大好評を博している2021年版“NO FILTER Tour”のマルチカメラ・オーディエンスの最新作が登場。緊急の最速リリース決定です!これまで初日の『ST. LOUIS 2021: MULTICAM』、2日目の『CHARLOTTE 2021: MULTICAM』が大ヒットしているシリーズですが、第三弾の本作に収められているのは3日目「2021年10月4日ピッツバーグ公演」のオーディエンス・ショットです。前2作を体験された方ならもうピンと来ていると思いますが、このシリーズは海外マニアが制作・公開しているものので、その作り込みの完成度が圧倒的。現代はスマホ撮影が一般化して膨大な数の細切れ映像が溢れ返るようになり、それを駆使したマルチカメラ作品もお馴染みになりました。まさにデジタル技術革新の極みともいうべき作品手法なわけですが、最終的に出来を左右するのはアナログ的な努力と根性。いかに数多くの映像を集めるか、それを逐一チェックして美味しいシーンを見つけ出し、前後とのバランスや曲想に合わせて組み上げる。その労力が多ければ多いほど多彩なアングルの醍醐味が増し、集中力が高ければ高いほどセンスの良い編集に結実していく。このシリーズの凄みは、まさにこの点。「○○種類の映像を使っています」「◇◇時間費やしました」と喧伝されてはいないものの、容易に想像できるほど凄まじいアングルが使用され、パフォーマンスや曲のイメージを崩すことなく一層高めてくれるセンスが素晴らしい。1本1本、発表と同時に全世界のマニアが色めき立つのも当然な匠の傑作シリーズなのです。しかも、本作は音声もポイント。前作『CHARLOTTE 2021: MULTICAM』の際にも話題になりましたが、現行の“NO FILTER Tour”は細切れ映像は多くても、通しの名録音には恵まれていない。3公演目のピッツバーグでもフル・ライヴアルバムに足る録音は登場しておらず、本作でも1曲ごとの録音を積み重ねてフルショウを構成しているのです。ここで忘れがちなのは「1曲ごと」というところ。映像は1曲内でもコロコロとアングルが変わっていくわけですが、音声は1曲ずつ一貫している。もし「映像&音声」を丸ごと切り貼りしていたら数秒毎に音質が変わって酷く見づらいものになりますが、本作はそうはなっていない。曲間なども(可能な限り)揃えたフル・ライヴアルバムを制作し、そこに映像を当てはめているから違和感も最小で観やすい映像作品に仕上がっているのです。そんなクオリティで描かれるのは、遂に実現したピッツバーグ公演のフル体験。本稿の執筆段階では7公演目のミネアポリスまで進んでいますので、その最新情報も踏まえた上でセットを整理してみましょう。固定曲 Tumbling Dice/19th Nervous Breakdown/You Can't Always Get What You Want/Living In A Ghost Town/Start Me Up/Honky Tonk Women/Miss You/Midnight Rambler/Paint It Black/Sympathy For The Devil/Jumping Jack Flash/Gimme Shelter/(I Can't Get No) Satisfaction 日替わり曲・キース・コーナー:Before They Make Me Run/Slipping Away・その他:Street Fighting Man/Let's Spend the Night Together/Troubles a' Comin/Angie(★)※注:上記はミネアポリス公演(10/24)までのセット情報から構成。「★」印は2021年の初登場曲。……と、このようになっています。初日セントルイス→2公演目シャーロットで大きく変化しましたが、3公演目のピッツバーグはシャーロットに酷似したセット。2021年の象徴である「19th Nervous Breakdown」「Living In A Ghost Town」も愉しめますし、シャーロット公演でも話題になった「Let's Spend the Night Together」「Troubles a' Comin」「Before They Make Me Run」も揃っている。ただ1曲、リクエスト曲が「Let It Bleed」から「Angie」に変更になっています。「Angie」は2年前にも時折演奏していたので新味はありませんが、2021年では(今のところ)ピッツバーグだけの限定曲です。とにもかくにも、プロショットにも迫る編集クオリティが素晴らしい。正直なところ、現代では「マルチカメラ編集」というだけでは珍しくもないわけですが、むしろ目が肥えたからこそ完成度の違いに圧倒されるのです。初日の『ST. LOUIS 2021: MULTICAM』だけでも驚きでしたが、まさか3公演連続で制作されるとは。このまま全公演走り抜いたら凄い……そんな身勝手なワクワク感まで書き立ててくれる傑作映像。「2021年10月4日ピッツバーグ公演」のオーディエンス・ショット。海外マニアが制作したマルチカメラ編集シリーズの第三弾で、圧倒的な作り込みの完成度は健在。目の前感覚の超接写から巨大会場のスケール感を描き出す遠景、それ自体がプロショット風のスクリーン・ショット等々など、多彩なアングルが1曲内でどんどん切り替わる。ピッツバーグ公演は通し録音が発掘されていないのですが、1曲単位の音声をシームレスに接続。マニアの情熱が結実した見事な最新フル映像作品です。Live at Heinz Field, Pittsburgh, PA, USA 4th October 2021 AMZING SHOT!!!! (134:07)
1. Intro 2. Street Fighting Man 3. Let's Spend The Night Together 4. Here's To You Charlie 5. Tumbling Dice 6. 19th Nervous Breakdown 7. Trouble's A Coming 8. Angie 9. You Can't Always Get What You Want 10. Living In A Ghost Town 11. Start Me Up 12. Honky Tonk Woman
13. Band Introductions 14. Before They Make Me Run 15. Slipping Away 16. Miss You 17. Midnight Rambler 18. Paint It Black 19. Sympathy For The Devil 20. Jumping Jack Flash 21. Gimme Shelter 22. Satisfaction 23. A Last Bow Extra Bonus 24. CBS Report 25. Channel4 Report
26. Ronnie Instagram COLOUR NTSC Approx.134min.