70年代、英国らしさを奏でるバンドの中でも、ひときわイギリスらしいバンドと云える彼らの、1977年アルバム『レイン・ダンス』リリースに伴うUKツアーより、9月22日ロンドン公演の模様を、当時のFMオンエアー・マスターからのサウンドボード音源にて収録。放送用音源ゆえコンプリートではないものの、本ツアーでのライブはオーディエンス・ソースが少し残っている程度で、サウンドボードでのライブ音源はほぼ皆無であり、何よりもキャメルのリチャード・シンクレアと、キング・クリムゾンのメル・コリンズが加入し、5人編成になったこの第2期はファンの間でも人気が高く、その時期のフル・ライブがこのクオリティーで聞けるのは嬉しいかぎり。そしてセットも『レイン・ダンス』の曲順同様、”First Light”、”Metrognome”と始まり、その後お馴染みの『スノー・グース』からのメドレーも一部はさみ、その後は『ムーン・マッドネス』からの”Lunar Sea”も含め、実際はラストに演奏された”Never Let Go”など、この当時までのベストと云えるセットにて。またアンディ・ラティマーの泣きのギターはもちろん、ピーター・バーデンスのキーボードに、メル・コリンズのサックスを加えたアンサンブルも素晴らしく、また”Highways Of The Sun”ではシンクレアとのツイン・ボーカルで、これまでのボーカルの弱いイメージのキャメルとは違った面も披露しており、5人編成期キャメルの貴重な名演を最高のクオリティーで収めたマスト・アイテム。Live at Golders Green Hippodrome , London, UK, September 22th 1977 : soundboard recording
01. First Light / 02. Metronome / 03. Uneven Song / 04. Rhyader - Rhyader Goes To Town / 05. Skylines / 06. Highways Of The Sun 07. Lunar Sea / 08. Rain Dances - Never Let Go / 09. One Of These Days I'll Get An Early Night
Andrew Latimer - Guitar, Flute, Vocal / Peter Bardens – Keyboard / Andy Ward – Drums, Percussion / Mel Collins - Sax, Flutes / Richard Sinclair – Bass, Vocal