92年のブルーノート東京での映像で、チック・コリア・アコースティック・バンドとしては唯一のヴィニー・カリウタをドラマーに迎えたレコーディングということになります。今まではデイブ・ウェックルが叩いていましたが、ドラマーが変わることによって全体の印象が変わっています。スティングなどのポップス色の強いセッション・ワークで知られるヴィニーが叩くことによってウェックルよりも大きくうねるようなノリがでているように思います。チックのピアノもリズムセクションに刺激されるように絶好調のプレイを聞かせてくれ、1曲目の「Humpty Dumpty」から全開です。メニューチャプター付きのプロフェショナル仕様で収録時間は55分となります。