世界中のマニアを驚かせるであろう、ニール・ヤング・アンド・クレイジー・ホース1978年の新発掘オーディエンス・アルバム「PROVIDENCE 1978」と一緒に楽しめるアイテムを用意いたしました。そこに収録されているのはおなじみ1978年ツアーの映画「RUST NEVER SLEEPS」。ニール・ヤングのライブ史上、初めて舞台演出やコンセプトを打ち出したステージの様子を捉えた映像です。これ自体は現在でも難なく入手できるライブ映像なわけですが、今回は今から10年以上前に日本で放送されたバージョンを収録。当時リリースされていたDVDを元にし、放送に当たっては「Thrasher」一曲をカット、さらにニール登場前の会場の様子とアンコール前の場面をカットした形での放送。とは言っても元は当時のDVDで画質的には現在のHD画質ソフトの域ではありませんし、その上でいくつかのカットが入っている。これらの点だけではあまり面白味がなく感じられるでしょうか、実は放送時に付け加えられた各曲の紹介テロップが何とも面白い。代表曲の場合は映し出される文も問題ないのですが、例えば「Welfare Mothers」のようなメジャーでない曲になると「アメリカ中流階級の離婚を題材にした歌詞が話題になった」と紹介されるのですが、果たしてそんなに話題になったっけ…とマニアなら突っ込まずにはいられない名文句が続出。傑作なのは「I Am A Child」が「1977年にLP三枚組で発表されたベスト盤『ディケイド』の収録曲」と紹介され、バッファロー・スプリングフィールドのバの字も出てこない紹介ぶりには仰天させられそうなほど。そして今回リリースされる「PROVIDENCE 1978」がありのままのライブをワンステージ丸ごと収録していたのに対し、こちらはライブ映画として完成した映像作品に仕上げられており、例えばクレイジー・ホースのバックコーラスがほとんどオーバーダビングされてしまった点などはいかにもオフィシャルの完成品らしい仕上がりなのが分かります。それと同時に、この映像の見比べることでなおさら今回の「PROVIDENCE 1978」がいかに貴重であるかを思い知らされるという。
Live at the Cow Palace, San Francisco, CA, USA 22nd October 1978 PRO-SHOT Broadcast Date: 13th October 2007(89:54)
1. Intro 2. Sugar Mountain 3. I'm A Child 4. Comes A Time 5. After The Gold Rush 6. My My, Hey Hey (Out Of The Blue) 7. When You Dance I Can Really Love 8. The Loner 9. Welfare Mothers 10. The Needle And The Damage Done 11. Lotta Love
12. Sedan Delivery 13. Powderfinger 14. Cortez The Killer 15. Cinnamon Girl 16. Like A Hurricane 17. Hey Hey, My My (Into The Black) 18. Tonight's The Night 19. Outro
Neil Young - vocals, guitar, keyboards, harmonica Frank Sampedro - guitar, vocals Billy Talbot - bass, vocals Ralph Molina - drums, vocals
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.90min.