”US TOUR 1978”の象徴であり、世界中のファンに衝撃与えたライヴ映像の名作『SOME GIRLS: LIVE IN TEXAS '78』。その独自バージョンがリリース決定です。『SOME GIRLS: LIVE IN TEXAS '78』については細かく語る必要もないでしょう。伝統の「1978年７月18日フォートワース公演」のマルチカメラ・プロショットが突如の大幅アップグレード＆超拡大を果たしたのは、東日本大震災の傷跡も残る2011年のこと。劇場公開やボックスセットの発売などのお祭り騒ぎも昨日のようであり、あれから９年も経ったとは思えません。本作も間違いなくあの『SOME GIRLS: LIVE IN TEXAS '78』ではありますが、公式品のコピー。。。。では、ありません。似て非なる別バージョンなのです。そんな本作の正体は、日本放送バージョン。”2012年３月20日”に某衛星放送局で特集されたものなのです。この頃は『SOME GIRLS: LIVE IN TEXAS '78』がすでに発売され、その衝撃の内容で話題沸騰。サイト限定発売だったはずの缶BOXの一般売りまでアナウンスされる（LPボックスはもうちょい先でしたね）など、日本中が酔いしれている最中での放送でした。もちろん、そんな状況の衛星放送だけにクオリティも内容も鉄壁。当店では国内のコアな記録マニアによる超極上マスターで数々の音楽番組をアーカイヴしておりますが、本作もその１つ。アナログ時代でさえ極上クオリティで残しているマニアですが、2012年ともなれば完全デジタル。放送も録画も劣化ゼロで、あの衝撃の映像美がそれこそ公式品とまったく変わらないクオリティでDVDに封じ込められているのです。では、オフィシャルとまったく同じ？かと言うと、さにあらず。作品尺と放送枠の関係か、解説コーナーなどはないのですが、番組独自の日本語字幕が付く本作だけのバージョンなのです。もちろん、『SOME GIRLS: LIVE IN TEXAS '78』はドキュメンタリーでもなければ、インタビューも出てこない。2012年という時代柄、先日ご紹介した『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』のように歌詞の和訳が出るわけでもない。その点ではややインパクトが弱いものの、それでも「２階席が見えないけど いるのか？」「演奏に元気がないとしたら昨日の夜ヤリすぎた」「もう少しロックをやるか」など、ミックの言葉はすべてビビッドに伝わるのです。日本が立ち直っていく最中に体験した、あの衝撃。あの興奮。そんな『SOME GIRLS: LIVE IN TEXAS '78』の感慨が甦る別バージョンです。音楽的に「公式版を凌駕する!!」と喧伝する類のものではありませんが、間違いなく超極上で、ちょっぴり新鮮な再体験。
Live at the Will Rogers Auditorium, Fort Worth, Texas, USA 18th July 1978 Broadcast Date: 20th March 2012 (85:15)
1. Intro ザ・ローリング・ストーンズだ!! 2. Let It Rock 3. All Down the Line ２階席はあるのか？ 4. Honky Tonk Women 5. Star Star すごいな ２階席が見えないけど いるのか？ 6. When the Whip Comes Down いくぞ 7. Beast of Burden 8. Miss You 9. Just My Imagination 10. Shattered
ボロボロだ 楽しいか？ 楽しんでるか？ テキサスはいつも楽しい 演奏に元気がないとしたら昨日の夜ヤリすぎた とにかく頑張るよ 11. Respectable リスペクトするぜ 12. Far Away Eyes 13. Love in Vain もう少しロックをやるか 14. Tumbling Dice フォートワース やあフォートワース それからダラスも
次はキースが１曲歌う 音が回ってるぞ 15. Happy 16. Sweet Little Sixteen 楽しんでるか 俺達は楽しんでる 楽しいだろ よし 熱いだろ 17. Brown Sugar 最高の会場だ 18. Jumpin' Jack Flash
Mick Jagger - lead vocals, guitar, electric piano Keith Richards - guitars, backing and lead vocals Ronnie Wood - guitars, backing vocals, pedal steel guitar Bill Wyman - bass guitar Charlie Watts - drums Ian Stewart - piano
Ian McLagan - organ, electric and acoustic pianos, backing vocals Doug Kershaw - violin on "Far Away Eyes" PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.85min.
