1970年、マサチューセッツ州レノックス、タングルウッドでのコンサートをオープニングからラストまでノーカットで1時間33分に亘って収録したマルチアングルのプロショット映像。正しい日にちは資料によると、この年のアメリカンツアーの最終日、イッツ・ア・ビューティフル・デイとジェスロ・タルを前座に行なわれた7月7日の公演となっています。この映像は、「The Who HD Channel」からネットに公開された過去最高のクオリティを誇る映像をマスターとしており、過去には映画「The Kids Are Alright」のエンディング・ロールシーンでほんの一部が流出していた以外は、それまではまったく公開されたことのなかったものです。時期的にはオフィシャルリリースされている「ワイト島コンサート」のほぼひと月半前で、セットリストにもシングルのB面曲となったWaterやI Don't Even Know Myselfを含んでいる過渡期のものでした。ワイト島と同様、ここでも完全再現されているロックオペラ「TOMMY」のストイックなパフォーマンスが素晴らしく、さすが全盛期、と見入ってしまうこと請け合いの内容です。ピートがキース・ムーンと自分のアタッチメントの不具合に腹を立て、ミスプレイもするワイト島の映像に比べ、より演奏に集中している感のある本映像でのザ・フーが彼ら本来の姿でしょう。画質は、前半はオフィシャル作品並みのクリアなもので、Christmasの途中からジェネレーションを経たものにレベルダウンしますが、色抜けしていない十分鑑賞に堪えるものです。My Generationのラストは、唯一オフィシャルで公開されていたギター・スマッシュシーンの綺麗な映像に差し替えられているという細かな仕事ぶりです。音声は今回のCDタイトルで使用されたラジオ放送用の素晴らしいステレオ・サウンドボード音源を全編シンクロ収録しており、この放送用音声で見れるタングルウッドのプロショット映像は本作が世界初ということになります。(ラジオ音声で収録されていない部分は元のDVD音声を使用しています。)いずれにせよ、終始、オフィシャル並みのステレオ・サウンドボード録音で収録されており、画質が変化する箇所でも音質はまったく変わることはありません。オフィシャルのロンドン・コロシアム映像と並び称せられる貴重なプロショット映像。絶頂期WHOのピートのジャンプ、ロジャーのマイク・トワリングを、過去最高音質のステレオ・サウンドボードでお楽しみください。
Live at Music Shed, Tanglewood, Lenox, MA, USA 7th July 1970 STEREO SBD (Synched with CD Audio) (93:31)
1. Intro. 2. Heaven And Hell 3. I Can't Explain 4. Water 5. I Don't Even Know Myself 6. Young Man Blues 7. MC 8. Overture 9. It's A Boy 10. 1921 11. Amazing Journey 12. Sparks 13. Eyesight To The Blind 14. Christmas 15. The Acid Queen 16. Pinball Wizard
17. Do You Think It's Alright ? 18. Fiddle About 19. Tommy Can You Hear Me ? 20. There's A Doctor 21. Go To The Mirror! 22. Smash The Mirror 23. Miracle Cure 24. I'm Free 25. Tommy's Holiday Camp 26. We're Not Gonna Take It 27. See Me, Feel Me 28. My Generation
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.94min.