大絶賛・大反響の“日本放送の完全版シリーズ”の後半2作がリリース決定。約15時間の生放送を締めくくる完結編がリリース決定です!
【完全録画マスターの7本+8本目を収録したシリーズ最終巻】
本作は「DVD2枚組×全4連作」の超大作シーズの最終巻。シリーズの概要や全体構成は、これまでの解説で繰り返してきましたので、早速内容に入りましょう。このパートは、どんな時間帯だったのか。気になる出演アーティスト/バンドで整理してみますと……
[DISC 1: VOL.7]★9:00/フィル・コリンズ★9:10/LED ZEPPELIN ★9:39/CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG 《プリンス「4 the Tears in Your Eyes」のPV》★9:46/DURAN DURAN ★10:20/パティ・ラベル
[DISC 2: VOL.8]★10:50/ホール&オーツ★11:15/ミック・ジャガー★11:39/ボブ・ディラン(withキース・リチャーズ&ロニー・ウッド)★11:55/USA FOR AFRICA ※注:すべて米国JFKスタジアム。数字は開演時刻を日本時間に換算したもの。
【再結成ZEPPELINにも動じない日本スタジオ】 ……と、このようになっています。日本放送は現地より1時間遅れで始まったのですが、『VOL.5 & 6』辺りで一気に巻いたのか、本作ではほぼ現地通りの時間に追いつきました。番組開始からちょうど12時間が経った朝9時からフィニッシュの昼12時まで、ハイライト3時間が記録されています。この最終弾も日本のスタジオ・トークが凄い。フィル・コリンズを交えて再結成LED ZEPPELINからスタートしますが、ここでも故逸見○孝氏と南こ○せつ氏のすれ違いが爆走。逸見政○「(資料を読みながら)えー、ロバート・プラントとフィル・コリンズ、ジミー・ペイジ。それにしてもこのフィル・コリンズは大変なサービスですね」南こう○つ「そうですねぇ。しかし、LED ZEPPELINのプラントとペイジがステージにいるってのは凄いですね! いや本当に凄いですねぇ!!」逸○政孝「んー、はい。ここでちょっとコマーシャルです」こうせ○氏の語感に「これは凄い事なの! 分かれよ!!」がありありと滲むものの、洋楽趣味のない○見氏にはまったく通じない。普段であれば、逸○氏も話を引き出そうとするのかも知れませんが、完全な畑違いの生放送で12時間も戦ってきた彼には余力ゼロ。半分茫然としながらかろうじて番組を進行している有様です。しかも「天国への階段」のあのアルペジオを奏でるペイジのドアップで「この番組は……の提供でお送りします」と入り、やっと演奏になったと思ったらブツッ!と切れる。なんて事を、もう……。そして、なんとか目撃できた歴史的な演奏が終わったところで、逸○氏はZEPの「Z」もなく「さすがのJFKスタジアムも夕闇が迫ってきましたね」。ペイジより1歳下の○見氏は、ZEP初来日の時に26歳。ちょっとは反応があってもいい気がするものの、これが一般層と洋楽ファンの違いなのでしょう。その一方で音楽系のゲストは、分かっている代わりに正直すぎる。「QUEENなんか見ててすごい気合いが入ってて、見てる側もこうリキんじゃう」と褒める杏○は良いのですが、小田○正は「ロバート・プラントはあんまり声が出てなかったですね」とあっさり。彼だから許されるコメントなのかも知れません。
【後半になって更に面白くなるテレビCM群】
そんなライヴやスタジオの合間に入るCM群の時代感も本作のポイント。前半でもたっぷり楽しめましたが、後半はさらに凄くなる。『VOL.5 & 6』にも言えることですが、15時間に及ぶ長大な番組だけにスポンサーは多岐に渡り、前半とは違ったCMが次から次へと飛び出す。しかも、朝になると高い広告料にも耐えられるメジャー商品が増え、バラエティも豊か。深夜帯には妙なCMに「時代だねぇ」という感じでしたが、この時間帯は「あ、懐かしい!」というCMも連発するのです。「私はコレで会社を辞めました」「ハイリ・ハイリフリ・ハイリホー♪」「カステラ1番、電話は2番♪」「いやはや、鳥人だ」等々、歴史に名高く、記憶にこびりついた名作CMが素晴らしすぎる。先日亡くなられた大女優と名物社長による「このしぶとさが、会社を繁栄させるワケですね」も極上クオリティで観られます。もちろん、当時の世相も強烈。開園間もなかった東京ディ○ニーランドの売りが「カリブの海賊」「カントリーベア・シアター」「カヌー探検」だったり、ドリンク剤のCMに並ぶ野球選手が西本・松本・定岡・河埜・中畑・山倉という顔ぶれで、現役だった江川も桃ジュースをゴクゴク。巨眼メガネの方のケントが握り寿司のオモチャやエアコンを宣伝し、初代スケバン刑事が「見つめられて喉がカラカラです」と切なく訴え、「ダンシング・ヒーロー」直前の荻野目○子がアイスを頬張りながら「ちょっと太めがおいしそう」とのたまう(←今なら怒られますね)。さらにはチェリー味のコークが新発売だったり、所○ョージが黒髪だったり、松○聖子が薦めるワープロが10万円だったり……。もちろん、音楽系もばっちり。小林麻○の「シフォンの嘆き」も深夜帯とは異なる蜘蛛の巣まみれバージョンですし、ライオネル・リッチーはペ○シを歌い、FRANKIE GOES TO HOLLYWOODが流れ、ダイアナ&トレジャーズをバックにジョン・トラヴォルタが「Tokyo drink」とにっこり。前半編でも見どころだったリンゴ・スターの貴重CMも再登場します。
【ハイライトに向けて加速していくムード】
さらに本作には、完結編だからこその醍醐味まである。番組は長大イベントのハイライトに向かって強引に気概を高めていくのです。終了が近づくにつれ「11時でまとめたところ、寄付金は合計1億6,888万円にもなりました!」と繰り返し、「84ヵ国の生放送! 放送史上初! 5億台のテレビで20億人が見てる!!」と途中から観た視聴者にスケールを伝える。しかし、それが空回りしてしまうのが代々木公園やアルタ前などの中継。レポーター達は「朝になってさらに盛り上がってきました!」と叫ぶものの、目当てのバンドが終わったのか、モニターの前にはまったり座り込む人影もまばらで、ちょっとでもカメラの視点がズレるとスッカスカ。チャリティ・オークションで2000円のTシャツ1枚買った人にインタビューするのは良いとしても、他には通行人の姿しかないのに「(オークションは)大々的に行われていました!」は空しすぎる。疲れた中にも「○○はカッコ良かった!」と熱気を込める洋楽ファンの言葉が救いでしょうか。スタジオに戻ると「(長時間が)まったく苦に感じなかった」「あっと言う間でしたね」「最後のボブ・ディランを待つだけ、フィナーレは凄い事になりますよ!」と熱いこう○つ氏に対し、逸○氏は満身創痍で「はい」「そうですね」がやっと。それでも最後の力を振り絞って番組を〆るのですが「こういった番組にね、関わり合いができたという事で本当に嬉しく思います。今後の仕事に活かしたいと思います」と、音楽もチャリティもどっかに吹っ飛んでしまっているのです。こう書くと苦言と思われるかも知れませんが、そうではありません。○見氏は何も知らない音楽に15時間も向き合い、いつ切れるか分からない衛星中継に備え続け、生粋の洋楽ファンからの苦情にも耐え、ただひたすらに生放送を守り抜いた。その苦闘に付き合える本作だからこそ、このシーンも万感を込めて「本当にお疲れ様でした」と言いたくなるのです。この最終巻でも日本人アーティストのパフォーマンス(上田○樹「東京エキスプレス」、柳ジョー○「Having A Party」、オフコ○ス「Endless Nights」)はカットせざるを得ず、特に音楽番組に出ているだけで衝撃なオ○コースはお見せしたかった。とは言え、それ以外のすべてをマルッと真空パックした希代の音楽ドキュメントです。これぞ世紀の“LIVE AID”が実現した「あの日の日本」を伝える超大作。朝も9時を迎え、CMが一新されてるのでかなり面白いマニア提供の、8本の美麗・標準録画VHSテープを使用。22組の日本人アーチストの演奏シーンはやむなくカット。それ以外は最初から最後まで収録。その第3弾、朝9時から昼の12時までを収録した2枚組
Live Broadcast 14th July 1985 (9AM-12PM)*Japan Time
Disc-1 JFK Stadium, Philadelphia, USA 13th July 1985 (100:25)
1. CM「タチカワシルキーガーデン」セクシーCM。素晴らしいが、今なら苦情レベル 2. Studio 3. CM 4. Studio 「放送開始から12時間ちょうど経ちました。」お疲れ様です。(未収録)上田○樹「東京エキスプレス」カット Phil Collins 5. In the Air Tonight
Led Zeppelin 6. Introduction 通訳最悪「ロバート・パワーズとジョン・トンプソンです」7. Rock and Roll 8. Message from Jimmy Carter 9. CM ライオネル・リッチー、ペプシを歌う。アンリツのレーザーCM面白い 10. Studio 11. CM 「光で未来をテクノロジーする」アンリツ 12. Stairway to Heaven
13. Studio 14. CM ビデオフロッピー FUJI 何回見てもインパクト抜群 15. Studio(未収録)柳ジョー○とハーレム少年聖歌隊「Having A Party」カット 16. CM 森永みぞれバー 荻野目洋子がアイスバーを両手に「今年もちょっと太めがおいしそう」→今なら苦情レベル
Crosby, Stills, Nash & Young 17. Daylight Again/Find the Cost of Freedom 始まったときの逸見さんのぼけーっとした顔が面白い 18. Studio Prince 19. 4 the Tears in Your Eyes(PV) Duran Duran 20. A View to a Kill 21. Union of the Snake 22. Save a Prayer ★今度の歌は「Save A Cross?」です
23. The Reflex 24. CM 江川卓出演のネクターCM!!アンリツのCMはどれも面白い 25. Studio (未収録)オ○・コース「Endless Nights」(FULL)カット 26. CM 27. Studio Patti LaBelle 28. Imagine 29. Forever Young
30. CM アサヒビールのCMの音楽 FGTH 噂のポンチョ、松○聖子のHit Bit WordのCM ヤマハのエレクトーンCM ★見応えのあるCM連発 31. Studio 32. CM ポパイをフィーチャーしたNTTのハウディ・シリーズCM 貴重 33. Shinjuku/Yoyogi/Studio 代々木公園のシーンは貴重・ベストシーンのひとつ
34. CM 車レックスコンビ 498000円 安い 35. Studio 杏○登場 小○和正「ロバート・プラント声が出てなかったですね」冷静なレビュー(まぁそうなんですけど)杏○「クイーンなんか見てて、気合いが入ってて、見てる側も力んじゃう」「気合い入ってましたね」 ★番組内、唯一のクイーンへの賞賛コメント、素晴らしい 36.Yurakucho/Studio(銀河スタジオ)37. CM 新発売のチェリーコーク やはり最後のシャープビデオ カード予約のCM最高。PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.100min.
Disc -2 JFK Stadium, Philadelphia, USA 13th July 1985 (68:06)
Daryl Hall & John Oates 1. Out of Touch 2. Maneater 3. Get Ready (with Eddie Kendricks) 4. Ain't Too Proud to Beg (with David Ruffin) 5. CM リンゴ・スター「シュエップス」、聖子ちゃんワープロCM、永谷園たけしCM、箱根小涌園・こどもの村、東京ガス100年、ビクタービデオ ★素晴らしいCM連発
6. The Way You Do the Things You Do (with Eddie Kendricks & David Ruffin) 7. My Girl (with Eddie Kendricks & David Ruffin) 8. CM ポーラのXYZ 9. Studio Mick Jagger 10. Lonely at the Top 11. Just Another Night 12. Miss You 13. State of Shock (with Tina Turner)
14. It's Only Rock 'n Roll (with Tina Turner) 15. Studio 11時にまとめたところ、寄付金合計1億6888万円(38000件以上)、だそうです。16. Yoyogi/Shinjuku/Yurakucho/Studio Bob Dylan with Keith Richards & Ronnie Wood 17. Jack Nicolson Introduction 18. Ballad of Hollis Brown
19. When the Ship Comes In 20. Blowin' in the Wind USA for Africa 21. Lionel Richie Introduction 22. We Are the World 後援 外務省 23.CM PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.68min. 関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。。。
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.169min.(TOTAL)