『呪われた夜』の大ヒットとジョー・ウォルシュの加入で黄金期に突入した1976年のEAGLES。その当時を象徴する傑作映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「1976年8月6日シアトル公演」。そのマルチカメラ・プロショットです。1976年のEAGLESと言えば、伝説の初来日から『HOTEL CALIFORNIA』まで様々な出来事が目白押しでもありました。まずは、その流れの中でショウのポジションを確認してみましょう。・1月22日:シドニー公演・2月2日-12日:日本/ハワイ(7公演)《2月17日『THEIR GREATEST HITS (1971–1975)』発売》《3月『HOTEL CALIFORNIA』制作開始》
・4月21日-5月14日:北米#1(3公演)・7月1日-8月8日:北米#2(17公演)←★ココ★《10月『HOTEL CALIFORNIA』完成》・10月14日-11月24日:北米#3(28公演)《12月8日『HOTEL CALIFORNIA』発売》・12月10日+11日:北米#4(2公演) これが1976年の概略。『HOTEL CALIFORNIA』の制作中・完成後・発売後に北米ツアーが行われましたが、本作のシアトル公演は“制作中”。その末期にあたるコンサートでした。このショウはプロショットが残された事でも知られ、長年の大定番ともなってきました。本作は、その中でも最高峰となるもの。タイムコードも入った極上の流出マスターなのです。そのクオリティはまさに絶品。何よりも素晴らしいのはマスター鮮度。「Take It To The Limit」のカットインや瞬間的な乱れなど欠点が皆無ではないものの、それは「ゼロではない」というだけのレベル。ほぼほぼノイズレスで艶やか画質と鮮やかな発色が全体を貫くのです。その映像美で描かれるのは『THEIR GREATEST HITS』空前の大ヒットに沸くEAGLES。すでにジョー・ウォルシュは加入していますが、バーニー・レドン時代の名曲が濃縮還元されているのです。その濃厚ぶりを実感していただくためにも、ここでセットを整理しておきましょう。・ファースト:Take It Easy/Witchy Woman
・ならず者:Outlaw Man/Doolin-Dalton/Desperado・オン・ザ・ボーダー:Midnight Flyer/Already Gone/Good Day In Hell/James Dean・呪われた夜:Lyin' Eyes/Take It To The Limit/One Of These Nights・その他:Funk #49(JAMES GANG)/Turn To Stone(ジョー・ウォルシュ)/
Seven Bridges Road(スティーヴ・ヤング)……と、このようになっています。デビュー作から『ONE OF THESE NIGHTS』までの代表曲をバランス良く並べつつ、制作中の『HOTEL CALIFORNIA』からはナシ。まるで「映像版THEIR GREATEST HITS」といった趣きの豪華セットですが、それだけでもありません。ベスト盤では聴けない「Outlaw Man」「Midnight Flyer」「Good Day In Hell」といったナンバーも演奏され、さらにはJAMES GANGの「Funk #49」やソロの「Turn To Stone」といったウォルシュの曲も披露。スティーヴ・ヤングのカバー「Seven Bridges Road」もまぶされる。単に大ヒット曲を楽しめるだけでなく、バーニー・レドン時代のブルーグラス的なカラー、強くなっていったロック色、そして新たに持ち込まれたウォルシュのテイストがアラカルトに並ぶ。それらが完全に融合する直前、当時ならではの薫りがたっぷりと漂うショウなのです。転換と飛躍のド真ん中にいた1976年のEAGLES。ロックの歴史書が書かれれば、必ずや記されるであろう刹那を極上の光景で見つめられる大傑作です。「映像版THEIR GREATEST HITS」となる絢爛のショウを流出マスターの映像美で綴るマルチカメラ・プロショット。「1976年8月6日シアトル公演」のマルチカメラ・プロショット。タイムコードも入った極上の流出マスターで、その鮮度が間違いなく最高峰。すでにジョー・ウォルシュは加入していますが、バーニー・レドン時代の名曲を濃縮還元。まさに「映像版THEIR GREATEST HITS」となる濃厚ぶりで、さらに「Outlaw Man」「Midnight Flyer」「Good Day In Hell」や「Funk #49」「Turn To Stone」といったウォルシュの曲も披露。転換と飛躍のド真ん中にいた1976年のEAGLESをじっくり目撃できる大傑作です。
Live at The Kingdome, Seattle, WA, USA 6th August 1976 PRO-SHOT (90:22)
1. Take It Easy 2. Outlaw Man 3. Doolin-Dalton 4. Desperado Reprise 5. Turn To Stone 6. Seven Bridges Road 7. Lyin' Eyes 8. Take It To The Limit 9. Desperado 10. Midnight Flyer 11. Already Gone 12. One Of These Nights 13. Funk #49 14. Good Day In Hell 15. Witchy Woman 16. James Dean
Glenn Frey - Guitar, Keyboards, Vocal Don Henley - Drums, Guitar, Vocal Don Felder - Guitar, Vocal Joe Walsh - Guitar, Keyboards, Vocal Randy Meisner - Bass, Vocal PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.90min.