全世界に革命の炎をまき散らしたデビュー直後のVAN HALEN。その現場を目撃できる衝撃映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「1978年9月22日フレズノ公演」。その極上オーディエンス・ショットです。「70年代」「フレズノ」ということでピンと来られる方もいらっしゃる事でしょう。EL&PとAEROSMITHの衝撃映像『FRESNO 1977: THE VIDEO』『FRESNO 1978: THE VIDEO』も同時リリースとなりますが、本作もまた同じコレクションのVAN HALEN版なのです。とは言っても、ほとんどの方がEL&P版もAEROSMITH版も体験されていないわけですから、イチからご説明しないと始まらない。まずは、当時のスケジュールからショウのポジションを確かめておきましょう。・1月27日+2月8日:ウォームアップ《2月10日『炎の導火線』発売》・2月18日-4月28日:北米#1(47公演)・5月4日-12日:欧州#1(7公演)・5月16日-6月10日:英国(20公演)・6月17日-28日:日本(9公演)
・7月1日-9月30日:北米#2(54公演)←★ココ★・10月9日-27日:欧州#2(13公演)・11月3日-12月3日:北米#3(24公演)《12月11日『伝説の爆撃機』制作開始》これが全世界を震撼させた“1978 WORLD TOUR”の全体像。ヨーロッパや日本も揺るがしたわけですが、その震源地と言えば登園母国アメリカ。本作のフレズノ公演は伝説の初来日直後となる「北米#2」の48公演目にあたるコンサート。BLACK SABBATHの前座で、メインアクトを食ったと言われる有名なステージでした。そんなショウを記録した本作は、まさに衝撃以外の何物でもない。ビデオが普及する前のフィルム撮影なのですが、まず衝撃なのが長さ。70年代の8ミリ・フィルムは十数秒から1分ほどの細切れ映像がデフォで、しかもほとんどがサイレント。歴史的に貴重ではあっても気軽な視聴には向かないのが基本です。しかし、本作は違う。もちろん、これまでの常識通りに短いカットもあるのですが、長いものでは5分以上に及ぶ。他のフィルム映像とは異なり、1曲1曲にじっくりと浸れてしまうのです。しかも、画質もカメラワークも超極上。そもそもフィルムは初期VHSよりも美しいものですが、その利点が全開。微細部までクッキリとしたディテールは超鮮やかで、めちゃくちゃ綺麗。フィルムの保存状態も素晴らしく、ヨレもノイズも入らない美麗な画面が延々と続くのです。そして、さらに衝撃なのがカメラワーク。ステージ右側(マイケル・アンソニー側)から撮影されているのですが、不思議なのは視点の高さ。ステージ上のメンバーとほぼ同じ高さの視点から察するにスタンド席なのだと思いますが、それにしては距離が近すぎる。最新デジタルカメラのズーム機能ならいざ知らず、70年代のフィルム・カメラでどうしてこんな視界が実現できるのか……。さらにさらに、サウンドまで極上と来ている。このショウはオーディエンスの名録音が残されている事でも知られており、メインアクトのBLACK SABBATH編でも「70年代の最高傑作」という評価が揺るがないほど音が良い。恐らく、本作もその音声をリマスターしてシンクロさせており、そんじょそこらのサウンドボードが裸足で逃げ出すオンでダイレクトな音声なのです。そんなクオリティで『炎の導火線』の名曲群をスタジオ作以上のド迫力で演奏するビッグV。23歳のダイヤモンド・デイヴが暴れに暴れ、エディのソロが核爆発を起こす。その光景が衝撃でないはずがないのです。もちろん、フルショウ収録ではありませんし、映像の不足パートは静止画で補完されてもいます。このクオリティと長尺ぶりがこれまでの常識を覆しているのは間違いない。ロックの記録史に通じている方ほど震えが止まらなくなり、そうでない方にも若きVAN HALENの灼熱のロックに目が点になる衝撃映像です。これこそが革命の現場。それを千の言葉よりも雄弁に物語る1枚。こんなに凄いエディのギター・ソロ、観たことないくらい凄い。大迫力。必見!!!
Live at Selland Arena, Fresno, CA, USA 22nd September 1978 AMAZING SHOT!!!! (25:18)
1. Intro 2. On Fire 3. I'm the One 4. Atomic Punk 5. Drum Solo 6. Feel Your Love Tonight 7. Ain't Talkin' 'Bout Love 8. Guitar Solo 9. You Really Got Me 10. Bottoms Up!
David Lee Roth - Lead Vocals Eddie Van Halen - Guitars, Vocals Michael Anthony - Bass, Vocals Alex Van Halen - Drums COLOUR NTSC Approx.25min.