ついに完遂された60周年ツアー“Sixty”。しかし、ツアーを併走してきたマルチカメラ映像シリーズはまだまだ続きます! 最新レポートでもある傑作映像2本が同時リリース決定です。本作は、2本同時リリースの第二弾。「2022年7月31日ストックホルム公演」のオーディエンス・ショットです。ツアーはすでに終了しているものの、その記録はまだこれから。特にマルチカメラ編集には時間がかかるため、ツアーを追いかけるようにして発表されています。今週は2作同時リリースでもありますので、いつも通りにツアー日程でコレクション整理をしておきましょう。・6月1日『MADRID 2022: MULTICAM』・6月5日『MUNICH 2022: MULTICAM』・6月9日『LIVERPOOL 2022: MULTICAM』 《ミックの新型コロナ感染》・6月21日『MILAN 2022: MULTICAM』・6月25日『HYDE PARK 2022 MULTICAM NEW EDITIONM』・7月3日『HYDE PARK 2022 MULTICAM NEW EDITIONM』・7月7日『AMSTERDAM 2022 MULTICAM』
・7月11日『BRUSSELS 2022: MULTICAM』・7月15日『VIENNA 2022: MULTICAM』・7月19日『LYON 2022: MULTICAM』・7月23日『PARIS 2022 MULTICAM』・7月27日『GELSENKIRCHEN 2022 MULTICAM』・7月31日:ストックホルム公演 ←★本作★・8月3日:ベルリン公演 ※注:各日ともマルチカメラ映像の代表作のみ。以上、全14公演。さすがに最終ベルリン公演の映像はまだ登場していないようですが、その1つ前までは出てきたわけです。ストーンズのツアーはマルチカメラ作品の最先端として知られていますが、その進化は制作スピードにも表れているようです。もちろん「早かろう悪かろう」では進化ではない。これだけ素早いにも関わらず、本作はクオリティまで素晴らしいのです。その要となっているのは素材。タイプからすると本作は「通し録音+スイッチング」であり、いわゆるプロショット形式。1曲内でもアングルが変わるタイプです。しかし、よくよく見てみると実はそれほどスイッチングが多くはない。極上視点を長めに見せる感じなのです。ところが、その極上視点のレベルがえらく高い。特に凄いのはステージ直下の間近視点。単に近いだけでなく、画面に他の観客が映らないのでほとんどプロショットに見える。しかも、間近だけに左右に視点をズラすだけでステージの端、ド真ん中、花道……と光景がガラッと変わり、ド真ん中のメンバーも次々と変化する。そこに巨大スクリーンの映像まで混ざるのですから1カメだけでもマルチカメラのように多彩な見応えなのです。あまりに素晴らしい映像なのでまるで1カメのような解説になってしまいましたが、もちろん曲によっては、さらに多彩な別アングルもバリバリ入ってくる。つい数日前に行われたショウとは思えない完成度。まさに「最先端」を感じさせる1本なのです。そんな最新型マルチカメラで描かれるのは、ラスト・スパートに入った最終盤のフルショウ。ここでその内容も整理しておきましょう。固定曲(10曲)・Tumbling Dice/You Can't Always Get What You Want/Honky Tonk Women/Miss You/Midnight Rambler/Paint It Black/Start Me Up/Jumping Jack Flash/Sympathy For The Devil/(I Can't Get No) Satisfaction 日替わり曲(9曲)・準固定:Street Fighting Man/Out Of Time/Living In A Ghost Town/Gimme Shelter・その他:Let's Spend the Night Together/Out of Control(*)/Angie/You Got the Silver(★)/Connection(★)※注:「*」印はツアー初登場となる曲。「★」印はキース・コーナー。……と、このようになっています。1つ前のゲルゼンキルヒェン公演は1曲少なかったので息切れかとも思いましたが、ストックホルムでは再び全19曲のフルセットが復活。さらにツアー初登場の「Out Of Control」まで披露してくれました。何しろ、“Sixty”は折り返しを過ぎたウィーン公演からずっと新しいレパートリーが出なくなっていましたので、この復活感は大きい。すでにご存知の方も多いと思いますが、この勢いが最終ベルリン公演の「2曲初登場」へと繋がったのかも知れません。現場でのツアーが終了し、併走してきたマルチカメラ映像シリーズも佳境に入りました。残るはベルリン1公演のみ。そんなゴール間際だからこその濃縮された熱気が吹き出す映像傑作。60周年ツアーの13公演目をフル体験できるオーディエンス映像がリリース。ステージ直下の間近アングルも多用されたマルチカメラ編集で、再び勢いを増してきたツアー最終盤のフルショウを楽しめます。Friends Arena, Stockholm, Sweden 31st July 2022 AMAZING SHOT!!! (136:58) 1. Intro/Charlie Watts Tribute 2. Street Fighting Man 3. Let's Spend The Night Together 4. Tumbling Dice 5. Out of Time 6. Out Of Control ★ツアー初 7. Angie
8. You Can't Always Get What You Want 9. Living in a Ghost Town 10. Honky Tonk Women 11. Band introductions 12. You Got The Silver 13. Connection 14. Miss You 15. Midnight Rambler 16. Paint It Black 17. Start Me Up 18. Gimme Shelter 19. Jumping Jack Flash 20. Sympathy for the Devil
21. Satisfaction COLOUR NTSC Approx.137min.