フィル・コリン&フィリップ・ルイスを擁し、NWOBHM随一の華やかさで一時代を築いた伝説バンドGIRL。その輝く姿を目撃できる映像集が緊急入荷決定です。そんな本作に収められているのは、1980年から1992年にかけて制作された11曲+αの秘宝プロショット。本家GIRLだけでなく、ジェリー・ラフィーのソロやファミリーバンドSHEER GREEDまで網羅した決定盤です。多彩な映像が集められているのですが、その内容は大きく4つのセクションに分けられる。早速、個別にご紹介していきましょう。GIRL:最高画質プロモクリップ(2曲)まず登場するのはmデビュー作『SHEER GREED』から制作された2曲のビデオクリップ「Hollywood Tease」「Do You Love Me?」です。ここで驚くのは、その美しさ。動画サイトの普及などにより古いクリップも高画質で観られるようになりましたが、本作のクオリティはまさに最高峰。どこよりも美しい画面でフィリップ・ルイスやフィル・コリン、ジェリー・ラフィーの若々しい姿が楽しめるのです。この美しさには、もしかしたら理由があるかも知れません。と言うのも、GIRLはオフィシャル・ブートの多いバンドとしても知られ、本作もジェリー秘蔵のマスターから制作されている……という噂がある。輸入タイトルだけに確実なところは分からないのですが、それも頷けるクオリティなのです。なお、アートワーク表記と実際の曲順がグチャグチャな盤も一部で出回っているようですが、本作はキッチリ合っています。GIRL:ライヴ・パフォーマンス(6曲)続いて登場するのは、本作の要とも言えるライヴ・パフォーマンス映像。これまた詳細は不明ですが、スタジオ・ライヴ5曲と西ドイツの名物番組“POP ROCK”に出演した際の「Hollywood Tease」の計6曲です。こちらのクオリティは2?3回ダビングを経たような感じでマスター・クオリティだった冒頭のクリップには比べられませんが、やはり最高峰には違いない。ジェネよりもマスターの保存状態が良好のようで、白線ノイズや歪みが発生しないのが嬉しい。本物のコンサート映像ではないマイム演奏ではあるものの、若々しくアグレッシヴなパフォーマンスはキレッキレで、カメラを意識したフィリップの流し目も放送ならでは。なぜ、彼らがIRON MAIDENやDEF LEPPARDよりも先に日本人気に火が付いたのか。その理由を百の言葉より雄弁にも物語ってくれる傑作映像です。ジェリー・ラフィー:ソロ/SHEER GREEDのプロモクリップ(3曲)DEF LEPPARD加入のためにフィル・コリンが去ったGIRLは、後任ギタリストを迎えるものの間もなく解散。フィリップ・ルイスはNEW TORPEDOSやTORMEを渡り歩き、1987年にL.A. GUNS結成へとたどり着きます。そして、残されたジェリーはTHE LONDON COWBOYSを経てソロに転向。1990年に1stアルバム『MONEY & THE MAGIC』をリリースします。ここでシンガーとしても開花したジェリーは、兄サイモン・ラフィーやピート・バーナクルといったGIRL時代の盟友を迎えて新バンドSHEER GREEDを結成。1992年に『SUBLIME TO THE RIDICULOUS』でデビューします。3つめのセクションで観られるのは、こうした時代のクリップ3曲。ソロ・デビュー作から制作された「Money & The Magic」「Mandy」と、SHEER GREEDの「No Way Out」です。このセクションのクオリティは再び超・極上。それこそ「完全オフィシャル級」の映像美で熱く弾き、歌うジェリーの勇姿がたっぷり観られます。おまけ:1982年のインタビュー映像(約23分)11曲に及ぶプロショット映像の後には、おまけの秘蔵映像。詳細は分かりませんが、解散迫る1982年10月に香港で撮影されたインタビュー映像です。これがまた、面白い雰囲気。ホテルの一室と思しき場所にメンバーや関係者がにぎにぎしく詰め込まれており、撮影用の照明も立てられている。側らではマナージャーか編集者かといった感じの女性がメンバーそっちのけで打ち合わせしており、カメラマンはセッティングに余念がない。話の内容が詳しく聴き取れるようなタイプでもないのですが、「あー、雑誌取材ってこんな感じなんだろうな」と肌感覚で立ち会える貴重映像なのです。11曲に及ぶ秘蔵プロショットと、バンド活動の裏舞台を感じられるインタビュー現場。クオリティ面でも内容面でも、関係者流出だからこその映像が楽しめる1枚です。GIRLは曲の良さもさることながら、その美しさも話題になったバンド。だからこそ目で観ることが殊更重要なのです。その乾きを癒してくれる秘匿の1枚。1980年から1992年にかけて制作された11曲+αの秘宝プロショット集。本家GIRLは「プロモ2曲+スタジオ・ライヴ6曲」、ジェリー・ラフィーのソロは「プロモ2曲」、ファミリーバンドSHEER GREEDも「プロモ1曲」を集成。さらにGIRL解散間際だった1982年のインタビュー映像も収録されています。関係者流出マスターと言われ、特に5曲分のプロモは超極上。輝く姿も人気だった若きGIRLの勇姿をじっくり楽しめる1枚です。(58:26)
GIRL 01. Hollywood Tease (Promo Video) 02. Do You Love Me (Promo Video) 03. Take Me Dancing (Studio Live) 04. You Really Got Me (Studio Live) 05. My Number (Studio Live) 06. Sweet Kids (Studio Live) 07. Doctor Doctor (Studio Live) 08. Hollywood Tease (German TV, Pop Rock)
GERRY LAFFY 09. Money & The Magic 10. Mandy SHEER GREED 11. No Way Out Gerry Laffy - lead vocals, guitar Neil Gabbitas - guitar Simon Laffy - bass Pete Barnacle - drums Bonus Track 12. GIRL Interview 1982 (Hong Kong) Behind the scenes of the last ever Girl interview as filmed by Russell
Mercury in Hong Kong 23rd October 1982 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.58min.