本日ご紹介するのは東京ドーム二日目、しかも今回は何とオーディエンスショット映像なのです。まだライブから一週間も経ってません、しかもショーを丸ごと収めた動画。アリーナAブロックのエリアからマニアが撮影を敢行してくれたのです。スマホ動画ですのでいくつかの場面(特にポールがピアノを弾く曲で顕著)はステージ上のメンバーの顔が白く飛んでしまうジレンマが散見されますし、手ブレも少なくない。またアリーナ前方からの撮影ゆえ、スクリーン映写用映像のカメラ・クレーンが前を塞いでしまう箇所もちらほら。おまけに動きがスローになってしまう箇所もあるなど、全体的にはスマホ然としたオーディエンスショットかと。それにしても今回の来日公演では動画撮影に対する注意が厳しかったですよね。特に通路側辺りでスマホを動画モードにして構えようものなら、すぐに会場スタッフの小僧が飛んできたものです。それでもコチョコチョと動画ボタンを押されていた方はたくさんおられたかと思いますが、何せああいった状況だったので一曲を収めるのも場所によっては至難の業でした。それだけに、いくつかの問題がある映像だとしてもアリーナ前方でライブを完全収録してみせたというだけで表彰モノ。アングル自体はかなり秀逸で、自分がアリーナ最前列からポールを観ているかのような錯覚を与えてくれるほど。むしろ懐かしのRozy Projectレーベルの時代なら、十分に売り物としてリリースできるレベル(笑)。中でも特筆すべきは東京ドーム二日めにおける最大の目玉だったホーン入り「Got To Get You Into My Life」において、ポールとホーン・プレイヤーたちが一つの画面に捉えられるという奇跡のアングルに感動されること間違いなし。YouTube上やアイテムなどもこれからたくさん登場するでしょうが、このアングルだけでも十分に満足できるでしょう。また照明が抑えめになるアコースティック・コーナーになるとポールの表情も浮き上がって大変に見応えがあります。よって今回のツアーにおける目玉である「From Me To You」もいい感じで楽しめますし、会場が大いに沸いた「Eleanor Rigby」でポールがやり直す場面もしっかりと捉えている。そして「Blackbird」が始まる前では「dedicated to Edie」というブートマニがニヤリとするような声(=「BACKYARD+」CDでおなじみ)も飛び交うなど、オーディエンスショットならではの臨場感も十分に楽しめる。よくぞライブ全体を撮ってクレマシタ!
Live at Tokyo Dome, Tokyo, Japan 1st November 2018 AMAZING SHOT(From Original Masters)(157:21)
1. Intro 2. A Hard Day's Night 3. Junior's Farm 4. Can't Buy Me Love 5. Letting Go 6. Who Cares 7. Got To Get You Into My Life 8. Come On to Me 9. Let Me Roll It 10. I've Got a Feeling 11. Let 'Em In 12. My Valentine 13. Nineteen Hundred And Eighty-Five 14. Maybe I'm Amazed
15. We Can Work It Out 16. In Spite Of All the Danger 17. From Me To You 18. Love Me Do 19. Blackbird 20. Here Today 21. Queenie Eye 22. Lady Madonna 23. Eleanor Rigby 24. Fuh You 25. Being For The Benefit Of Mr Kite! 26. Something 27. Ob-La-Di, Ob-La-Da
28. Band On The Run 29. Back In The USSR 30. Let It Be 31. Live and Let Die 32. Hey Jude 33. I Saw Her Standing There 34. Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) 35. Helter Skelter 36. Golden Slumbers/Carry That Weight/The End
COLOUR NTSC Approx.157min.