2006年12月6日の日本武道館公演を良好なオーディエンスショットで完全収録したDVDRです。2006年と言えば、サポートギタリストにドイル・ブラムホール二世とデレク・トラックスを擁し、リズムセクションにウィリー・ウィークスとスティーヴ・ジョーダンを起用した、これまでのバックバンドで最強との評価を得たツアーでした。そして12月6日と言えば、初日の大阪公演からかなり変化してきたセットリストにおいて、ジミ・ヘンナンバーLittle Wingと、Further On Up The Roadが初めて演奏された日でした。アングルは、武道館1階スタンド前列から、前方にまったく障害物のない状態でシューティングされており、オープニングナンバーの序盤のみ、アングル決めのセッティングのため若干のもたつきがありますが、その後は驚くほどのアップショットを交えての素晴らしい映像でステージを捉えきっています。最大のアップショットは、スクリーンショットのような、クラプトンのギターのドアップです。そこに時折引きのステージ全景ショットやソロフィーチャーされる各メンバーのアップショットなどで変化をつけながら巧みに構成しており、まったく飽きさせません。鮮明さにかけても素晴らしいもので、音声はステレオと、申し分のない映像と言うことができます。感動のLittle Wingのエンディングでは、ジョーダンが次曲のためにチューニングの違うスネアドラムをすばやく入れ替えるシーンも鮮明に観ることができます。こうした計算された細かなシーンの一つ一つも非常によく捉えられています。また、Further On Up The Roadはグルーヴ感を強調したシャッフル調のアレンジで演奏されたのも聴きものとなっています。近年の「枯れた」クラプトンのステージと比べると、若手ギタリストとベテランリズムセクションに囲まれて、頭からノリノリの躍動するクラプトンがご覧いただけるもので、この頃はまだツアーからの引退などという思いはまったくなかったのでしょう。とにかくパワフルに弾き捲り、歌い捲るクラプトンの想い出のステージとして、是非記憶に留めておいていただきたいものです。(beatleg vol 79のJAPAN TOUR 2006特集でも、この日は「ツアー最高の「Layla」の後奏が聴ける」と書かれています。)極上内容を誇る、オリジナル・メニュー付き必携盤!!
Live at Budokan, Tokyo, Japan 6th December 2006 AMAZING SHOT (1:44:49)
1. Tell The Truth 2. Key To The Highway 3. Got To Get Better In A Little While 4. Little Wing 5. Motherless Children 6. Rambling On My Mind 7. Outside Woman Blues 8. Nobody Knows You When You’re Down And Out 9. Running On Faith 10. After Midnight
11. Little Queen Of Spades 12. Further On Up The Road 13. Wonderful Tonight 14. Layla 15. Cocaine 16. Crossroads
Eric Clapton - Guitar, Vocals Doyle Bramhall II - Guitar Derek Trucks - Guitar Chris Stainton - Keyboards Tim Carmon - Keyboards Willie Weeks - Bass Steve Jordan - Drums Michelle John - Backing Vocals Sharon White - Backing Vocals COLOUR NTSC Approx.105min.