大名盤『ALIVE!』で運命を変えようとしていた1975年のKISS。その姿を目撃できる極上婦ショットが衝撃の発掘です!そんな本作に収められているのは2つの新発掘マスター。「1975年5月16日デトロイト公演」と「11月30日ラーゴ公演」のマルチカメラ・プロショットをカップリングした2枚組です。1975年と言えば、3つのツアー“HOTTER THAN HELL Tour”/“DRESSED TO KILL Tour”/“ALIVE! Tour”が混在する時期でもありました。まずは、そんな当時のスケジュールを振り返り、ショウのポジションを確認してみましょう。“HOTTER THAN HELL Tour”・1月7日ー2月22日(14公演)“DRESSED TO KILL Tour”・3月19日ー5月15日(32公演)・5月16日:デトロイト(ALIVE!収録日)←★本作DISC 1・5月17日ー6月20日(18公演)・6月21日:クリーヴランド(ALIVE!収録日)・6月22日ー7月5日(7公演)・7月20日:ダベンポート(ALIVE!収録日)・7月23日:ワイルドウッド(ALIVE!収録日)・8月2日ー8月28日(13公演)“ALIVE! Tour”・9月10日ー11月29日(35公演)・11月30日:ラーゴ公演 ←★本作DISC 2★・12月2日ー31日(14公演)これが1975年のKISS。本作収録の2公演はツアーそのものが異なり、デトロイト公演(DISC 1)は“DRESSED TO KILL Tour”の33公演目、ラーゴ公演(DISC 2)は“ALIVE! Tour”の36公演目にあたるコンサートでした。それでは、それぞれ個別にご紹介していきましょう。【DISC 1:ALIVE!が録音された当日プロショット】DISC 1に収められているのが「5月16日デトロイト公演」のマルチカメラ・プロショット。極々最近になって公開され、今まさに世界中のコレクターを震撼させている映像です。6曲・約33分と短めではあるものの、重要なのはショウそのもの。上記をご覧の通り、『ALIVE!』が録音された、まさにその現場をプロショットで観られるのです。しかも、そのクオリティが極上。70年代だけに質感がフィルム撮影なのは当然ですが、そこからビデオにダビングされた形跡が(まるで)ない。そしてよほどフィルム管理がよかったのかゴミやホコリ跡もなく、極めて艶やかで瑞々しい映像美なのです。もちろん、その内容は「目で観るALIVE!」そのもの。これまでも70年代の映像をご紹介する度に使ってきたキャッチフレーズですが、本作はまさしく当日。あのジャケットが動いて歌って火を噴くプロショットなのです。【DISC 2:定番プロショットが約80分に超拡大】変わってのDISC 2は、「11月30日ラーゴ公演」のマルチカメラ・プロショットで、やはり最近公開されて衝撃を呼んでいる新発掘マスターです。こちらは従来から有名な有名な映像なのですが、定番だったのは3曲「Cold Gin」「Rock And Roll All Nite」「Let Me Go, Rock And Roll」だけ。ところが、今回発掘されたのは約80分に及ぶフルセット版なのです。その凄味を実感していただく為にも、ここでフルセットを整理しておきましょう。KISS(7曲)・Deuce(★)/Strutter/Firehouse(★)/Nothin' To Lose/100,000 Years/Black Diamond(★)/Cold Gin その他(6曲)・HOTTER THAN HELL:Hotter than Hell/Let Me Go, Rock And Roll(★)・DRESSED TO KILL:C'mon And Love Me(★)/She/Ladies In Waiting/Rock And Roll All Nite(★)※注:「★」印は「1975年デトロイト映像(DISC 1)」でも観られる曲。……と、このようになっています。“ALIVE! Tour”のフル映像と言えば、公式『KISSOLOGY VOLUME ONE』に収録された「1976年デトロイト映像」が有名ですが、そこでは観られない「Ladies In Waiting」まで楽しめるのです。そして、こちらのクオリティも超極上。こちらはビデオ・マスターと思われますが、やはり鮮度は抜群。冒頭のロゴ画面で音声が少々乱れるものの、それ以外に劣化らしい劣化が見当たりません。時代がかったアニメーション加工も施されていますが、それさえも美麗でエッジも鮮やかに描かれるのです。『ALIVE!』録音の当日プロショットに、『ALIVE!』と同サイズのフル・プロショット。「目で観る大名盤」を地で行く衝撃映像が超極上クオリティで新発掘です。2022年に生きるKISSアーミーなら、コレを観ずに何を見る?! 素通りは犯罪レベルの決定的2枚組。凄すぎて声が出ない程の一枚。「1975年5月16日デトロイト公演」と「11月30日ラーゴ公演」のマルチカメラ・プロショット。デトロイト映像(DISC 1)は約33分ながら『ALIVE!』の録音当日に撮影されたプロショットで、ラーゴ映像(DISC 2)は従来3曲だった定番プロショットの約80分に拡大された完全版。どちらも極上レベルの新発掘マスターで、「目で観る大名盤」を地で行く衝撃の絶対映像です。Cobo Hall, Detroit, MI, USA 16th May 1975 PRO-SHOT Capital Centre, Largo, MD, USA 30th November 1975 PRO-SHOT Disc 1(32:57) Cobo Hall, Detroit, MI, USA 16th May 1975 1. Intro 2. Let Me Go, Rock 'n' Roll 3. C'mon And Love Me 4. Firehouse 5. Deuce 6. Rock And Roll All Nite 7. Black Diamon Disc 2(79:58) Capital Centre, Largo, MD, USA 30th November 1975 1. Intro 2. Deuce 3. Strutter
4. C'mon And Love Me 5. Hotter Than Hell 6. Firehouse 7. She 8. Ace Guitar Solo 9. Ladies In Waiting 10. Nothin' To Lose 11. Bass Solo 12. 100,000 Years 13. Drum Solo 14. Black Diamond 15. Cold Gin 16. Rock And Roll All Nite 17. Let Me Go, Rock 'n' Roll PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.113min.(Total)