グラミー賞のベスト・ポップ・インスト・アルバム賞に輝いた名作『No Substitutions -Live In Osaka』から約15年。2大ギター・ヒーロー、ラリー・カールトンとスティーヴ・ルカサーの黄金コンビの再来日となった、2015年ジャパン・ツアーより、2月2日東京公演の模様を、TV放送用マスターからのプロショット映像にて収録。東京公演は昼夜2公演となっており、他の都市でのライブよりも、コンパクトなセットリストながら、その2公演からベスト・プレイをセレクトしたもので、まず今回のメンバーはキーボードがジェフ・バブコ、ベースにラリーの息子トラヴィス・カールトン、そしてドラムにキース・カーロックという若き俊英たち。そしてこの日のステージは、このラリー&ルークのジョイントでは定番化しているジェフ・ベックのカヴァー”The Pump”でスタート。エンディングにスティーリー・ダンの”Josie”のフレーズもはさみつつ、2曲目はマイルスの”Tutu”で、これには観客もびっくりで、ラリーのMCに拠れば、ルークの提案だそうで、このあたりに再共演の意義がありそう。さらにクリーム・ヴァージョンの”Crossroad”アンコールではTOTOがレパートリーにしていた”While My Guitar Gently Weeps”とボーカル・ナンバーでエンド。なお、ラリーをリスペクトし、普段よりも抑えたプレイでステージに臨むルークは、それでも時折アーミングを駆使して爆音を発し、それに呼応してラリーもいつになくアグレッシヴなフレーズを繰り出すあたりが面白いところ。 さらにボーナスとして映像は日本公演の前後となる、シンガポールと香港公演からもオーディエンス映像で追加した、トータル94分。 01.Trailer/02.The Pump/03.Tutu/04.Lily's Of The Nile/05.Crossroads/06.(It Was) Only Yesterday/07.Ben E Wah/08.While My Guitar Gently Weeps/09.Interview [at Blue Note Tokyo, Tokyo, Japan February 2nd 2015] 10.While My Guitar Gently Weeps [at University Cultural Centre Hall, Singapore, January 21th 2015] 11.The Pump [at A.C. Hall, Hong Kong February 5th 2015] MEMBER : Larry Carlton(g) Steve Lukather(g) Jeff Babko(key) Travis Carlton(b) Keith Carlock(ds)