超ハイテク・フージョン・バンドTRIBAL TECHのメンバーでありジャズやフュージョン界のトップギタリスト、スコットヘンダーソン。前半は、2003年のドイツでの3人編成のライヴで、かなりロックしています。メロディックでかつ複雑なコード進行を「縫うように」進むフレーズは見事です。後半はゲイリー・ウィリスとの2人が中心になって構成するバカテク・フュージョン集団トライバルテックによる痛快なイスラエルでのライヴでゲイリーのフレットレス・ベース、カークの重量級ドラムも見ものです。サウンド的にはAllan Holdsworth風のレガート奏法による滑らかなドライブサウンドを特徴としもっと明るくて抜けが良く、艶ががある感じの音である。収録時間は70分です。