70年代、アメリカでは音の錬金術師とも呼ばれた、スティーリー・ダンの歩みが網羅されたDVD、待望のリリースです。言わずと知れた、ドナルド・フェイゲン、ウォルター・ベッカーのコンビによるダンのスタートは1972年。その結成当時の貴重な映像がDVDの冒頭を飾っています。スタジオにて"リーリン・イヤーズ""ドゥ・イット・アゲイン"等をこのメンバーが演奏しているのには正直、驚きも有りました。特にベッカーがベースを弾いている姿とフェイゲンの顔かたちがあまりにも変わっていない事にはビックリ。Jeff Baxter, Denny Dias, Jim Hodder, DavidPalmer このメンバーでツアーには出たものの僅か27箇所のみでフェイゲン不調の為中断、直後バクスターがドゥービーズに引っ張られた為、ライブ活動は実質休止、75年から92年まで実に一本もライブを行なわなかったという、信じられないバンドでもあります。従ってその間の映像は残念ながら拝めません。続く"New York Rock & Soul Revue"は、ドナルドフェイゲン提唱のライブ。後にダンの録音に参加したマイケル・マクドナルドや御大ボズ・スキャッグス、当時新進気鋭のフィービー・スノウ(貫禄はありますが)が参加。ロック・ソウルのスタンダードを熱演。さらには93年のダン・ワールドツアーの模様を網羅したテレビスペシャル等盛り沢山に活動のその後を紹介。あくまでも録音にこだわり、そして数々の名盤を残したダンの知られざる一面が今・明らかに...メニュー画面・チャプターつき