オジー・オズボーンを擁するオリジナルBLACK SABBATHの名盤アップグレード・マスター第二弾! '76年と'78年の2ツアーで行われた同一会場公演、カリフォルニア州フレスノ“セランド・ア リーナ”のライヴ2回分を、どちらも同一テーパーの最上級オーディエンス録音で3CDにパッケージしました!この録音は以前から高音質で知られ、“まるでサウンドボード”との誉れも高い極上のオーディエンス・マスター。「TECHNICAL ECSTASY」ツアーの1976年は「DOCTOR ROCK」(Power Gate-246)として、また「NEVER SAY DIE !」リリースに伴う“10th Anniversary World Tour”でのライヴを収めた1978年の音源も「FRESNO 1978」や1枚物の不完全版「ONE FOR THE NOSE」が、現在に至るまでマニアから定番の認知を受けています。これらの録音は'70年代後半から'80年代中頃にかけてフレスノを中心に数多くの有 名録音を手がけたテーパー、Robert Claytonによるもの。彼は他にもRAINBOWやJUDAS PRIEST、さらにUFOなどのライヴを素晴らしいテクニックで収録し、現代のファンに貴重な音源を残してくれました。過去に定番とされた音源の数々は トレーダーを経て下位ゼネレーションのマスターが音盤化されたものですが、長い間秘匿されてきた1stゼネレーション音源が最近続々と発掘されています。 本作もそうした音源のひとつで、今回のアップグレードにより、“まるでサウンドボード”からさらなる進化を聴かせてくれるのです!ディスク1に収録された'76年11月9日の音源は、既発「DOCTOR ROCK」とほぼ同じ内容ですが、今回のプレスCD化にあたって元マスターから再度音を起こし、入念なリマスターを施した決定版としての再登場となりま す。「DOCTOR ROCK」の段階でファンからはプレスCD化を望まれていた音源ですが、今回の音質は間違いなくその既発を大きく越えるクオリティ! この時期としては異 様なまでの超高音質で、75分に渡ってライヴの模様を楽しめます。見通しクリアでセパレート・ダイレクト感共に良好なサウンド、さらに会場の空気もしっか り捉えた臨場感溢れる音像は、オーディエンス録音の理想像といえる素晴らしさ。「Symptom Of The Universe」や「War Pigs」ではメタリックなエッジを強調するアイオミのギターと(色々な意味で)ハイテンションなオジーのヴォーカルも聴き手の耳元へ飛び込むような迫力 で響きます。「SABOTAGE」以降のより先鋭化したサウンドも魅力ですが、「Black Sabbath」・「Electric Funeral」でも分かる通り、彼らお得意のドゥーミーな要素もしっかりと両立されており、ライヴ全編で刺々しさをも体感させるサウンドは圧巻です!さらに当時キーボーディストとしてバンドに協力していたジェラルド・ウッドルフのプレイが明瞭にフィーチャーされているのも、マニアにとっては嬉しい聴 き所。彼の繰り出す音色は「All Moving Parts(Stand Still)」・「Gypsy」・「Dirty Women」といった新曲ではっきりと前面に押し出されていますが、さらに「Children Of The Grave」等のクラシック・ナンバーも鮮やかに甦らせている。'80年代以降のジェフ・ニコルズとはまた違ったアレンジを楽しむことができます。なお、当時のライヴではセットリストの3曲目に「Snowblind」が演奏されていましたが、今回用いられたマスターでも、残念ながら曲名をコールし た段階で欠落。その他でもドラムソロやMCなどで一部カットが散見されますが、曲そのものは「Snowblind」以外は全曲収録しており、当時のライヴ の雰囲気は充分以上に楽しめるでしょう(録音者自身が"目印"として意図的にカットしたという説も)。今まで「KILLING YOURSELF TO DIE」の独壇場だった「TECHNICAL ECSTASY」ツアーに一石を投じるクオリティに進化、新たなる代表作として数えられることでしょう!!!ディスク2~3に収録された'78年9月22日の音源は、ディスク1の'76年以上にマニアを驚かせる新マスター! 有名な既発盤「ONE FOR THE NOSE」はギターソロやドラムソロがほとんどカットされた上に曲間も切り詰められた不完全版でしたし、「FRESNO 1978」も一部にカットが見られた上にピッチが低く満足に楽しめないシロモノでした。それらの欠点に目をつぶって名盤と呼ばれるほどのライヴだったわけ ですが、本作の新マスターはオリジナル・マスター・ダイレクトを確信させる最高の鮮度・クリアさ! 当然ながらテープスピードも正常です。テープチェンジ の発生する「Iron Man」演奏後の曲間以外は完全収録で、既発に見られたカットは存在していません。ついに現れた、本当の意味での“決定盤”“名盤”なのです!オープニングの「Supertzar」から場内の盛り上がりは最高の臨場感を演出し、メンバーによるサウンドチェック、ステージに現われたオジーの叫び 声もライヴへの気持ちを高めてくれます。演奏は'76年と同じく「Symptom Of The Universe」でスタート。本録音はオジーのヴォーカルを中心に、アイオミのギターとギーザーのベースと、バンド・アンサンブルが絶妙なまとまりを見 せており、分離感にも優れたサウンドは何の誇張もなくライン音源のように聴こえます。特に素晴らしいのがド迫力のドラム・サウンド! ラウドで鋭く、芯の 図太い打撃はまさに快感です!そのビルによる肉声カウントも生々しい「Snowblind」、メタリックなギター・サウンドが唸りを上げる「War Pigs」、おどろおどろしい「Black Sabbath」など、おなじみの楽曲もずば抜けたサウンドによって新鮮な気持ちで楽しめます。これら代表曲とは打って変わって、BLACK SABBATHのはずなのにヘヴィリフがなく、ライトな色彩の「Never Say Die」は異質な曲。ポップさと危うさが表裏一体になったオジーのヴォーカルはソロ転向後の彼を予想させるパフォーマンスです(ここでも躍動感あるビルの ドラムが必聴!)。同じ「NEVER SAY DIE!」でもディスク3冒頭の「Shock Wave」はSABBATHらしいヘヴィなサウンドを聴かせ、この対照的な曲想も混乱していた当時のSABBATHを想起させます。どちらも'78年ライ ヴならではの大きな聴き所と言えるでしょう。「Dirty Women」からギターソロとドラムソロを経て「Electric Funeral」そして「Iron Man」・「Children Of The Grave」へ流れる後半部分は'76年を踏襲しています。既発ではカットされていたビルのドラムソロ、アイオミのギターソロは重要な聴き所。特にアイオ ミのソロはバンドとしてのジャムセッションも含み、インスト「Orchid」や「Sabbath Bloody Sabbath」のリフも飛び出し、聴き手に14分間を飽きさせずに楽しませます。ライヴのクライマックスは爆発するようなエネルギーで演奏される 「Children Of The Grave」と「Paranoid」です。終演後も30秒間ほど録音が続いているのも特徴で、本作は約90分に渡ってフレスノにおけるライヴをより細か く、リアルに追体験させてくれます!'76年・'78年とも、大評判の「KILLING YOURSELF TO DIE(新マスター)」とさえ比肩しうるハイクオリティ録音です。オリジナルの4人が“セランド・アリーナ”でプレイしたのは、長い歴史の中でもこの2回 だけ。その両方が同一テーパーにより'70年代全体で見ても五指に入る名オーディエンス録音で残されるなど、ほとんど奇跡的な偶然なのです。そんな奇跡的 な録音を今まで聴いた事がない人にはもちろん必聴ですが、今まで何度も聴き込んできたというマニアの方も、いや、そんなマニアであるほど本作の決定的なク オリティの違いに衝撃を覚えることでしょう。メタル再興前夜となる'70年代後期、ハードロック暗黒時代唯一の希望として輝くBLACK SABBATHの姿を刻み込んだ3枚組。新たなるオリジナルSABBATH再結成を祝う最強盤の登場です! Live at Selland Arena, Fresno, CA. USA 9th November 1976 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND Live at Selland Arena. Fresco, CA. USA 22nd September 1978 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND Disc 1 Live at Selland Arena, Fresno, CA. USA 9th November 1976 1. Supertzar 2. Symptom Of The Universe 3. All Moving Parts (Stand Still) 4. War Pigs 5. Gypsy 6. Black Sabbath 7. Dirty Women 8. Drums Solo 9. Guitar Solo 10. Rock 'n' Roll Doctor 11. Electric Funeral 12. Iron Man 13. Children Of The Grave 14. Paranoid Live at Selland Arena. Fresco, CA. USA 22nd September 1978 Disc 2 1. Supertzar 2. Symptom Of The Universe 3. Snowblind 4. War Pigs 5. Never Say Die 6. Black Sabbath Disc 3 1. Shock Wave 2. Dirty Woman 3. Rock 'n' Roll Doctor 4. Drums Solo 5. Guitar Solo 6. Electric Funeral 7. Iron Man 8. Children Of The Grave 9. Paranoid Ozzy Osbourne - Vocals Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Bill Ward ? Drums Gerald Woodruffe ? Keyboards