ネットにて登場し、イエス・ファンの間で話題の、1969年と1971年のドイツの名物音楽番組「Beat Club」をメインにフィーチャーした「THE LOST BROADCASTS」のリマスター版を収録。2009年リリースのオフィシャルテイクにファンがリマスターを施し、画質・音質とにもアップグレードされた作品で、既に公式版を超えて、本テイクの決定版として広く認知されている必見ヴァージョンです。オリジナルの公式同名タイトルは2009年にリリースされ、過去に「ベスト・オブ・ミュージック・ラーデン・ライブ」のタイトルとしてリリース済みのものに、それまで公式未発表だった(No Opportunity Necessary, No Experience Neededと同時タイミングで撮影された)Looking AroundとSurvivalが高画質プロショットで追加収録されたもので、リリース当時、ファンの間で大きな話題を呼びました。余計なエフェクト処理も一切なく、ある意味、淡々とストレートにピーター・バンクス&ビル・ブラッフォード在籍期のスタジオ生演奏を、大変綺麗な画面で見ることが出来る、ファンにとっては、これ以上ない位に嬉しい映像でした。それを再び、素晴らしいサウンドと画質で観れるのは最高の一言。No Opportunity Necessary, No Experience Needed ではビルのシンコペーションを用いた疾走感溢れるビートが鳥肌もの!!スネアの高速ロールと、バンド全員のキメが絶妙に絡む。サビの表拍に比重を置いた全員でのブレイクが格好良すぎです。Looking Around ではビルのしなやかなシンバル・レガートが美しく、Survivalでは4ビートでのソリッドなリム・ショット、16ビートでのスネアの高速裏打ち等、ビルのリズムを中心に緊張感溢れるアンサンブルが繰り広げられており、ピーターのバッキング(ジャズ的ヴォイッシング)が秀逸で、オルガンとベースのユニゾンも格好よく、とにかく見応え・聴き応え満点です!1970年2月のベルギーのテレビで放送された(ここからカラー映像)Time And A Wordはバンクス最後のテレビ出演であり、マイムの口パク演奏ながらこれまた非常に貴重。元は公式リリースだけあり、画質も最高クラスです。ビルが何故かスティックではなくマレットで演奏しています。これのみカメラは一台のみで、スタジオに敷いたレールの上のカメラが淡々と当時のイエスの演奏を捉えています。ピーター、トニーのコード付が秀逸で、クリスのメロディアスなベース・ラインが全体を彩る名曲を魅力的な映像で楽しむことができます。続いては1971年4月24日にオリジナル放送されたビート・クラブ映像を収録。ここからがスティーヴ・ハウが参加しており、ハウの貫録十分のプレイを堪能できます。Yours Is No Disgraceはイエス初期の映像としては最もお馴染みな、例の吊り下げられた首がクルクル回ってるものです。変なエフェクトをかましてはいるもののELPの「展覧会の絵」程酷いことになっていないので、じゅうぶんに楽しめます。ビルのあえて16分で食わない(突っ込まない)ジャスト・ビートが楽曲をタイトに引き締めています。このグルーヴこそビルならでは!!全てが良い方向に作用しているノリにノッテいる最良のイエスの演奏を堪能できます。最後は「Your Move」のテイク違い3連発を収録。最初の2つの「Your Move」は演奏は一緒で、エフェクトの違いが楽しめるヴァージョン。最後は演奏も処理も完全に違うヴァージョンで、処理よりも演奏者のパフォーマンスを主軸に置いた内容。見やすさではこれがベストです。クリスのメロディアスなベース・ライン&オブリガード、ビルのフィル・インのパターン等がテイクで若干変わり、中だるみすることのない、メリハリのある構成とビルならではの超タイトなシャッフル・ビートが見事にマッチしています。傑作「THE LOST BROADCASTS」のアッパー版として名高い「REMASTERED」が、登場です!!
Remastered & ultimate edition of "The Lost Broadcasts" PRO-SHOT (42:56)
1. No Opportunity Necessary, No Experience Needed (Beat-Club 1969) 2. Looking Around (Beat-Club 1969) 3. Survival (Beat-Club 1969) 4. Time And A Word (Belgian TV 1970) 5. Yours Is No Disgrace (Beat-Club 1971) 6. All Good People (Take 1) (Beat-Club 1971) 7. All Good People (Take 2) (Beat-Club 1971)
8. All Good People (Take 3) (Beat-Club 1971)
Jon Anderson - Vocals Peter Banks - Guitar on tracks 1-4 Bill Bruford – Drums Steve Howe - Guitar on tracks 5-8 Tony Kaye - Organ Chris Squire - Bass
PRO-SHOT COLOUR/B&W NTSC Approx.43min.