ローリング・ストーンズ1995年日本ツアーの定番映像である3月12日の東京ドーム。それも今や生まれ変わった「VOODOO LOUNGE IN JAPAN」としてされました。ブルーレイでもリリースされただけのことはあり画質は非の打ち所がない。これで95年東京ドームの最終決定版になるかと思いきや…映像の編集、カット割りがまるで違っていたからさあ大変。1995年に放送されたバージョンはキースの配合率が高く、それが現在のリリースでは編集し直されて均等なバランスへと生まれ変わりました。その結果、95年当時のバージョンの価値がまったく色褪せないという予想外の結果となってしまったのです。「VOODOO LOUNGE IN JAPAN」(以下、現行版と称します)とは根本的にカット割りが異なっていて、先の「キース配合率」の典型だった「You Got Me Rocking」で彼がソロを弾く場面などは、俄然95年放送版の方がグッと来る仕上がり。その点、現行版は非常に無難なカット割りに薄められてしまったように感じます。それは何もキースだけに限ったことではなく、「Start Me Up」が始まったところでおどけた仕草と表情を覗かせていたロニーも現行版からは消え去ってしまっていた。これは音源の「ミックス違い」と同じような状態であり、映像という事から違いがさらにはっきりしていて分かりやすい。むしろマニアは現行版のリリース時、その違いを見比べて楽しんでおられたことかと。さらに95年放送版ではそれぞれの曲名が表示される「ゆらゆらフォント」、いくつかの曲間で現れる番組ロゴ、そして曲間でミックが発したMCに関する字幕といった具合。おまけに「Sweet Virginia」では全編に青とフィルム風エフェクトを加えるという演出など(ちょっと時代を感じさせますが)それでしか味わえない魅力は映像の編集違い以外にも含まれていたのです。ここのところ映画「NO NUKES」やブルース・スプリングスティーン「GLORY DAYS」といったタイトルで画質最高のバージョンを提供してくれたマニアが今回は95年東京ドーム放送版の完璧画質バージョンのVHSを提供してくれたのです。そこまでだけでもマニアを驚かせるに十分ですが、今回はライブ本編が終わった後にエンディングで流された東京ドームでのコブラ・タワー設置風景の早送り映像まで収録してくれたのです。実のところエンディングの前にはストーンズのMVのいくつかが流され、例えば当時としては珍しい「Hot Stuff」などがハイクオリティで流されてマニアを喜ばせたもの。今回そのMVパートはカットしていますが、★その後にエンディングを締めくくった会場設置の映像までしっかり収録。この場面に関してはすっかり忘れてしまっていたマニアも少なくないのでは。つい最近の出来事かと思いきや、何と25年もの歳月が経過してしまった95年の日本ツアー。その当時ならではの空気感を最高の画質で蘇らせました!Live at Tokyo Dome, Tokyo, Japan 12th March 1995 PRO-SHOT(UPGRADE)★過去最高の画質です。Broadcast Date: 1st April 1995
Disc 1(69:03) 1. Introduction 2. Not Fade Away 3. Tumbling Dice 4. You Got Me Rocking 5. Live With Me 6. Rocks Off 7. Sparks Will Fly 8. Satisfaction 9. Angie 10. Sweet Virginia 11. Rock And A Hard Place 12. Love Is Strong 13. I Go Wild 14. Miss You
Disc 2(63:00) 1. Band Introductions 2. Honky Tonk Women 3. Before They Make Me Run 4. Slipping Away 5. Sympathy For The Devil 6. Monkey Man 7. Street Fighting Man 8. Start Me Up 9. It's Only Rock 'n Roll 10. Brown Sugar 11. Jumping Jack Flash
12. And More... ★ドームでの設営シーンをフィーチャーしたエンディング映像。これは意外にレア!PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.132min.