本作に吹き込まれているのは「1973年１月７日ナルアワヒア・フェスティバル公演」。その絶品オーディエンス録音です。『DAYTON 1972』は激レア曲「Wheels Of Confusion」「Under The Sun」がポイントでしたが、本作は名バラード「Changes」の生演奏が楽しめるライヴアルバムなのです。そんな激レア・ライヴが実現したのはいつだったのか。まずは“VOLUME 4 Tour”の全景からショウのポジションを確かめてみましょう。1972年《５月『VOL.4』完成》・７月７日ー９月15日：北米（26公演）←※DAYTON 1972《９月25日『VOL.4』発売》1973年・１月５日ー19日：オセアニア（７公演）←★ココ★・２月15日ー３月３日：欧州（15公演）←※DEFINITIVE BRESCIA 1973・３月９日ー18日：英国（10公演）←※公式サウンドボード・８月２日：London Music Festival出演《９月『SABBATH BLOODY SABBATH』制作》これが“VOLUME 4 Tour”の概要。北米レッグの後に『VOL.4』がリリースされたわけですが、ツアーの再開は1973年に年が改まってから。本作のナルアワヒア・フェスティバル出演は「オセアニア」レッグの２公演目にあたるコンサートでした。そんなショウは、何よりも「Changes」が生演奏されたことで有名。実は「Changes」と「Wheels Of Confusion」「Under The Sun」は“VOLUME 4 Tour”の３大レア曲として知られており、それぞれ70年代には２回ずつしか記録がありません。良い機会ですので、貴重なライヴ・コレクションをここで整理しておきましょう。1972年「Wheels Of Confusion」「Under The Sun」が聴ける盤・７月15日『DAYTON 1972 50TH ANNIVERSARY EDITION』・７月15日：ＬＡ公演『WHEELS OF CONFUSION（Disc 1）』1973年「Changes」が聴ける盤・１月７日：ナルアワヒア公演 ←★本作★・１月16日：シドニー公演『WHEELS OF CONFUSION（Disc 2）』……と、このようになっています。「Wheels Of Confusion」「Under The Sun」の２曲はセットで演奏され、そのベスト録音が新名盤『DAYTON 1972』で、２番目クオリティが『WHEELS OF CONFUSION』収録のロサンゼルス録音なのです。「Changes」も録音が２つ残されているわけですが、同じように２番目クオリティのシドニー録音が『WHEELS OF CONFUSION』収録されている。そう、激レア曲「Changes」をベスト・クオリティで楽しめるのは本作なのです。ピアノとメロトロンによって幻想感を醸し出す名曲「Changes」。オジーのソロ・バージョンや『THE END: LIVE IN BIRMINGHAM』のセッション・テイクもありますが、当時ならではの繊細な生演奏はオーディエンス録音でしか味わえません。本作は、その最高峰盤なのです。「Wheels Of Confusion」「Under The Sun」が美味しい新名盤『DAYTON 1972 50TH ANNIVERSARY EDITION』と併せてお楽しみ頂きたい「もう１枚の激レア傑作」。激レア曲「Changes」が聴けるオーディエンス録音がリリース。70年代に２回しかライヴ演奏されていない名曲で、『WHEELS OF CONFUSION』収録のロサンゼルス公演より音が良い決定盤です。"Great Ngaruawahia Festival", Ngaruawahia, New Zealand 7th January 1973 TRULY AMAZING SOUND (64:11) 1. Tune Up 2. Tomorrow's Dream 3. Sweet Leaf 4. War Pigs 5. Snowblind 6. Iron Man 7. Changes★ 8. Cornucopia 9. Wicked World 10. Guitar Solo (incl. Orchid)
11. Wicked World (reprise) 12. Embryo / Children Of The Grave 13. Paranoid
