
「欧州ツアー#1の最後から3公演目」となる傑作映像をお贈りします。いきなり「最後から3公演目」と言われてもワケが分からないと思いますので、ここで再びツアー概要で見てみましょう。
《『STRANGER IN US ALL』リリース》・1995年9月30日-11月4日:欧州ツアー#1(25公演)←★ココ★・1995年11月11日-23日:日本ツアー(9公演)《7ヶ月のオフ》・1996年6月27日-7月7日:南米ツアー(8公演)・1996年7月21日-8月11日:欧州ツアー#2(13公演)《チャック・バーギ脱退→ジョン・ミセリ加入》
・1997年2月20日-3月19日:北米ツアー(18公演)・1997年5月31日:デンマーク公演(最終公演)《RAINBOW解散→BLACKMORE’S NIGHT始動》
このように、“STRANGER IN US ALL TOUR”には2つの欧州ツアー「#1(1995年)」「#2(1996年)」があった。2CDは「#2」の最終盤であり、本作は「#1」の最終盤なわけです。「なんかムリヤリな理屈……」と思われるでしょうし、実際その通り(苦笑)なのですが、そんな屁理屈を除いても本作を選んだのには3つの意味があります。まず第1に、クオリティ。かつて通常リリースされていたこともあるマスターなのですが、ステージ2階席から撮影されたアングルは、正しく障害物ゼロ。1階アリーナ客の遙か頭上ごしに真っ直ぐステージを直視し、「RAINBOW以外、何も目に入らない」素晴らしい視界。三脚を使っているのか分かりませんが、安定感もバツグンで強烈に見やすい。アナログテープ由来のノイズもなくはありませんが、発色は素晴らしく、ズームになると当時のテレビ放送かのように美しい光景が広がるのです。もちろん、遮蔽物ゼロの視界に相応しいサウンドもバツグン。残念ながらアンコールが未収録なためにライヴアルバムには不適なのですが、各楽器も鮮明でクリアなサウンドは、音声だけでプレス化したくなるほどなのです。そして、第2の理由がセットリスト。2CDの「欧州ツアー#2」独自の“まるで100分続くアンコール”のようなムードをたっぷり味わえましたが、本作は新編成スタート直後の「新生RAINBOWの定型」そのもの。もちろん、ポールポジションは「Spotlight Kid」ですし、2CDでは聴けない「Too Late For Tears」「Hunting Humans」「Hall Of The Mountain King」といった新曲群もたっぷり。まさに互いが互いを補完するようなカップリングなのです。第3にして新鮮なのが、ショウのムード。2CDも独特なムードを湛えていましたが、本作は新生バンドのフレッシュさに加え、久々にリーダーに返り咲いたリッチーの上機嫌ぶりが鮮烈。全編にわたって気持ちよく弾き倒していますが、特に珍しいのが「Hunting Humans」の終演後。リッチーはステージサイドに用意していた(?)長い棒を持ち出し、スピーカーの上に置かれていた飲み物を棒でひっかけながら、次々と前方の観客にふるまっていくのです(そのバックでドゥギー&バンドが「Drinkin~♪」と即興で歌う)。なんというハッピーな雰囲気。まるでBLACKMORE’S NIGHTではないかと我が目を疑うほどに和やかさでありながら、音楽は激しいハードロック。まさに“STRANGER IN US ALL TOUR”ならでは、それも溢れるヤル気が止まらない初期だからこその光景です。マンネリ防止の一風変わったセットで“まるで100分のアンコール”を楽しめる2CDに対し、新生バンドの息吹も眩しい定型ショウの本作。どちらも最大の大票田であるヨーロッパを蹂躙した充実感に溢れながら、違った表情を魅せてくれる2公演です。極上のサウンドで、光景で“STRANGER IN US ALL TOUR”の全体像を胸に刻める豪華セット。どうぞ、この機会に存分にお楽しみください!
Live at Forest National, Brussels, Belgium 1st November 1995 AMAZING-SHOT!!
1. Over The Rainbow 2. Spotlight Kid 3. Too Late For Tears 4. Long Live Rock 'n' Roll 5. Hunting Humans 6. Greensleeves 7. Wolf To The Moon 8. Difficult To Cure 9. Keyboard Solo 10. Still I'm Sad 11. Drum Solo 12. Man On The Silver Mountain 13. Temple Of The King
14. Black Masquerade 15. Since You Been Gone 16. Guitar Solo 17. Perfect Strangers 18. Waltzing Matilda 19. Hall Of The Mountain King
Ritchie Blackmore - Guitar Doogie White - Vocal Greg Smith - Bass Paul Morris – Keyboards Chuck Burgi - Drums
COLOUR NTSC Approx. 94min.