1985年9月30日ミュンヘンはアラバマホールでのライヴをプロショットで収録。理想的なアングルで、テクニカルなプレイの数々をリアルに味わう事ができます!1983年にはオランダCBSレコーズに移籍、同年にアルバム「CAN'T STAND NOISE」リリース、84年に「FROM THE BASEMENT」、この「FROM~」にThijs Van Leerが参加したのをきっかけに、Jan Akkerman & Thijs Van Leer名義によるアルバム「FOCUS」を85年にヴァーティゴからリリース、次にリリースされたアッカーマンのソロ作は2年後の87年「HEARTWARE」なるので、今回の映像は、時期的にはソロとしてのリリースが止まっていた時であり、まさに実験的というか、アッカーマンの試行錯誤が伝わるものでセット・リストにもその様子が伺え、アッカーマンの1977年のソロ・アルバム「JAN AKKERMAN」からStreetwalker、Crackers、1984年の「From The Basement」からAll Along The Watchtower(ディランのカバー)はもちろんの事、ZZ TOPのカバーFool For Your Stockings、Sly & the Family StoneのHigherを取り入れたりとかなりバラエティー豊かな内容になっています。演奏内容もこれだけあらゆるジャンルの楽曲を取り入れているだけに全編全てが見所といっても良い程素晴らしいもので、アッカーマンとディノの、コード・ワークのみで展開する二人の絶妙なインター・プレイが聴けるStreetwalker、アッカーマンのイントロでの32ビート炸裂のソロ(クリアな映像での手元アップの超絶プレイはかなりの迫力です!)、やや暴走気味のエンディングが堪らないFool For Your Stockings、ノーマルな8ビート、印象的なベース・ライン、この時期ならではのベース・ソロ~4バース~ユニゾンという流れが懐かしいCrackers等、魅了的なアンサンブルが繰り広げられます。(Hocus Pocusのラストでのアッカーマン、ディノ二人揃ってのユニゾン入りミスがあったりはしますが・・・)とにかくFrom the Basement等に参加のリズム隊ふたりのコンビネーションが秀逸で、All Along The Watchtower、Higherでの職人技の数々には圧倒されっぱなしです。まさにヤン・アッカーマンの貴重な時期を贅沢にパッケージした魅力溢れるアイテムです!
Live at Alabamahalle, Munich, Germany 30th September 1985 PRO-SHOT
1. Streetwalker 2. Fool For Your Stockings 3. Crackers 4. All Along The Watchtower 5. Salty Dog 6. Higher
Jan Akkerman - Guitar Kaz Lux - Vocals Dino Walcott - Bass Hans Waterman - Drums
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 43min.