昨年からアナウンスされていた2022年のデュオ再始動からのライブ活動が大好評のロバート・プラント&アリソン・クラウス。そんな二人の最新ライブ映像はこれまた久しぶりに実現の運びとなったイギリスの名物イベント「GLASTONBURY FESTIVAL 2022」の完璧クオリティなプロショット映像が大好評発売中。それから三週間後、デュオが今度はシュツットガルトで毎年行われている「JAZZOPEN」フェスティバルに出演。その名の通りジャズのサマーイベントな訳ですが、他にもヴァン・モリソンやスティングなどジャズ寄りなアーティストが出演していました。ここでのステージも放送されたおかげで素晴らしい画質の最新プロショット映像が出現。グラストンベリーから一か月も経たない内に新たなライブ映像が放送されたことからも現在の二人のステージの注目度が伺えます。それだけではありません。そのライブの雰囲気は熱狂のロックフェスであったグラストンベリーとまったく違う。ジャズのイベントであるからして当然と言えば当然。そうなれば大会場に押し寄せるオーディエンスの層も全く異なる訳で、ここではじっくり演奏を聞き入る人たちが大挙集まったという印象。何が素晴らしいかって、そうした雰囲気の中で客席の様子がイイ感じに映し出されているところ。ここが音楽好きの集まるヨーロッパのイベントらしいところですが、ZEPクラシック「Rock And Roll」などより他のレパートリーで一緒に口ずさむオーディエンスの多いこと。ですから同曲に続いて演奏されるペイジ・プラントの「Please Read The Letter」でも口ずさむ観客の姿が映し出されるのは感動的ですらある。こうなるとデュオも楽しげなグラストンベリーから打って変わってじっくりと歌や演奏を聞かせようとステージに挑んでい感じで、その様子もはっきり捉えられています。おまけにデュオはイベントこの日のトリを飾ったということで持ち時間がグラストンベリーよりも長い。その結果ステージで披露されたレパートリーがその時よりも3曲も多いときた。それらのいくつかはエヴァリー・ブラザース絡みのカバーで、本編では「Leave My Woman Alone」が登場。さらにアンコールでは彼らの「Stick With Me Baby」もカバー。これらの演奏においては、ギタリストのJD・マクファーソンが随所で素晴らしいプレイを披露しているのも見どころ。そしてライブを締めくくったのはデュオのファーストアルバムからルシンダ・ウィリアムスのカバー「Can’t Let Go」。もちろん、先に触れた「Boogie With Stu」風アレンジ(笑)とでも呼びたくなる「Rock And Roll」も炸裂。何よりライブの雰囲気がグラストンベリーとはまるで違うので、これが数週間以内におこなわれたライブとは信じがたいほど。言うなれば「動」のグラストンベリーに対して「静」の「JAZZOPEN」。その違いを是非とも最高画質にて見比べてください!Schlossplatz, Stuttgart, Germany 16th July 2022 PRO-SHOT (79:31) 1. Introduction 2. Rich Woman (Li'l Millet and His Creoles cover) 3. Quattro (World Drifts In) (Calexico cover) 4. Fortune Teller (Benny Spellman cover) 5. Rock And Roll (Led Zeppelin cover) 6. Please Read The Letter (Jimmy Page & Robert Plant cover) 7. High And Lonesome 8. You Led Me To The Wrong (Ola Belle Reed cover) 9. Trouble With My Lover (Allen Toussaint and Leo Nocentelli cover) 10. Go Your Way (Bert Jansch cover)
11. Leave My Woman Alone (Ray Charles cover) 12. Member Introductions 13. When The Levee Breaks (Memphis Minnie & Kansas Joe McCoy cover) 14. Gone, Gone, Gone (The Everly Brothers cover) 15. Stick With Me Baby (The Everly Brothers cover) 16. Can't Let Go (Lucinda Williams cover)
Robert Plant - vocals Alison Krauss - fiddle, vocals Jay Bellerose - drums Dennis Crouch - stand-up bass Viktor Krauss - keyboards, guitar JD McPherson - guitar Stuart Duncan - fiddle, mandolin, guitar PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.80min.