商品説明
エリック・クラプトンが主催し、豪華な出演陣と深い敬愛の情が胸を打ったジェフ・ベック追悼公演。その初日公演をマルチカメラで体験できる衝撃の映像作が登場です。そんな本作に収められているのは、もちろん「2023年5月22日ロイヤル・アルバート・ホール公演」。そのオーディエンス・ショットです。この歴史的イベントは2日間行われたわけですが、2日目は早くから通し撮影の極上映像が登場した一方、初日は曲単位の映像ばかり。映像作(2枚組DVDの速報作)や(4枚組セットの一部)にしても、そうした1曲単位の映像を並べたものでした。もちろん、そうした映像でも当日の様子を知ることはできたのですが、音楽作品としての完成度は望めかった。本作は、そんな乾きを癒す決定版。海外マニアが制作したマルチカメラ編集の大傑作なのです。実際、その完成度には目を見張る。1曲内でもアングルを切り替えていくタイプではありますが、ポイントは「通し音声」と「スクリーン・ショット」、それに「上品なスイッチング」。まず最重要なのが「通し音声」であること。もちろん、カメラの切り替えと共に音声もブツ切りで変わっていく方が制作する上では簡易なわけですが、それでは音楽作品としての完成度は感じられない。アングルがどれほど切り替わっても音声がビシッと通っていることでプロショット的な作品感が生まれるのです。そんな本作の「プロショット感」を決定的に高めているのが大量に採用されたスクリーン・ショット。現場のスクリーンには遠方席の観客にも見やすいようにミュージシャン達の表情や手元のプロショット映像が映し出されるわけですが、本作はその映像を可能な限り採用している。もちろん、現場でも全曲・全編でスクリーンが使われているわけではありませんが、スクリーン映像のシーンでは本物のマルチカメラ・プロショットと区別が付かない映像美です。そして、スクリーン映像以外の直写映像もセンス抜群。マルチカメラ編集が流行りだした頃はいかに多くの素材を集めるか、どれほど多彩なアングルを盛り込めるかを競うような作品が多かったのですが、それらは努力は買うもののやや自己満足的でもありました。その点、本作にはそうした素人臭さがない。曲毎にアングル数は違うものの、どれも見応え重視で無意味に切り替えまくったりしない。シンプルな構成の曲では良いアングルをじっくり長めに味わわせ、ゲストが重要な曲では多彩なアングルをふんだんに使って表情ドアップやアイコンタクトをたっぷり。あくまでも内容に則したメリハリが素晴らしいのです。直写映像とスクリーン・ショットを匠に組み合わせ、まさしく「まるでマルチカメラ・プロショット」と呼ぶしかない本作。その匠の編集技で描かれた歴史的なステージは、感動に気品まで上乗せされている。本稿に目を留められた方ならショウ内容はご存知とは思いますが、すでに2ヶ月以上が経っていますので、簡単に振り返っておきましょう。第一部:クラプトン&ブラムホールII(8曲)・参加ゲスト:デレク・トラックス/スーザン・テデスキ/ロン・ウッド ショウは三部構成になっており、第一部は主催エリック・クラプトンによる8曲。レギュラー・バンドをバックにお馴染みのドイル・ブラムホールIIも全面参加。この基本編成で冒頭4曲を演奏し、そこにデレク・トラックスも加わってさらに4曲を披露。デレク参加後はさらにゲストも増えていき、奥方スーザンやロン・ウッドも登場します。第二部:ベック・バンド&ゲスト(9曲)・参加ゲスト:オリヴィア・セイフ&ロバート・ランドロフ/ジョニー・デップ&ビリー・ギボンズ/カーク・ハメット/イメルダ・メイ/ロン・ウッド/デレク・トラックス/ジョン・マクラフリン 第二部は生前最後のJEFF BECK GROUP(ロンダ・スミス/アニカ・ニルス/ロバート・スティーヴンソン)を基軸にしたセクション。オリヴィア・セイフ&ロバート・ランドロフによる「Elegy For Dunkirk」でスタートし、その後ジョニー・デップ&ビリー・ギボンズが登場。この2人を軸にしてカーク・ハメットなど、様々なスター達が入れ替わり登場します。 第三部:クラプトン&ゲスト(9曲)・参加ゲスト:ロバート・ランドロフ/ジョス・ストーン/ゲイリー・クラークJr./ロッド・スチュワート/ロン・ウッド 最後の第三部は再びエリック・クラプトンと彼のバンドが主軸。ゲストはさらに豪華になり、再登場のロバート・ランドロフ(2曲)、ロン・ウッド(2曲)の他、ゲイリー・クラークJr.とロッド・スチュワートが4曲ずつ参加しています。ハイライトは何と言ってもロッドでしょう。クラプトンやロンをバックに『TRUTH』の「Rock My Plimsoul (Rock Me Baby)」「I Ain't Superstitious」や80年代の「Infatuation」「People Get Ready」など、ジェフ縁のレパートリーを歌ってくれるのです。まさに「作品」。数々のゲスト陣とクラプトンが交わすアイコンタクトも、ステージ上の談笑も、そして感情の発露を音に変える指先も。すべてが鮮やかで美しく、3時間のフルショウを貫いている。歴史的なステージを最高のカタチで後世に残そうとしたマニアの情熱と志が無言のクオリティから透ける映像傑作です。たっぷりと時間を掛けたからこそ生まれ得た決定版「2023年5月22日ロイヤル・アルバート・ホール公演(初日)」の超絶級オーディエンス・ショット。海外マニアが制作したマルチカメラ編集版で、極上サウンドの音声とスクリーン・ショットを多用した画面は「まるでプロショット」を時で行く凄まじさ。スクリーン映像がないパートも極上オーディエンス映像を駆使したマルチカメラ仕様で3時間に及ぶフルショウを貫いている。歴史的なジェフ・ベック追悼公演を最高のカタチで後世に伝える超・映像傑作です。Live at Royal Albert Hall, London, UK 22nd May 2023 AMAZING SHOT!!!!!!!!!!!!!! Disc 1(88:10) 1. Blue Rainbow 2. Rumble 3. Shapes Of Things 4. Heart Full Of Soul 5. Wee Wee Baby 6. Little Brown Bird 7. Done Somebody Wrong 8. The Sky Is Crying 9. Beck's Bolero 10. In Memory Of Jeff Beck 11. Elegy For Dunkirk 12. Isolation 13. Remember (Walkin' In The Sand) 14. Goodbye Porkpie Hat 15. You Know You Know Disc 2(91:39) 1. Stratus 2. Rough Boy 3. Rice Pudding 4. Train Kept A Rollin’ 5. Freeway Jam 6. I Put A Spell On You 7. Cause We’ve Ended As Lovers 8. Let Me Love You 9. Infatuation 10. Rock My Plimsoul (Rock Me Baby) 11. I Ain’t Superstitious 12. People Get Ready 13. Going Down 14. Moon River COLOUR NTSC Approx.180min. Eric Clapton - lead vocals & guitar Doyle Bramhall II - guitar & backing vocals Nathan East - bass & backing vocals Chris Stainton - keyboards Sonny Emory - drums Jeff Beck Band: Rhonda Smith - bass Anika Nilles - drums Robert Stevenson - keyboards Guests (in order of appearence): Derek Trucks - guitar Susan Tedeschi - guitar Ronnie Wood - guitar Olivia Safe - vocals Robert Randolph - pedal steel guitar Johnny Depp - guitar Kirk Hammett - guitar Billy Gibbons - guitar Imelda May - vocals John McLaughlin - guitar Joss Stone - vocals Gary Clark Jr. - guitar Rod Stewart - vocals