「1988年6月11日JFKスタジアム公演」を収めたオーディエンス映像。KINGDOM COME、METALLICA、DOKKEN、SCORPIONSを率いた“MONSTERS OF ROCK TOUR 1988”の7公演目です。撮影場所はステージ正面を遠景で捉えたアングルで、ステージ全景を捉えたショット。2階席なのか、アリーナ席の観客を見下ろしつつ、遮蔽物なしの広々と視界でVAN HALENのショウが楽しめます。残念ながらオープニングの「A.F.U. (Naturally Wired)」は未収録で、2曲目の「Summer Nights」から本作はスタート。まだ日の高い野外ステージは、ちょっと不思議な雰囲気です。デイヴ・リー・ロスの「MSG 1988」は、豪華な仕掛けも楽しいエンターテインメントでしたが、サミー・ヘイガーを迎えたVAN HALEN側は、曲とグルーヴと演奏で迫るアメリカンHRの王道スタイルで、“ショウ”より“ライヴ”と言った方が似合うステージ。未収録なのはオープニングだけで、その他は全曲収録しており、「OU812」の「Mine All Mine」「Sucker In A 3 Piece」「Black And Blue」や「Runnin' With The Devil」「Superstition」など、「LIVE WITHOUT A NET」「LIVE: RIGHT HERE, RIGHT NOW」では観られない曲もたっぷり観られます。そんな中でちょっと変わったシーンが「You Really Got Me」。MTVのコンテストで優勝した女性をステージに上げて演奏するのですが、その女性は演奏に参加するでもなく、踊っているだけ。サミーやエディも歓待してはいるのですが、なんともチグハグでステージ上に身の置き所がない感じが可笑しいシーンです。ショウの中盤になると、日も落ちてJFKスタジアムは暗闇に包まれますが、そんな中で始まる「When It's Love」は雰囲気満点。さらにサミーが弾き語る「Eagles Fly」へと続く流れは、スタジアムに吹く夏の風さえも感じられそうなほどムードたっぷりです。また、暗闇になることで大きなライティング装置も鮮やかに浮かび上がる。本作は、それを遠景で捉えているため、光瞬く巨大なステージのスケール感が凄い。フェスティバル・ツアーのスペクタクルが一気に増す光景です!
Live at John F. Kennedy Stadium, Philadelphia, PA. USA 11th June 1988 AMAZING SHOT!!!
Disc 1(55:19) 1. Summer Nights 2. There's Only One Way To Rock 3. Panama 4. Bass Solo 5. Runnin' With The Devil 6. Why Can't This Be Love 7. Mine All Mine 8. Drum Solo 9. You Really Got Me 10. Sucker In A 3 Piece 11. When It's Love
Disc 2(44:08) 1. Eagles Fly 2. I Can't Drive 55 3. Best Of Both Worlds 4. Eddie Guitar Solo 5. Black And Blue 6. Ain't Talkin' 'Bout Love 7. Superstition 8. Rock 'n Roll Sammy Hagar - Vocal Eddie Van Halen - Guitar Michael Anthony - Bass Alex Van Halen - Drums COLOUR NTSC Approx.99min.