均一化。Studio Working Tracks for BBA's Unreleased 2nd Album * Pitch Adjusted & Remastered (34:30)
01. Jizz Whizz 02. Laughing Lady 03. Prayin' 04. (Get Ready) Yar Lovemakers' 05. Livin' Life Backwards 06. Solid Lifter 07. Satisfied 08. All In Your Mind 09. Time Is A Lady STEREO SOUNDBOARD RECORDING Jeff Beck - Guitar Tim Bogert - Bass, Vocals Carmine Appice - Drums