一度は延期された来日公演の再決定も噂されているWHITESNAKE。そんな彼らの最新ツアーから超極上プロショットが誕生です。そんな本作が撮影されたのは「2019年9月28日リオ・デ・ジャネイロ公演」。南米の巨大フェス“ROCK IN RIO”に出演した際のマルチカメラ・プロショットです。現在、さまざまなアーティスト/バンドの映像が巷を湧かせておりますが、その第一弾としてBON JOVI編『Shades 1099』と本作が同時リリースとなります。そして、このショウは2019年に予定されている日程の最終盤でもある。まずは、“FLESH & BLOOD WORLD TOUR”の全体像からショウのポジションを確かめてみましょう。
・4月12日-5月8日:北米#1(18公演)《5月10日『FLESH & BLOOD』発売》・5月10日-18日:北米#2(6公演)・6月12日-7月17日:欧州(19公演)・9月18日-10月10日:南米(9公演)←★ココ★ ×10月21日-31日:日本《延期》
これが現在までに発表されているスケジュール。10月後半に日本公演が予定されていましたが「バンドのやむを得ないスケジュールの都合」により延期。特に他国とブッキングがダブったわけではないようですが……。ともあれ、本作の“ROCK IN RIO”公演は、最終盤となる「南米」レッグの5公演目にあたるコンサートでした。そんなショウを記録した本作は、まさに極上のマルチカメラ・プロショット。画質・音質・カメラワークもすべて完全オフィシャル級。実のところ、現在このプロショットはネット各所にも出回り始めていますが、それらは映像や音切れが頻発する物がほとんど。本作はそれらとは異なり、全編シームレスに楽しめるベスト・マスターなのです。そのクオリティで描かれるショウは、延期された来日公演が待ち遠しくなる素晴らしさ。これまでご紹介してきた“FLESH & BLOOD TOUR”タイトルに比べるとフェス用のショート・セットなのが残念ですが、そこには必須な名曲が濃縮されている。ここで、その内容も整理しておきましょう。●SLIDE IT IN(3曲)・Slide It In/Love Ain't No Stranger/Slow an' Easy ●SERPENS ALBUS(4曲)・Bad Boys/Is This Love/Here I Go Again/Still of the Night ●FLESH & BLOOD(2曲)・Hey You (You Make Me Rock)/Trouble Is Your Middle Name ●その他 ・Burn[BURN]
……と、このようになっています。単独のフルセットから削られたのはほとんどが新曲で『SLIDE IT IN』『SERPENS ALBUS』の必殺曲は堅持。ただ削っただけではなく、「Burn」が追加されているのが美味しいポイントです。そして、そんなセット以上なのがパフォーマンス。近年はオフィシャルでもライヴ映像を頻繁にリリースするので意外にも思えますが、彼らのプロショットは久しぶり。デヴィッド・カヴァデールは公式作品ではいろいろと手を加えたがる人ですが、“ROCK IN RIO”は生配信だけに無修正。現場音だからこそ情念丸出しのカヴァデールの咆哮も凄まじい迫力で、真にライヴな生々しさをたっぷりと味わえる。特にカッコイイのは、やはりレブ・ビーチ&ジョエル・ホークストラのアメリカン・ツイン。これまでも歴代最高レベルの相性の良さだと思ってきましたが、それが超極上ステレオ・サウンドボードで綺麗に絡み合う。そのシャープなリフのキレ味も、華麗なツインハモニーのソロも、テクニカルながら音楽的に引き立て合うアレンジも実に見事。もちろん、コーラスでも活躍するマイケル・デヴィンや、相変わらず素手のドラムソロを披露するトミー・アルドリッチも健在。ミックスの関係でミケーレ・ルッピの美声は分かりづらいものの、キーボーディストとしての活躍ぶりはしっかりと分かります。そんな“ROCK IN RIO”でも最高ですが、本作ではさらに美味しいライヴを追加収録。「2019年6月14日ドニントン」で開催された“DOWNLOAD FESTIVAL”のマルチカメラ・プロショットです。こちらは番組自体がダイジェスト放送のために「Is This Love」「Trouble Is Your Middle Name」「Hey You (You Make Me Rock)」の3曲だけですが、やはり完全公式級クオリティで楽しめます。最新ツアー“FLESH & BLOOD TOUR”をオフィシャル級プロショットで楽しめる超・極上の映像作品です。新曲でも歌詞をちゃんと口ずさんでいる南米の大観衆を前にしたフルショウと、母国イギリス最大のフェスに立つボーナス3曲。まさに日本公演の再決定を待つまでに絶好の1枚。
Live at Parque Olimpico, Rio de Janeiro, Brazil 28th September 2019 PRO-SHOT (74:38)
1. Intro 2. Bad Boys 3. Slide It In 4. Love Ain't No Stranger 5. Hey You (You Make Me Rock) 6. Slow an' Easy 7. Trouble Is Your Middle Name 8. Drum Solo 9. Is This Love 10. Here I Go Again 11. Still of the Night 12. Burn
Bonus Tracks Download Festival 2019 Live at Donington Park, Castle Donington, UK 14th June 2019 1. Is This Love 2. Trouble Is Your Middle Name 3. Hey You (You Make Me Rock)
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.75min.
David Coverdale - vocals Reb Beach - guitars Joel Hoekstra - guitars Michael Devin - bass Tommy Aldridge - drums Michele Luppi - keyboards